干支の亥で考えた。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

干支の亥で考えた。

今年は干支の制作が遅れて、販売用にお出しすることがほとんどできませんでした。「商機を逃した」と見るのが一般的な向きかも知れませんが、このことで「どうして干支を作りはじめたのか」という基本を思い出す機会にもなりました。

花祭窯の干支作品は、佐賀の花祭で創業して以来、お世話になったご近所の方々への感謝に配って回ったのがそもそものスタートでした。そのためだけに作っていたので、つくる数も必要な数だけ。値付けもしていませんでした。

最初は干支の盃でスタート。十二年経って干支を一周した後、干支の箸置きになり、次第に箸置きにも使える置きものになり、今年のイノシシに至っては完全に置きものになりました。

「売ってほしい」というご要望を受けて、販売もするようになったのはいつ頃からだったでしょうか。それにしても、毎年末から新年のはじめごろに作ったら、あとはリピートでは作らず「その年だけのもの」としています。

年末から年始にかけて、家族で干支をもってご近所にご挨拶に回るのが、花祭窯=藤吉家の決まりです。喜んでいただけているのかどうか、実際のところはわかりません。でも、年に一度、吉祥のものをお届けすることが、うちにできるわずかなことなので続けています。

今日は春節。イノシシ、旧正月に間に合ったので良しとしましょう(^^)

波折神社の豆まき。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

波折神社の豆まき。

毎年恒例、地元波折神社の豆まきに、今年も参加してまいりました。心配されたお天気も、豆まきのあいだは雨降らず(^^)

もともと豆まきに並々ならぬ意欲を持つ我が藤吉家(笑)。ここ津屋崎に移住してきてからというもの、毎年神社での豆まきに参加できるのが嬉しくてたまりません。

写真は豆まき前、年男・年女の皆さんが神社内でお祓いを受けている時間帯。この段階では境内に集まっている人はそれほど多くありませんが、もう少し時間が経ってくると、わらわらと人が増えてきます。

参加者は皆地元の人たちですので顔見知りばかり。赤ちゃんからお年寄りまで、文字通り老若男女が楽しめる神事です。

甘酒満喫中。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

甘酒満喫中。

気温が下がってくると、体が温まる飲み物が欲しくなります。そんな私の毎冬の愉しみは、甘酒。

毎シーズン、ご近所の豊村酒造さんで酒粕が売りに出されるのを、今か今かと待ちわび、「出た」と聞けばダッシュで調達に(笑)歩いても2~3分かからない距離で酒粕がゲットできるのですから贅沢です。

そもそもお米なので、けっこうお腹がふくれて、飲み物というよりは、いいおやつ。それにお酒からできる甘酒なので、より体が温まるような気がします。車を運転する予定があるときには飲めませんが。

シーズン中は酒粕が冷蔵庫に常備されている我が家。寒い日や、ちょっと小腹が空いたときに「あ、甘酒!」でサッとつくれるありがたさ。

書道部2019年1月。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部2019年1月。

1月2日に書き初めをしたばかりですが。今年も書道部続きます!写真は、お察しの通り亥年にちなんでの「猪突猛進」。半紙を四つに折って2行で書くと、上二つの文字が「猪」と「猛」。なんとも勇ましい感じになりました(笑)

書道のお稽古をしていてつくづく面白いのは「今日は集中力が無いなぁ」など、自分の状態が、体の状態も心の状態も、とてもよく現れることです。1、2回書いて「これで良し!」と納得できるときもあれば、何枚書いてもどうにもならないときもあり。

今回はなかなか思うように書けず、途中何度か筆を放り出しそうになりました。でも、習いにいらっしゃった方が目の前で黙々と書き続ける姿をみて、わたしももうちょっと書いてみようかな、と。で、なんとかここまで書いて、終了。

なにごとも一人でやろうとするより、一緒にする人がいる方が長続きするのだということを、思いがけず自ら体感した2019年のスタートの書道部でした。

2019初釜茶会でした。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

日曜日は茶道南方流の初釜茶会でした。

写真は初釜恒例、お年始にいただく色紙。今年は論語から「吾道一以貫之(我が道は一以ってこれを貫く)」の文字でした。

我が家では日めくりの論語カレンダーでおなじみのことばであり、名言尽くしの論語のなかでも好きな言葉のひとつでしたので、思わず喜びの声をあげてしまいました。

入門している南方流の初釜は、和尚さまが各席でお点前をしてくださる貴重な機会です。わたしはお稽古で直接ご指導いただくことがほとんどないので、和尚様の所作を間近に拝見できるこの時間は、毎年とても楽しみなのです。

静かながらめりはりのある動きと所作の美しさに思わずため息が出ました。こんなふうにふるまうことができたらと憧れますが、それもまたすべては自分の修業次第ですね。果たしてあと何十年かかることか、あるいは永遠にたどり着けない到達点かも知れません。

さて「吾道一以貫之」。亥年にちなみ、「猪突猛進」のことわざに見る一つのことに突き進むイノシシの姿。 あなたにとっての今年の「一」は果たして何でしょうか。

陶片拾い。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

陶片拾い。

このところ「津屋崎陶片ミュージアム」の記事を更新することができていませんが、相変わらずダンナ・藤吉憲典はせっせと陶片を拾ってきます(笑)

昨日は久しぶりに「丸っと一日陶片拾い」を楽しみました。先日、佐賀県立美術館・博物館での「博物館教育」研修会でお世話になった、日本での美術館教育の第一人者・齋正弘先生が遊びにいらしての、陶片拾い。

陶片拾い初体験の齋先生、福間海岸の端っこから津屋崎海岸の端っこまで、ひたすら下を向いての砂浜歩きです。あいにく(陶片探しにとっては、あいにく)ここ数日は風がそれほど強くなかったので、あまり上がっていないかもしれません、という前置きをしつつ。風が吹いて波が高く、海底を混ぜっ返すような天気の後だと、陶片はじめいろいろなものが砂浜に上がってきます。

が、ビギナーズラックというのでしょうか、最初の浜で見つけたのは、縦横5-6センチある初期伊万里とみられる陶片でした。これに気をよくして、どんどん歩きます。

途中、見ること・探すこと・観察することの面白さや、これだけでかなり面白い美術教育ができるよね、という話、花祭窯で計画している「陶片ミュージアム」構想のことなど、ざっくばらんにおしゃべりしつつ。でもほとんどは無言で夢中で探しました。

夕方、花祭窯に戻って成果をダンナに報告。拾ってきたひとつひとつの陶片に解釈を付け、またダンナの持っている大量の陶片から、自慢の品の解説を聞くという、マニアックな時間を過ごしました。初体験の1日としては成果もまずまずで、なによりも「陶片を探す」という行為そのものがとても楽しかったとご感想をいただき、思わずにっこり。

おかげさまで、わたしもまた陶片ミュージアム構想を前に進めることができそうです。

書き初め2019-一華開五葉-。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書き初め2019-一華開五葉-。

2019年も書き初めでスタート!もともと家族行事だったものですが、年々参加者が増え、今年も20名以上のお友だちがご参加(^^)

さて「一華開五葉」いっかごようひらく。

もうずいぶん前に禅語に関する本を読んだときに「この禅語いいね♪」と思ったもののなかから「わたし的禅語ベスト10」を手帳に書き写していました。

今年の書き初めでは、書きたい言葉がパッと思い浮かばなかったので、この「禅語ベスト10」を眺めていて、目に飛び込んできたのが「一華開五葉」。

開運吉祥を思わせる字面のおめでたい雰囲気がとても気に入って、これに決定。いざ書いてみると、五文字のバランスをとるのが難しく、久しぶりに1時間以上をかけての(2時間かかっていたかも…)書き初めとなりました。

あとからネットで調べてみたところ、群馬県高崎市にある少林山達磨寺サイトの「禅語を味わう」ページに わかりやすい解説がありました。

曰く

「吾れ本と茲の土に来たり、法を伝えて迷情を救う。一華五葉を開き、結果自然に成る」。 禅宗の初祖菩提達磨大師が慧可に伝えた伝法偈の中の一句と伝えられているそうです。

花祭窯 書き初め

2019年はこの文字を引っ提げて進んで参ります(^^)

ご近所さんのお餅つき。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ご近所さんのお餅つき。

毎年恒例のご近所さんの餅つき。今年で8年目ということで、我が家は移住してきて7年目なので、7回目の参加。家が近いこともあって、お手伝い常連と化しています。

写真は丸めたお餅。九州は丸餅なのです。

もち米をセイロで蒸して、杵と臼でついて、大勢で丸めるお餅つき。我が家でも年末はお正月用のお餅をつきますが、蒸すところからつくところまで「餅つき機」頼りの手軽さ。それを思うとなお、 手間と労力を惜しまず続けてくださるご近所さんに、心より感謝です。

毎年少しづつ参加する顔ぶれが変わります。当日の都合がどうかということが一番大きいですが、子どもが成長すると、しだいにこのような機会に参加しなくなっていくというのもあります。そんななか、小さい子どもが楽しそうに喜ぶ姿には、普遍的なものを感じます。

ご近所さんがこのお餅つきを続けてくださるあいだは、出来る限りお手伝いに出かけたいな、と思いつつ。

書道部12月は、色即是空。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部12月は、色即是空。

2018年ラストの書道部でした。 周りでは「お歳暮」とか「迎春」とか、季節を感じる文字が飛び交っておりましたが、 今回はあらかじめ書く字が決まっていなくて、さてどうしようかな、と。

今年後半の私的トピックのひとつに、ダライ・ラマ法王の来福があったこと、先日読んだ『サピエンス全史』に考えさせられたこと、このところ般若心経の音読を再開していることなどから、「色即是空」に決定。良い書き納めとなりました(^^)

さて

年明け2019年1月2日は、毎年恒例、お友だちならどなたでもお越しいただける「書初め大会」です。お正月だけど、特に出かける用事が無い!という皆さまのお越しをお待ちしております(笑)ご参加希望の方は、花祭窯までお気軽にお問い合わせくださいませ。

藤吉憲典、干支制作中につき。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

12月も中盤を過ぎておりますが、今まさに2019年の干支イノシシをせっせと制作中のダンナ・藤吉憲典。写真は今年初め『ミセス』2018年1月号「福を招く、正月」特集でご紹介藤吉憲典の「昼寝犬香合」

イノシシ、楽しみにしてくださっている皆さまには、なんとか年内にお届けできればと思いつつ、年明け初荷でのお届けになるかもしれません…。

お待たせしております間に、干支置きもの(箸置き)振り返り。

藤吉憲典干支の午(馬)
藤吉憲典の干支。午(馬)。
藤吉憲典 干支兔ウサギ
藤吉憲典 干支兔ウサギ
藤吉憲典 干支 未(羊)
藤吉憲典 干支 未(羊)
藤吉憲典 干支 酉(ニワトリ)
藤吉憲典 干支 酉(ニワトリ)
藤吉憲典 干支 申(サル)
藤吉憲典 干支 申(サル)
藤吉憲典 干支 辰(龍)
藤吉憲典 干支 辰(龍)
藤吉憲典 干支 巳(蛇)
藤吉憲典 干支 巳(蛇)