住太陽さんの「AI検索時代に中小企業が勝つ方法」で勉強してまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

住太陽さんの「AI検索時代に中小企業が勝つ方法」~加速するゼロクリック検索を味方につける~で勉強してまいりました。

先月、住さんの著書『AIで集客する仕組み』を読んで、これはECをするか否かにまったく関係なく、必要な知識だと思いました。読んでよかった~!と思っていたところに、九州ECでお世話になっている方が、住さんを招いての勉強会を企画してくださり、ありがたく参加してまいりました。開催1週間前の急遽決定にもかかわらず、会議室はほぼ満員。やはり皆さん関心の高いテーマなのだなぁと、思いました。

勉強会では、著書の内容を前提に、さらに新たに加わった最新知見と、本の中に書いたことのなかでも特に強調したいところを、詳しく解説してくださいました。今気が付きましたが、わたし、まだ読書記録をブログにアップしていませんでした^^; が、せっかく勉強会に行ってきましたので、順番が逆になりますが、先に勉強会記録。

以下備忘。


  • Googleはなぜ「AIによる概要」をトップに置いているのか?
    • 検索エンジンの役割の変化:リンクを選ぶ場所→回答を見る場所
    • 検索エンジン→回答エンジンへ
    • 「自然な言葉で質問し、答えだけがえられる」検索
    • 2026年現在実装済み→あとはユーザーが慣れるだけ
    • 「今後、検索流入はゼロになる」を前提として考える
    • 実は一般の中小零細企業にとってはチャンス
  • AIはどんな情報を「回答」に使うのか?
    • 1.独立した第三者による口コミやレビューの評価。
    • 2.自社が発信する公式情報:自社について・製品サービスについての評価。
    • 実際に我々が何かを探すときと同じで、AIも「人による情報・評価(Web上の)」を借りて、判断する。

↓↓↓これを受けて↓↓↓

  • 実際にやるべきことは?
    • 回答の情報源となっているサイトを確認→1つの手としては、そこに載ることを目指して情報発信する。
    • 「自分はどんな質問で探してもらいたいか?」を明らかにする→質問に対する回答にあたる情報を充実させる。
    • サイト外:外部の第三者からの評価構築=口コミとメディア露出を増やす。
      • お客様にブログやSNSへの投稿を依頼する。
      • 報道価値のある企画にリリースを打ちパブリシティを狙う。
    • サイト内:客観的データを正しく出す。
      • 基本情報(事実)の正確な発信。
      • 事例掲載は大事。
    • AIは「第三者の証言」と「公式な一次情報」を信頼する=「人にわかりやすく」はAIにとってもわかりやすい(良い)情報。

住太陽さんの「AI検索時代に中小企業が勝つ方法」~加速するゼロクリック検索を味方につける~より


「SEO」という言葉を使って説明しておられましたが、住さんはじめ信頼できるSEOコンサルの方は、ウェブ上にあっても結局は本質的なことが大切なのだということをおっしゃるので、とても安心します。住さんの著書『AIで集客する仕組み』の読書記録は、明日アップいたします^^

自ら足を動かして、勉強して、考えて仕事に向かっている人の説得力。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

自ら足を動かして、勉強して、考えて仕事に向かっている人の説得力。

長年、藤吉憲典の器を使ってくださっている料理人さんが、花祭窯にお越しになりました。もう何度もいらっしゃっていますが、今回はお店でお仕事をご一緒になさっている奥様が初来窯とあり、いっそう嬉しい機会となりました。お店の切り盛りで忙しいでしょうに、店休日もじっとしていられない性分ということで、あちらこちら(国内に限らず)の産地に足を運んで、食材や器や道具の勉強をなさっている姿は、ご自身の仕事に対する誇りと愛情そのものです。

お話をしていて思うのは、その志の高さと探求心の気持ち良さ。上海で3店舗を成功させ、そちらを信頼できる料理人さんに任せて、東京に出店なさったのが一昨年。一年目にしてさっそくミシュランの星を獲得するというご活躍ぶりに、あの腕とこだわりをもってすれば当然の評価だろうとは思いつつ、それでもやっぱりすごいな、と思います。今回もたくさん意見交換をするなかで、理想を追求する姿勢と価値観があらためて伝わってきて、その熱さは二十歳のころから変わらないなぁと、嬉しくなると同時に気が引き締まる思いでした。

志・美意識の高い料理人さんに器を使っていただくのは、作家としてとても嬉しいことです。その期待に応え続けるべく、ダンナ・藤吉憲典もまた進化し続けます。作家側にしても、いろいろな料理人さんとたくさん話をして、お店でお料理をいただいて、という体験のなかで、より「良い器」の定義が洗練されていくものだと、この30年近くで実感しています。「器が実際に使われているところ見る」のが一番。

ぜひ一人でも多くの方に、その味と世界観を体験していただきたいと思います。と言いながら、わたしはまだ東京・広尾のお店におじゃましておりませんでした。お料理は何度もいただいているんですけれどね^^; 近いうちに伺わねば。

日本料理 佐々

花祭窯の小さな畑の近況報告-2026年6月1日。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の小さな畑の近況報告-2026年6月1日。

いよいよ夏野菜の苗の植え付けが本格化。5月中に植えたほうが良いよ~!と、ご近所の家庭菜園の先輩方から教えていただきながらも、なかなかサクサクとは進みません。「焦るな焦るな」と自分に言い聞かせつつ、畑仕事です。野菜の直売所に行っても、ホームセンターに行っても、ついつい野菜苗に目が行きます。上の写真は、こんな風に収穫できたらいいな♪のイメージ。

そして、いよいよ本日から、新しい畑がはじまります。1年半お世話になった「旧畑」は7月末までですので、これから少しづつ移行してまいります。

【6/1時点での顔ぶれ(旧畑)】

カボチャ(3/15)タマネギ(ジャガイモ収穫完了)
サンチュ(3/15)
ニラ
(ジャガイモ収穫完了)
オクラ(4/25)
シソ(4/5)
九条ネギ(3/15)
ピーマン(4/5)サヤエンドウ

5月中旬に、ジャガイモを無事に収穫しました。小さいサイズのジャガイモながら、5キロ以上はあったと思います。と書きながら、収穫量をはかっておくんだった!と反省。カボチャは二つの苗がどうやら根付いてくれたようで、なんともう花が付いていました。サンチュは採っても採ってもどんどん新しい葉っぱが出てきて、エンドレス収穫祭の様相です。サンチュ最高。ピーマンも白い花が付きだしました。種から植えたシソもやっと葉っぱがしっかり出てきて一安心。

サヤエンドウは、もうそろそろお終いになります。タマネギの収穫をもうやったほうが良いよね、と思いつつ。ニラと九条ネギは、葉の部分を収穫した後、根っこを掘り出して、新しい畑に移行します。オクラの芽がなかなか出てこないのが気になります。もう1カ月以上経ちますから、出てこないかもしれないなぁと思いつつ。

実は、新しい畑の契約は本日からなのですが、貸してくださる方のご厚意で、既に少しづつ植え付けを始めています。これまでより少し広くなりましたので、まずはサツマイモとカボチャを植えました。暑くなりすぎると植え付けのタイミングとしてよくないようなので、できるだけ早めに整えていきたいと思います^^

「うっかり」転じて福となる―「額縁仕事」でまた表現の新境地。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「うっかり」転じて福となる―「額縁仕事」でまた表現の新境地。

失敗した!と思ったものが、うまいこと化けることもあるから面白い。」と書いていたのは、5月初めのことでした。「面白い」と断定していましたが、面白くなるかどうかは、そのあとのわたしの仕事にかかっていたわけで、額縁画材の専門店・大崎周水堂さんに駆け込み、フレーマーさんにずいぶん時間を割いていただきながら、いろいろと検討しておりました。「フレーマー」日本語にすると「額装師」。「額縁(フレーム)」を作る職人さんのことで、額縁選び・マット等付属品の組み合わせのアドバイスから、作品に合わせた加工・セットまでを一貫して行う専門家です。

「額の加工に少し時間がかかるかもしれません」とおっしゃりながら、5月内に仕上げてくださったフレーマーさんから「できました!」とお電話をいただき、引き取りに行ってまいりました。額装は、ああだこうだと選ぶ時間も楽しいし、完成した作品に会いに行くのがまたワクワクドキドキ。もちろん、選ぶときにある程度の完成図は頭に描くのですが、きっちりはまった状態になったときにどのように見えるかは、未知の世界です。制作数が増えれば増えるほど、完成図のイメージがもっとはっきり見えるようになるだろうと思います。

染付絵皿額装 藤吉憲典

↑この写真は、今回出来上がった作品のひとつ。藤吉憲典作の染付絵皿を額装したものです。撮影者がガラスに映りこんでいるのは、ご愛敬^^; 

初挑戦、もちろん反省材料もいくつかありますが、ここからまた世界が広がりそうで楽しみです。なによりも、これを飾る空間をつくりたい!と自分自身が思えるものが出来上がったのが嬉しいチャレンジとなりました。次はさらに完成度の高いものを目指します。

初心にかえり「お薄」のお点前―お茶のお稽古2周目に入りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初心にかえり「お薄」のお点前―お茶のお稽古2周目に入りました。

入門している茶道南方流では、基本のお棗(なつめ)での薄茶点前からお稽古をスタートし、平棗、中継ぎ、吹雪、弦付きなど、種類に合わせて微妙に扱いの異なるお点前に進みます。その後、濃茶手前、炭点前、懐石茶会、奥点前…と、次第に複雑になるお点前をお稽古し、最高位のお点前として天目台を用いた「お献茶」があります。ともあれ、薄茶が一番最初=基本ということです。

干支を一周する時間をかけて、わたしが「お献茶」まで辿り着き「天目」のお免状を拝受したのは、つい先月の事。お献茶までは、学ぶお点前の順番がきちんと決まっていますが、お献茶を経たのちは毎回のお稽古で何を習うかは、各人に任されます。どうしようかとさほど考えるまでもなく、一番最初に戻ることにいたしました。

なにせ習ったのが10年以上前のお薄点前。みごとに忘却の彼方です。先生に「すっかり忘れています。ご指導よろしくお願いします!」と言い訳しながら、臨みました。そうして実際にお点前を終えたときに感じたのは、なんとも言えない清々しい潔さ。先月までお稽古をしていた「天目」では、ひとつのお点前が完了するのに1時間近くかかっていましたが、30分もかかりません。とてもシンプルです。そしてシンプルだからこそ、たいせつな要素がぎゅっと詰まっているような感じがしました。

「薄茶の一番最初って、こんなふうだったのね!」と、なんだかとっても嬉しくなりました。初めて習ったときには必死過ぎて何も見えていなかったのが、少しは見えたような感じ。何が見えたのかは、いまだ定かではありませんが(笑)これからひとつひとつ復習していくのが、とても楽しみなっている2周目です。

花祭窯の海外向け商談資料の制作。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の海外向け商談資料の制作。

3月にジェトロさんの海外ビジネス人材育成事業のフォローアップがあったのをきっかけに、数年ぶりにジェトロさんのサービスにお世話になることになりました。10数年前から、海外ビジネス関係での情報集めやスキルアップに、いくつもの公的機関にお世話になっています。国関係では、ジェトロ、中小機構、九州経済産業局などなど。福岡県の機関でお世話になりまくった「福岡アジアビジネスセンター」は、昨年に組織替えで新たに「グローバルコネクト福岡」となりましたが、こちらはわたしにとっては少々使い難くなったかな、というところ。

各機関が提供している様々な支援事業は、日々更新されるので、わたしは主に各機関が発行するメールマガジンでチェックしています。タイミングよく自分たちの欲するものがあれば、その施策を活用すべく申込。このとき、支援事業の内容が合うかどうかというほかに、その時に対応してくださる担当者さんとの相性もあるのが、現実的なところです。そして実はここ数年、ジェトロの地方での窓口であるジェトロ福岡さんとは、どうもうまく繋がらない状態が続いていました。ジェトロさんは異動があるので、こういうときは次を待ちます(笑)。

この4月にジェトロ福岡の担当者さんが新たに着任なさり、落ち着いたかなという頃にお電話したところ、とても親切丁寧に対応してくださいました。さっそく活用したい施策をご相談したところ、的確にご案内をくださり、おかげさまで少し前に進むことができそうです。先日のフォローアップでご紹介いただいた「プラットフォームサービス」の活用と「TAKUMI NEXT」へのチャレンジです。

プラットフォームサービスは「現地での知見、地場企業、地元政府当局等とのネットワークに強みを持つ現地在住のコーディネーターを配置し、日本からの進出・輸出、海外現地法人の運営に関する課題・悩みに関するご相談に対応します」(ジェトロの公式サイトより)というもの。花祭窯は、その情報提供のなかでも「取引先候補となる事業者のリストアップ」のサービスをお願いすることに。申し込むにあたり、申請フォームに自社情報を入力していくという作業に加えて、必要に迫られたのが「海外商談資料」あるいは「パンフレット」の提供でした。

というわけで急遽、海外向け商談資料の制作。ほんの10年ほど前を振り返ると、この手の資料は印刷物としての提供が当たり前で、印刷経費を考えれば、そこそこ汎用性のあるものを制作するものでした。今ではPDFで送信する形でOKですし、むしろその方が喜ばれますから、そうなると汎用性の高さよりも、提出先への個別最適化重視です。花祭窯の最新情報を入れ込み、目的に合った内容にフォーカスして「その都度編集」しています。

いちいち個別に最適化した資料をつくるのは、内容の検討がたいへんなようにも感じますが、これもまた生成AIのおかげで、便利に短時間で作れるようになりました。「花祭窯」あるいは「藤吉憲典」について、これまでのインプット情報が残っていますから、そこに必要に応じて参照資料をプラスして、「こんな海外商談資料を作りたい」といえば、構成案から文章の候補まで出てきます。修正を繰り返しながら、自分の意図を実現するものを、約半日で作り上げることができました。

すごい時代だなぁ、と思いつつ、無事必要な資料を提出完了出来てホッ。

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

茶道の場で出会ったかけがえのない知己との時間を愉しむ座談会。

お茶のお稽古は月に2回、博多の円覚寺へ。入門して10年以上になり、ご一緒する先輩・同輩の皆さんとも仲良く和やかな雰囲気で、毎回足を運ぶのが楽しみです。ある日、ご一緒にお稽古をしているお友だちから、「長くお顔を合わせているのに、ゆっくりおしゃべりしたことが無いね。皆さんでご飯でもご一緒したいね」と言われ、たしかに!と気が付いたのでした。

善は急げで、さっそく食事会を開催することに。お稽古の終わった後に、気の置けない数名でサクッと集まりました。美味しいものをいただきながら、おしゃべりは弾みます。話題はやはり、お茶のことに集中しました。各々の語る、自分にとっての茶道、先生方への敬意、前回のお茶会の反省、これからのことなどなど。これまでお茶室で顔を合わせたときにも、おしゃべりはしていましたが、深いお話ができたのは初めてで、とても嬉しい時間となりました。

素敵だなぁと思ったのは、皆さんがそれぞれに「あの先生のようになりたい!」という目標を持っておられたこと。南方流の先生方は、ご一緒させていただく時間が長くなるほどに、それぞれに信念をお持ちであることが伝わってくる、すごい方ばかりです。尊敬する先生方がたくさんいらっしゃって、倣い学ぶわたしたちが、自分はどのような在り方を理想とするのかを考えたときに、目指すべきお手本となる先生が目の前にいてくださるというのは、ほんとうにありがたいことです。なぜそのような在り方を目指したいのかを語る皆さんの、静かながらも熱い思いを知る機会となりました。

ところで今回ご一緒したのは、50代から70代までの面々。年齢性別関係無しに、学ぶ場所を同じくし、同じ方向を見ておしゃべりができるのは、とても嬉しいことですね。

スケジュールをできるだけ空けておくと、突発的なラッキーにも対応できる。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

スケジュールをできるだけ空けておくと、突発的なラッキーにも対応できる。

相変わらず「紙」の手帳を使っています。30代~40代の頃は、ときどき「手帳術」的な記事を読んだりして、自分にとって使いやすい方法を試行錯誤していました。気が付けばそういうこともすっかり減り、自分なりの使い方が定着してきたと感じます。

わたしは、1冊の手帳で公私とものスケジュールを管理しています。仕事の予定=ダンナの予定も書きこむことになりますので、いわば二人分の公私ともの予定が入るということ。「自分のスケジュールを自分は把握していない」と、ダンナは冗談めかして周りに言っているのですが、冗談ではなくほんとうにその通りなので、わたしにとっての手帳は、仕事道具として非常に大切な存在です。

そんなわけでスペースが埋まりがちな、我が手帳。ビジュアル的に埋まっているのを見るだけでも、気分的に忙しい感じになりますので、簡潔に記すことを心掛けると同時に、予定そのものをできるだけ入れないように心がけています。そんなことできるのか?本末転倒じゃないのか?という声が聞こえてきそうですが、何を優先するかを決めて、手放すものは手放す、という感じ。最近よく言われる「やらないことを決める」みたいな感じでしょうか。

具体的な方法としては、出張等で集中的に仕事を入れるときは別として、1日に二つ以上の対外的な仕事は入れない、とか、連続で予定が入っているときは意図的にスペースを作る、とか。既に埋まりがちなところに新たに1つ予定を入れたら、その前後で優先順位を考えて、予定を1つキャンセルする、という方法も。そもそも自分一人が全力で対応出来ることは、仕事にしても遊びにしても、たかが知れています。予定を詰め込むことには意味が無いと、年々わかるようになってきました。

そうして余白をとりながら日々暮らしていると、突発的なラッキーが降ってきたときに、時間に余裕があったから対応できた!ということが出てきます。特にここ数年、そういうことがまあまあ増えてきました。こういうことは意図してそうなるのではなくて、いろいろなタイミングが重なってそうなるのではありますが、「余白の効用」を感じる今日この頃です。

肥前磁器作家・藤吉憲典の近況-北京個展と銀座個展に向けて、鋭意制作中。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

肥前磁器作家・藤吉憲典の近況-北京個展と銀座個展に向けて、鋭意制作中。

北京での個展予定を延期にしたときに、喜水ギャラリーオーナーの楊さんから、茶器セットをもっと送って欲しい!というご相談がありました。花祭窯はふだんからあまり在庫が無いので、追加分=新たに制作になります。まあまあな数のご希望がありましたが、せっかくの個展機会ですので、了解!ということで制作に入りました。藤吉憲典の磁器制作は工程が多いので、完成までに時間がかかります。幸い北京への物流は現在はまったく問題なく動いていますので、作品がすべて出そろい次第、個展会期の検討に入る手はずになります。

一方で、7月開催の銀座黒田陶苑さんでの個展に向けても、鋭意制作中。そろそろ案内状用の作品を選んでお送りするタイミングです。個展案内状(DM)に掲載されているものをご覧になって、ねらいを定めてお越しになるお客さまも少なくありません。今回の個展でどういうものをお披露目したいのか、作家の心意気が伝わるものを、DM用にお届けしたいところです。7月という季節柄、前面に出るのはやはり染付の器になりそうです。銀座にいらっしゃるお客さまをイメージして、どれにしようか検討するのも楽しい仕事。

新たに個展案内状の郵送をご希望のお客様は、藤吉憲典公式サイトに記載のお問い合わせ方法で、ご連絡くださいませ^^

失敗した!と思ったものが、うまいこと化けることもあるから面白い。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

失敗した!と思ったものが、うまいこと化けることもあるから面白い。

独立してからだけでも約30年のキャリアになるダンナ、制作中に大きな失敗をすることは、あまりありません。それでもたまに、工房から「わー!」とか「あー…」とか、悲鳴めいたものが聞こえることがあり、そんなときは珍しく失敗をしています。完成してもなお「割れもの」である陶磁器は、制作の過程ではなおのこと壊れやすい存在です。

つい先日、本窯焼成が終わり、開いた窯から作品を取り出している最中に、久しぶりに「うわぁ~!」と大声。なにごとかと降りていくと、まあ今回の窯の上りの素晴らしいこと、呉須の発色が完璧でした。では何が起こったのか?ダンナの顔を見ると、見事に完成したばかりのお皿のひとつを裏返して見せてくれました。と、裏が真っ白=裏の絵付をすっかり失念して窯に入れていたようです。まあ珍しいことでした。ぜんぶで5枚、めちゃいい感じに上がった染付皿なのに、裏の絵付が空っぽ…という状態。磁器の「壊れやすさ」とはまったく関係のないところでした(笑)。

こういうことが、ごく稀に起こるんですね。一番ショックを受けているのは本人です。こちらも「珍しいね」とまあ、笑うしかありません。表の絵付が素晴らしい出来でしたので、わたしは笑いながらも、ではこれをどうするか、を考え始めます。器としては、使えるけれど失敗作ですから、「仕方がないから家で使おうか」となるのが常ですが、そうするにはあまりにも完成度が高い。絵付けの題材となっているものから、お客さまの顔が浮かび、そのお客さまの志向・お好みに対して、こんな提案をしたら喜んでいただけるのではないかしら、と頭に浮かんできます。こういうとき、藤吉憲典が器の作り手としてだけでなく美術的なアプローチができることが、可能性をグンと広げます。

ダンナに提案をしてみたところ、OKが出ましたので、さっそくGO!。善は急げで、額縁画材の専門店・大崎周水堂さんへ向かいました。信頼できるスタッフさんに考えていることを伝えると、次から次へと色々と案を出してきてくださいました。おかげさまで、イメージしていた以上に素敵なものが生まれそうです。一緒になって面白がってくださる方があるのは、なんともありがたいことです。というわけで、失敗!が転じた結果を、連休明けにご紹介できると思います。どんな結果になるやら、今からとっても楽しみです。乞うご期待♪