ひとつ手放すと、ひとつ生まれる―新しいチャレンジにワクワク♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ひとつ手放すと、ひとつ生まれる―新しいチャレンジにワクワク♪

花祭窯開窯当初から常に意識の上にはあった「肥前磁器文化の継承」という仕事というか、使命というか。古くからのお客さまから「藤吉(憲典)さんの、やきものの技術と哲学をきちんと遺さないと、ダメですよ。それは、磁器の文化に対する藤吉さんの責任だと思う」と、愛のあるダメ出しをいただいたのは、つい先月のことでした。それを受けて、6月9日の開窯記念日に30年目に向けてのテーマを掲げました。

藤吉憲典が弟子をとらないと決めたのは、独立から早い時期でしたので、ずいぶん前に「作品そのものの姿形で、肥前磁器の文化を遺し伝えていく」という結論に、一度は辿り着いていました。が、その一歩先に踏み出して「藤吉憲典の肥前磁器の技術と哲学を継承する仕組みをつくる」にチャレンジします。タイミングよく福岡県のビジネスプログラムへの参加をお誘いいただきましたので、この機会をフル活用することに決めました。

たまたまですが、ほぼ同じタイミングで、おおよそ四半世紀続けてきたオンラインショップを閉店することに。これはもう1年以上前から考えていたことでしたが、昨年末から具体的に進め方を検討してきました。サポートしてくださるウェブ制作会社さんたちに恵まれて、7月初めにつつがなく移行完了。まだちょこちょこと残務はありますが、一番神経を使う部分が終わり、次に突き進むことができる状態になりました。

こうなると、さっそく新しいテーマに向けた情報集めをしたくなります。まずはチャッピーと壁打ち。チャッピーが提案してくる内容の情報源を確認しながら、ヒントをくれそうな組織名や人名のリストアップからスタートです。新しいことにチャレンジするのは、やっぱりワクワクしますね。時間のかかる仕事だと思うので、腰を据えつつダラダラならないように、進めていきたいと思います。

年に一度の健康診断、今年もミッションコンプリート♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

年に一度の健康診断、今年もミッションコンプリート♪

年に一度の健康診断に行ってまいりました。受診するのは毎年「基礎健診」と呼ばれるもので、いわば健診メニューとしては「必要最低限」のもののようですが、今のところそれで十分かな、ということで。追加しようと思えば、各種がん検診もオプションであり、良心的な負担額で実施できます。電話で簡単に予約できて、予約日に都合が悪くなれば、これまた電話ですぐに日程変更をお願いできるのですから、とても親切です。ありがたいですね。

受付時間に会場に出かけると、まあまあ人の数が多く見えて、今日は時間がかかるかな…と覚悟しました。が、蓋を開けてみれば、10時の受付でスタートし、健診メニューを終えて家に着いたのが11時でしたから、とってもスムーズだったことがわかります。ほとんど待たされなかった、ということ。これも毎年感心していることですが、見た目に大きな変更は無くても、動線を改善したり、少しづついろいろな点で改善がなされているのでしょうね。その積み重ねなのだろうな、と。ちなみに家から健診会場までは、車で15分かからないくらいの距離で、この近さもまた恵まれています。

わたしよりもひと月ほど早く健診を受けに行っていたダンナは、まあまあ時間がかかっていました。聞けば、わたしと同じ「基礎健診」でも、血圧の測定値によって「心電図」と「眼底検査」が自動的に追加とななるのだそうです。ダンナはそちらにもお世話になったから時間がかかったのですね。なるほど、たしかに「心電図」や「眼底検査」の受診コーナーがありました。これらも希望によるオプションの検査なのかしらと思っていましたが、対象者に対する半強制的な追加メニューだったのですね。と、長年受けてきているにもかかわらず、今更判明。

身長、体重、血圧、聴診器による内科チェックなど、問題なくクリア。あとは血液検査と尿検査の結果による診断レポートが数週間後に届きます。とりあえず今年も、つつがなく健診を受けることができたことに感謝です。

読書:図録『眼のごちそう 食器』サントリー美術館 発行

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書:図録『眼のごちそう 食器』サントリー美術館 発行

先日観に行ってまいりました、サントリー美術館での同タイトルの展示会図録です。わたしが展覧会を観た後に図録を購入するのは、まあまあ珍しいことです。図録を買わなくていいぐらいに、現地で実物を納得するまで見る、というのが、ふじゆり流の美術鑑賞。特に出先では、図録は重くて嵩張って持ち運ぶのがたいへんなので、よほどのことが無いと買いません。が、今回は「これは持って帰らねば!」と、現地購入しました。上の写真は、サントリー美術館での展覧会鑑賞前後に気兼ねなくゆっくりできる、お気に入りのスペース。

一番の購入理由は、作品解説をはじめとした巻末の資料が欲しかったから。展覧会会場では、基本的に「キャプションをほとんど読まないで、見るに徹する」のを旨としています。が、今回の展覧会はテーマが「食器」ですから、自分の勉強のために解説資料も読みたいと思いました。実際に自分の目で見てきたインパクトを前提に作品解説を読むことで、さらに理解が深まります。解説を読んでは写真で器の姿を再確認し、そしてまた解説を読み、という繰り返しをするのに、図録はとっても便利です。

さて持ち帰って本書を開いてみると、まず巻頭のサントリー美術館副学芸部長・安河内幸絵氏による「所感 近世の陶磁器の食器」の文章が、簡潔にまとまっていながら、とても興味深くおもしろかったです。ふだん、ややもすると「肥前磁器」の括りのなかだけでものを考えがちになってしまうわたしに、「日本の近世の陶磁器の食器は、もっと多様なのだよ」と諭してくれる内容でした。しばらく仕事机の上に鎮座しそうな一冊です^^

サントリー美術館で開催中の「眼のごちそう 食器」展は、2026年8月30日(日)まで。

令和8年度福岡県ジャンププログラム・ビジネスコースのキック・オフでした。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

令和8年度福岡県ジャンププログラム・ビジネスコースのキック・オフでした。

先日アップしたテイクオフ・パーティー記事に引き続き、「令和8年度福岡県ジャンププログラム」のお話。ビジネスコースがスタートしました。初日の昨日は、参加者の顔合わせとこれから行われるプログラムの概要説明というところ。本コースの参加社数は24社ということで、業種もさまざまなら、参加なさっている方の年齢層もさまざまです。「アトツギ」の立場で参加なさっている方に大学生の方がいらっしゃると思えば、会社を定年退職後に法人を立ち上げたとおっしゃる方もいらっしゃり、全体として賑やかな印象です。これからのグループワークが楽しみになる、顔合わせとなりました。

グループワークは5名のチームで行われ、その顔ぶれは、わたし以外は皆さん「アトツギ」の立場でいらっしゃるようです。運営側がつけてくれたチーム名が「地域資源・文化・場を生かした体験事業」となっていて、メンバーの業種や規模感や目的があまりにもバラバラなため、苦し紛れでつけられたチーム名かしら、という感じがしないでもなく(笑)。ともあれ、メンバーが多様であるほど、多様な視点を得られますので、とてもありがたいことです。

今回のプログラムでは、連絡事項伝達や進捗管理もろもろにSlackとNotionを使うということで、これまでチームで仕事をしてこなかったわたしには、思いがけず初めてのツールを試す機会になります。SlackもNotionも、お友だちとの会話のなかでしばしば単語が登場していましたので、サービス名は聞いたことがあるけれど自分で触ったことはない!というものでした。今回このような形でお試しできるのは、ラッキー♪です。

ワークショップは来月からスタート。今回掲げたテーマを事業化できるのか、今はまだまったく見当もつかない状態ですが、8か月後どうなっているものか、楽しみです^^

テイクオフパーティーで獺祭社長のお話―令和8年度福岡県ジャンププログラム。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

テイクオフパーティーで獺祭社長のお話―令和8年度福岡県ジャンププログラム。

昨年度お世話になった、福岡県の中小企業振興施策のひとつ「サッシン・ベース」プログラム。今年度はもういいかなと思っていたのですが、ひとつ検討すべき案件が出てきたところに、タイミングよく、パワーアップしたプログラムをご案内いただきました。プログラム内容に釣られて申し込み、無事審査に通り、参加決定。昨日はそのテイクオフパーティーでした。メインイベントである、株式会社獺祭(だっさい)の代表取締役社長であり4代目蔵元である桜井一宏氏の講演を目当てに出かけて参りました。

以下備忘。


  • 「絞り込み」「見える化」「市場を広く持つ」「脱希少価値戦略」「徐々に変化」
  • 見える化:杜氏の「経験」とか「勘」とか(いわばブラックボックスの中にあるノウハウ)を、いかに見えるようにするか。
  • (量ではなく)質の見える化。
  • 数値化することによって見える化→「人の手」をかけることが必要であることが見えてきた(例:米を洗うのも洗米機を使うよりも人の手で洗う方が良いものができる)→日本で一番製造人員が多い蔵元に。
  • 「人の手」による微調整こそが、もっとも合理的。
  • 分解していくことによって「人の手」による作業の価値が見えてきた。
  • 市場を広く持つ。東京→山口への(ブランド価値の)逆輸入。この経験があったからこそ、NY→日本への逆輸入。
  • 脱・希少価値によって、たくさんの人に幸せを届ける。
  • 小仕込み=回数多く仕込むことができる。
    →たくさん普及させることができる。
    →少しづつ改良やテストができて、バージョンアップにつながる。
  • 高品質・高価値市場での勝負。
  • タイミング。

令和8年度 アトツギ・サッシン伴走支援プログラム 「アトツギ・サッシン テイクオフパーティー」での講演より


実のところ、獺祭さん(旧 旭酒造さん)の成功ストーリーは有名ですし、あちらこちらで目にしたり耳にしたりする機会がありましたので、どのような取り組みをなさっているのか、なんとなく知っている気でいました。が、社長ご本人の口から聞くと、見えてくるものがまったく違うものですね。期待していた以上に面白いお話を聞くことができて、大満足の講演でした。

気がつけば20年以上-このたび「オンラインショップ」サービスを終了いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

気がつけば20年以上-このたび「オンラインショップ」サービスを終了いたしました。

と、タイトルを書いて、これってまあまあ大きいことというか、節目感のあることかもしれない、と思いました。わたしが今でいう「EC業界」に足を踏み入れたのは、花祭窯をダンナとともにスタートして3年が経った30歳のころ、2000年のことでした。今でこそ、世間ではそのころのことを「EC黎明期」と呼んでいますが、当時はECという言葉もありませんでした。通信環境僻地であった佐賀の山の中でダイヤルアップ接続からスタートし、ISDN、ADSLと変化を経て、Wi-Fiが当たり前の今を考えると、実に隔世の感があります(笑)。

2026年7月、花祭窯蕎麦猪口倶楽部(https://hanamatsurigama.com/)を藤吉憲典公式サイト(https://fujiyoshikensuke.com/)に統合し、オンラインでのカートによるショッピング機能を終了いたしました。これまで長きにわたりオンラインショップ「蕎麦猪口倶楽部」と、その前身である「やきものや ふじゆり」に親しんでくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

ここ数年、蕎麦猪口や小皿豆皿の制作が追いつかず「在庫切れ」表示が常態となっていたことを、申し訳なく思っていました。もともと2000年当初から「受注制作」での販売を行っていましたが、ここ数年は、お待たせする期間が半年以上になることも少なからず。個展開催がどうしても限られた場所になってしまうため、全国各地の皆さまにお買い求めいただく機会として、オンラインショップを維持したいと考えていたのですが、機能し難い状態になっておりました。藤吉憲典が作品を「一人で作る」スタイルは、今後も基本的には変わりませんので、制作数(ひいては在庫)を増やすことは難しく、今回の決断に至りました。

幸い、藤吉憲典のお取引先のギャラリーさんでは、オンラインショップも手掛けておられるオーナーさんがいらっしゃいますので、今後はギャラリーさん経由でお求めいただけるようになればと考えております。

百福さんのオンラインショップ

暮らし用品さんのオンラインショップ

もちろん、メールやお電話でのお問い合わせには、花祭窯でも引き続き対応しております。例えば「この写真の器が欲しい」というようなご希望やご質問がありましたら、お気軽にメールでお問い合わせいただければ幸いです。これまでに発表した蕎麦猪口や小皿豆皿のラインアップは、藤吉憲典公式サイトに写真と情報を掲載いたします。現在まだ作品情報を追加している最中(途中)ですが、ご覧いただくことができます。

藤吉憲典公式サイト VESSELS(器)

佐賀の山の中から、いかにして「藤吉憲典の器」の情報を発信するか。なんの後ろ盾も伝手もコネもなく独立したわたしたちにとって、「オンラインショップ」という方法が目の前に現れたのは、ありがたいことでした。器を置いていただきたいギャラリーさんに足を運んで、オーナーさんに作品を見てもらい知ってもらうという、真正面からのアプローチをする側ら、藁にもすがる思いで「インターネット」の可能性に手を伸ばしました。パソコンの向こうから応援してくださる皆さんの存在に、どれだけ励まされ助けられたか、言葉に尽くせない思いがあります。

オンラインでの情報発信とお問い合わせ対応は、引き続きオープンしております。

今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます!

東京出張のお楽しみ―サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

東京出張のお楽しみ―サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展

銀座黒田陶苑さんでの個展最終日に顔を出して参りました。藤吉憲典個展、今年も無事会期終了いたしました。ご来場、お買い上げくださいました皆さまに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。翌日は仕事上顔を出すところがいくつか。そのほか一つ以上は美術展を観たい!というのが、毎回の出張の目的になります。何個か美術展の候補を挙げていましたが、時間的に一つしか行けないな、となると、やはりこれ!でした。

入ってまず最初に出迎えてくれた、黄瀬戸の蓋物向付の揃いに「おおお~!」です。一気に期待が高まりました。そしてそのあとに続く器の充実度合は、その期待をさらに上回るものでした。他所から借りてきていたものももちろんありましたが、サントリーさん、良いものをしっかり揃いでお持ちだなぁ、としみじみ。「食器」という括りでしたので、時代が桃山から江戸後期までと幅広く、さまざまな産地のものがあったのが魅力的でした。同じ器を展示するにも、切り口によって見え方も変わりますね。実際に食事の場面では、磁器も土ものも、いろいろなものを使いますから、今回の展示は、料理人さんの目線にとても近かったのではないかしらと思いました。

今回の展示のなかで個人的に特に目を見張ったものの多くは、景徳鎮と鍋島でした。鍋島、良いのがあるところにはあるんだなぁ…とつくづく。しゃがんで下から(裏から)見たり、背伸びして上から見たり、ケースの周りをぐるぐる回ったり、できる限りの角度から観て参りました。動きが多くて側から観たら少々(かなり?)挙動不審だったかもしれませんが、朝一番の入館でしたので来場者はさほど多くなく、納得いくまで観ることができました。ふと周りを見れば、料理人さんと思しき、一人でお越しの若い男性が何人も目に留まりました。実際に使うことを考えると、手に取って見ることができるギャラリーが勉強になりますが、歴史の流れのなかで器をとらえ基本を学ぶには、美術館が開催してくれるこのような展示機会は、とても貴重です。大満足でした。

東京出張時にサントリー美術館比率が高くなるのは、展示の魅力はもちろんのことですが、加えて立地の良さもあります。わたしが仕事で足を運ぶ範囲で考えたときに、比較的便利な場所にあるので、移動計画が立てやすいのは、大きな利点。今回も、銀座―六本木―大手町-広尾と、うまい具合に動くことができました。

サントリー美術館『眼のごちそう 食器』展

個展予定など最新情報をお届けする「藤吉憲典ニュースレター」を発行いたします。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

個展予定など最新情報をお届けする「藤吉憲典ニュースレター」を発行いたします。

長年「メールマガジン」を発行してまいりました。おそらくトータルでは20年以上になるかな、と。スタートは「蕎麦猪口蒐集」という、蕎麦猪口を紹介するマニアックなメルマガ。購読してくれる人数は多いとは言えないまでも、とても熱心な読者の皆様に支えられておりました。そこでの、読者の皆さんと楽しさを共有する経験があったからこそ、少しづつ形を変えながらも、メルマガだけはずっと続けてきたのだろうな、と思います。

2026年7月、花祭窯蕎麦猪口倶楽部(https://hanamatsurigama.com/)を藤吉憲典公式サイト(https://fujiyoshikensuke.com/)に統合いたしました。これまで長きにわたり「蕎麦猪口倶楽部」に親しんでくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。このことにつきましては、またあらためてきちんとブログをアップいたしますね。

サイトの統合に合わせて、メールマガジンの発行も新たに生まれ変わります。新しい配信のタイトルは「藤吉憲典ニュースレター」。メールマガジンとニュースレターの違い、厳密に定義があるわけではないと思いますが(チャッピーに質問すると、それなりにそれっぽい回答をしてくれますが)、特に海外のアートギャラリーが発行しているものは「News letter」となっているケースが多いので、倣うことに。

タイトルの通り、藤吉憲典の展覧会予定や制作活動の様子をメインにお伝えする予定です。これまでメルマガをご購読くださっていた皆さまはもちろん、初めましての皆さまも、藤吉憲典の活動報告にご興味のある方は、ぜひご登録くださいませ。

少しづつ近代化!?「ピンポーン♪」が花祭窯に装着されました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

少しづつ近代化!?「ピンポーン♪」が花祭窯に装着されました。

正式名称はたしか「ドアホン」だったと思いますが、通称「ピンポン」。花祭窯にはこれまでついていませんでした。結果として、ご用のある方には「玄関先で大声を張り上げる」を強いることになっておりました。アポを取ってお越しいただく方は、お見えになる時間がわかっているので、できるだけこちらからすぐに気が付けるよう心がけてはおりますが、例えば宅配の荷物が届くとか、ご近所さんがちょっとした用事でお見えになるとかは、そうもいかず。

ここ数年、時代の流れといいましょうか、「玄関先で大声を張り上げる」が苦手だろうとお見受けする方が増えてきたように感じていました。「ごめんください」とか「こんにちは」とか「お届けものです」とか。「大きい声で呼ばなきゃいけないのストレスでしたよね、ごめんなさい!」というケースが気になるようになってきました。生活スタイルというか、ご近所づきあいの在り方が、大きく変わってきていることを、こんなところでも感じつつ。これはそろそろ「ピンポン」つけたほうが、親切だよね?とダンナと意見が一致し、花祭窯の玄関先に設置することに致しました。

今どき、設置工事不要で、自分で簡単に取り付けることができるのですね。呼び出し音のタイプも音量も選べるし、自由度高いなぁ、と感心しました。設置して、試しに押してみて、音が鳴るのを確認して、「おお~!」。受信機を固定設置せずに、必要に応じて持ち運べるのも便利ですね。花祭窯で導入したものは、ブザーから直線距離で100mまでは、受信出来て音が鳴るということで、十分な距離です。ちょっとしたことですが(むしろ「今までなかったの!?」という声も聞こえてきそうですが)、これで訪ねてきてくれる人のストレスを少しは減らすことができるかしら、と、ひと安心。

さてドアホンを設置して気が付いたことは、思ったほど頻繁には、ドアホンを必要とする人はいないらしい、ということ(笑)。これまで通りに声を出して呼んでくださる方の方が多いのは、なんだか嬉しいことでした。この10数年の間に定着したということでしょうか。「ピンポーン」の音がなかなか鳴らず、まあでも冷静に考えたらそんなものよね、という感じです。それでもドアホンを設置したことは無駄だとは思いません。特に初めて荷物を運んできてくださる業者さんなどは、きっとドアホンがあることで、余計なストレスを感じずに済むはず!ということで^^

花だけで「決める」のは難しいので、やっぱり葉っぱも必要です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花だけで「決める」のは難しいので、やっぱり葉っぱも必要です。

ご近所の観光案内施設・津屋崎千軒なごみには、ときどき地元農家さんの生花や野菜が売ってあります。花祭窯にお客さまがあるときはもちろん、そうでないときも時々、花があったら買ってきて生けています。実は福津市内には花き農家さんがけっこういらっしゃって、お花の産地でもあるので、直売所などで新鮮な切り花を手に入れることができます。

昨日はダンナが買ってきましたので、さっそく玄関先に生けました。ダリアっぽい大きくて豪華な見栄えの花に、キク科の少し小さめで可憐な花が、ぜんぶで7-8本。これが200円ですから、ありがたいことです。さて生け始めてすぐに「緑が足りない」ことに気が付きました。とりあえず仕上げて全体を観たものの、やっぱり足りない。こんなときは、庭先へ。花祭窯の小さな露地は、今まさに緑が盛りだくさんですので、強い味方です。

伸び伸びとたくさん伸びているヤツデの葉っぱから、小さめのものを見繕って数本拝借。隙間を埋めてみました。これだけでも、まとまりが良くなったように思います。素人の生け花ですので、自分で「まあいいかな」と思えたら、とりあえずOK。

花生け
花生け

わたしが池坊の先生にお花を習ったのは、ほんの3年間ほどでしたが、その間に「大切なこと」をギューッと詰め込んで教えていただいたと思っています。技術的・技巧的なことではなく、花に向かうときの心構えや考え方を中心に教えていただきました。20年以上前のことですが、今でも花を生けるたびに「先生だったら何ておっしゃるかな」と思いながら、生けています。