京都・大阪への弾丸出張、ものすごく充実した1日となりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

京都・大阪への弾丸出張、ものすごく充実した1日となりました。

今年に入って二度目の日帰り関西です。ひとつひとつの案件は、それぞれ別のものですが、昨年12月の京都視察あたりから、なんとなく関西方面とのご縁が再び強まってきている感じがしています。若かりし頃、大阪に住んでいたことがあり、仕事で大阪・京都・兵庫を歩き回っていた時期もありますので、関西方面は自分のなかでは親しみのある場所。嬉しいかぎりです♪

大阪阿倍野の暮らし用品さんでの茶器展が、先週金曜日からスタートしています。ダンナ・藤吉憲典は、初日に暮らし用品さんに顔を出すことに。個展はもちろん、複数の作家さんによる企画展でも、できるだけ藤吉が会場に伺うようにしています。今回の企画展では10名の作家さんが器を出しているのですが、顔を出すのは藤吉だけだったとのことで、オーナーの米田さんがとても喜んでくださいました。良かったです!

さてまずは京都。京都の街中は、昨年末の時点ですでに人が多いと思っていましたが、万博の影響やら、過ごしやすい季節だということもあるのでしょう、さらにすごいことになっていました。海外からのお客様と思しき方々と、修学旅行生が入り混じって、まあ賑やか。そんななか、明治初期から五条坂で京焼はじめ伝統工芸品を扱う老舗・朝日堂さんに、足を運んでまいりました。サロンでは、展覧会「超絶技巧 明治工藝展」を開催中で、明治の京薩摩を拝見することができ、眼福。美術館と異なり、作品に間近まで寄ることができますし、手にとることができるものもあるのが、嬉しいところです。オーナーさんとも、陶芸の枠を超えた様々なお話をすることができて、とても良い時間を過ごすことができました。

その後、大阪へ移動。大阪では、先般の九州EC勉強会でお世話になった、株式会社ユウキノイン代表取締役・酒匂雄二さんに、ウェブ活用の方向性と具体策について「壁打ち相手」=単発コンサルをお願いしました。ちょうど今月下旬から、毎年恒例の藤吉憲典公式サイトの調整・修正に入ることが決まっていますので、ベストなタイミング。花祭窯の事業のなかでウェブ活用をどのように位置づけていくか、思案しはじめたところでもありましたので、九州ECでお話を聞いて、酒匂さんにご相談しよう!と決めたのでした。

いやぁ、すごいです。約1時間の壁打ちで、ぼんやりと頭の中にあったことを、明確に言語化することができました。目指すべき方向に向かって「何をするか」を具体的に決めることもでき、ものすごく頭がすっきりしました!その場で花祭窯の持っているサイトをそれぞれ確認してくださり、思いもよらなかった課題も明らかになりました。目から鱗とはこのことです。今年は外部の専門家の力をいかにお借りするかをテーマにしていますが、さっそく助けていただきました。これも、九州EC勉強会でお会いしてお話を聞いていたからこそ。ありがとうございました。

という感じで、とっても充実した一日となりました。行き帰りの新幹線から、福山城と姫路城がよく見えたのも良かったです。帰りはどちらのお城もライトアップされていました^^


茶器展 暮らし用品

場所:大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
電話:06-6628-2606
会期:2025年4月19日(土)~5月6日(火)11時~18時
※水・木・金はお休み。
※詳細は、暮らし用品さんのホームページでご確認ください)。

実は年初から「IT系のお困りごと」続発で修業を強いられておりました(笑)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

実は年初から「IT系のお困りごと」続発で修業を強いられておりました(笑)

金融サービスの管理画面にログインできなくなったり、突然PCが挙動不審になったと思ったら単にマザーボードの電池が切れていただけだったり、PCのデータ移行用に外付けのSSDを買ってきたら新品なのに「予期せぬエラー」でアクセスできなくなったり、旧PCから新PCへとデータを移したら勝手に上書きされて消えてしまったり、海外からの送金がうまくいかないとお客様に言われ散々調べてもらったら実はお客様のちょっとした勘違いだったり…。解決してみれば、どれも原因はさほど深刻なものではなく、ちゃんとわかることばかりでホッとしたのですけれど、「次はなにが来る!?」と戦々恐々でした。

修業を強いられておりました…と過去形で書いたものの、実はまだあと一つ問題が残っています。Windows11にしたら、プリンタのスキャナ機能が使えなくなったまま、という。ドライバをアンインストールしてはインストールし直し、と数回繰り返しているのですが、うまくいかず…。公式サイトによれば、同じエラーが出ているのはわたしだけではないようで、症状の当てはまるヘルプがありました。それを読んでやっているんですけど、その通りには回復しないという…ふぅ(笑)。おそらく、苦手でない方にしてみたら、「トラブル」とも言えない、ちょっとしたことばかりだと思います。でもね、パソコンとかインターネットとか、デジタル系が、不得手なのです。

「仕事でやりたいことをするために必要な手段」だからやっていますが、仕事をしていなければ、とっくに浦島太郎です。こういう事態に陥るたびに、いつも思い出すのは事業を始めてインターネットを使い始めた当時のこと。わたしが藤吉憲典の作品を販売するネットショップをスタートした2000年は、いわゆる「黎明期」で、それこそわからないことだらけでした。冷や汗をだらだらと流しながら、四苦八苦していました。でも「掲示板」その他、善意の人が集まり不得手な人を助けてくれる風土・場があり、親切な方々に頼りながら何とか乗り越えてきました。そのころのことを考えると、今はより「公式なフォロー」が行き届いた環境になってきているのは確かです。つまり、あとは、そうした情報をきちんと使いこなせるかどうか、ということになりますが。

「システム管理者」的な存在を確保して、その人に投げて解決してもらう、というようにできたら楽なのだと思います。そろそろそのような方法も、選択肢に入れていかねばならないのかもしれません。ひとつ解決するたびに大きくため息をつきながら「今回のこのトラブルを乗り越えて得たものはなんだ?」と自問します。トラブルが起きた時の解決に向けて取るべき方法の選択肢が少し増えて、トラブルに対する耐性(図太さ)が少しついて、現在自分たちがお世話になっているモノ・サービスの「仕組み」を、理解できたとは言えないまでも垣間見ることはできて、チャットによるサポートが格段に便利になっていることがわかって…と、自分でやるからこそわかること、学ぶことがたくさんあるのは確かです。

今回、続けざまにトラブルに見舞われて、一番感心したのは、チャット、メール、電話等で対応してくださった、様々なカスタマーサービスのスタッフの方々がとても親切で忍耐強いこと。すごいな、と思いました。パニック気味のこちらに対し、一つ一つ確認しながら、できることできないことを明確にして、解決に導こうとしてくださる姿勢に、何度も助けられました。そして、解決してしまえば「おかげで理解できることが少し増えた。もう少し自分で頑張ってみよう」と思ってしまいます。すべて他者に任せてしまって、自分がまったく理解できなくなってしまうことに対する怖さがあるというのも、実際のところ。結局は、その時間と労力をどう位置付けて考えるかですね。

なんてことを考えさせられたここ数か月でした^^

第1四半期経過-経営指針書の見直し。

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第1四半期経過-経営指針書の見直し。

2025年も第1四半期を過ぎました。毎年のことではありますが、1月1日が年度スタートの個人事業は、新年、春節、新年度、などと区切りを迎えているうちに「もう四分の一!」ということになります。この間は内外ともに変化が起こりやすい時期でもあるので、お正月に立てた経営指針書も、大きく変更点が出てくるのが例年のこと。毎年の「経営指針書」を振り返ってみると、ゴールデンウィークあたりに最初のアップデート版を出しています。

今年は例年より約ひと月早く、アップデート版を発行、発行といっても、単に紙に印刷して出すだけですが(笑)。日々、進捗状況のメモとチェック、計画変更の内容をリアルタイムで紙の上で書き直していますが、修正事項があまりに多くなってくると読みにくくなるので、アップデート版を出し直します。「そろそろ出し直したほうがいいな」と思うのは、漠然と自分の気分なので、定期的なものではありません。ですので、いつもより少し早くこのタイミングが来たということは、今年はこの最初の四半期で大きく状況の変わったことがいくつも出てきた、ということです。

昨年までに種まきをしていたものが、このタイミングで出てきた、というものや、まったく想定していなかった事案の発生など、いくつかの「嬉しいこと」がこの三か月の間に出てきました。これらを成果につなげるには、またやるべきことがありますので、必然的に新たな「To Do」リストが、経営指針書に加わります。計画立てるのが好きなわたしとしては、嬉しい作業。新たな事項は、テキストを赤文字や青文字にして一覧性を良くして、紙に印刷。はい、紙でないとダメなのです。アップデート版を手にしたら、あとは行動ですね。

写真は、花祭窯の小さな露地にあるザクロの木。この木は、ご近所さんが庭から掘り出して捨てようとしていたところを、いただいたのでした。根から掘り出してしばらく放置していたということで、根付くかどうかわからない状況でしたが、根付いたらラッキー!ということで。あれから10年ほど経ったでしょうか。植樹して数年後からは、花を咲かせ、実をつけてくれるようになりました。今年も美しい新芽が出てきています^^

ザクロの新芽

「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

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「作らない人」にとって、表装選びは貴重で愉しい創造的機会。

「作らない人」であるわたしにとって、表装=額装や軸装を選ぶ仕事は、貴重かつ愉しみな美術的創造力発動の機会です。今回もお世話になったのは、博多中洲川端・大崎周水堂さん。額装にしても軸装にしても、毎回「一般的ではないオーダー」を繰り出すわたしに対して、スタッフの方々が我慢強く付き合ってくださいます。最近では、よくみかけるパターンでセレクトをすると「その組み合わせは、ふつうっぽいですよね」とご指摘いただくほどになりました(笑)。

額装選び@大崎周水堂さん

フレーム(枠)と、マットの組み合わせは果てしなく、まずは予算やテーマで絞り込むことが必須です。今回は「400×800mmの定型パターンのある、細めでシンプルなフレーム」を、スタッフの方に出していただきました。出てきたフレームは10種類以上。

額装選び

マットの種類もたくさんです。実際に作品を載せてみて、イメージを確認。この作業が面白くて、放っておくと延々と続けてしまいます。

額装選び

今回の表装テーマは、これまでに作ったことのあるパターンではない組み合わせを選ぶことでした。同じものに対して、表装を変えるとどのように見え方が変わるか、遊び心が試されます。これが気軽にできるもの、シルクスクリーン作品ならではですね。めちゃめちゃ楽しいです。

決まるまで、いろいろな素材を引っ張り出してきて、お付き合いくださるスタッフの方々に、心より感謝です。

大阪市立東洋陶磁美術館の「陶磁入門」がわかりやすくて便利です。

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大阪市立東洋陶磁美術館の「陶磁入門」がわかりやすくて便利です。

大阪万博開催に向けて、関西方面の美術館がここ数年続々と改修工事に入り、昨年あたりから続々とリニューアルオープンしています。大阪市立東洋陶磁美術館もそんな「万博リニューアル組」の一つでしたので、足を運びたいなと思いつつ、サイトチェック。館のリニューアルに合わせて、ウェブサイトも大幅にリニューアルされていました。直感的にわかりやすく、ストレスフリーなつくりになっていると思います。

大阪市立東洋陶磁美術館

なかでも目に留まったのが「陶磁入門」のメニュー。「鑑賞の手引」「地図・年表」「陶磁史」の三分野で、簡潔にやさしくまとめられています。内容が難しすぎたりボリュームが多すぎたりすることなく、基礎的な知識を知ることができると感じました。「東洋陶磁」の専門館としての切り口が、とても勉強になります。入門者向けというだけでなく、概要を確認したいときの手引きとしても、参考になりそうです。

訪問前にサイトを覗くのは、昨今あたりまえの行動パターンになりつつあります。大阪市立東洋陶磁美術館さんのサイトは、訪問がより楽しみになる情報が満載でした。ますます足を運びたくなってきました。近々行けるといいな♪

第113回九州EC勉強会「これからのSEOの話をしよう」に、参加してまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

第113回九州EC勉強会「これからのSEOの話をしよう」に、参加してまいりました。

九州EC(九州ECミーティング)は、経営者やECに取り組む方々が幹事となり、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会です。完全ボランティアで続いている、稀有な勉強会組織。毎回、充実したテーマと講師による勉強会を博多で開催してくれるので、ほんとうにありがたい存在です。第113回九州ECは「これからのSEOの話をしよう~E-E-A-TとYMYL、コンテンツ・マーケティングでAI時代に大切にしたいこと~」のテーマで、株式会社ユウキノイン代表取締役・酒匂雄二さんを講師としてお迎えしました。

たしかに「SEO」の話ではありましたが、SEOというフィルターを通した「ブランディング」の話だったのだと思います。「SEO対策」という言葉を聞くと、ちょっぴり小手先感が漂ったりもする昨今ですが、そういうテクニック的なものとはかけ離れたお話でした。

以下、備忘。


  • 地産外商。
  • 記事で重視されるのは、文字数ではなく「文脈」。
  • alt属性=視覚的に認識できない人にも、同様の情報を届けるためのもの。
  • 事業は継続していくことが、世のため人のため自分のため。
  • 売り手とお客様の間にロイヤリティがあれば、顧客単価アップ(値上げ)はGOOD。
  • お客様との時間を増やす。
  • ライブ感=ファンイベント、展示会、工房見学等。
  • 歴史を語る、自分たちが考えていることを語る。
  • 「読みもの」を作る。
  • 「オリジナリティ」に注力する。
  • LinkedIn。
  • ウィキペディア。
  • 日本語圏のグーグルと英語圏の検索の傾向は、まったく異なる。
  • グーグルのAI利用ガイドラインは要チェック。
  • 「労力のかかっているコンテンツ」。
  • 「ドメインの趣旨」と異なるコンテンツはアップするな。
  • 労力・独自性・才能や技術・正確性。
  • 引用=出所(名前・URL等)を明示すればむしろOK。
  • EEAT:経験・専門性・権威性・信頼性。
  • 「商標」の効用。
  • 「実在」を証明する価値。
  • 誰が何を言うか=「自分は何者か」をはっきりさせる。その「証拠」をつくる。
  • プレスリリース→ニュースサイト→ブランディング。
  • グーグルビジネス「言語設定」多言語化する。
  • Do、Know、Goの見極め。
  • ○○専用→理由→開発秘話。
  • 当たり前のことこそちゃんと伝える。例)米と水だけのお酒。
  • ブログ=更新頻度アップと、読者数アップが肝。

第113回九州EC「これからのSEOの話をしよう~E-E-A-TとYMYL、コンテンツ・マーケティングでAI時代に大切にしたいこと~」株式会社ユウキノイン代表取締役・酒匂雄二さんのお話より。


こうしてあらためて復習すると、誰もがスマホを持ちインターネットの情報を当たり前に享受する時代に、情報を発信するサイドがわきまえるべきリテラシーのお話だったということがわかります。とっても勉強になりました。ありがとうございました!

昔に比べて楽になった!?久しぶりのパソコン移行作業でドキドキ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

昔に比べて楽になった!?久しぶりのパソコン移行作業でドキドキ。

仕事で使うメインパソコンを入れ替えるのは、数年に一度やってくる必須作業ですが、そのたびに入れ替えまでの年数が短くなっています。昨年からマイクロソフトがあまりにもしつこく「Windows11」へのアップデートを促してくるので、いやいや、このままアップデートしたらスペック的にたいへんなことになるでしょ!?ということで、アップデートのタイミングでパソコンを買い替えることに決めていたのでした。

もともとがアナログな人間なのに、仕事上の必要でパソコンやらインターネットにかかわるようになって約30年。でもまあ「自分がやらなければならない」状況にあったからこそ、なんとか今までやってくることができた、というのも事実です。ともあれ、昨年末に「年明けてから移行できるように」と注文したパソコンが思いのほか早く到着し、お正月休み明けからは、決算やら確定申告の準備やらで移行どころではなく、せっかくの新品PCがしばらく放置状態となっておりました。3月も中旬になってようやく「そろそろ移行準備に取り掛かるかな」という心境になったところです。

まあ何度やっても緊張します。そんななか今回とても役に立ったのが、昨年のうちに購入していた雑誌『2024年最新版 Windows11は初期設定で使うな!』(日経PC編)でした。11では、これまでにはない「おせっかい機能」が満載で使い勝手がかなり異なるということを、本誌でざっと目を通していたので、覚悟して取り組むことができました。一方で、いろいろな設定が自動でスムーズにいくところは、前回も感じていたところですが、やはり20年前とは雲泥の差がありますね。また「クラウド」の概念が浸透してからの移行は今回が初めてでしたので、そこはとても大きな違いだったと思います。

今回の移行でもうひとつ便利だったのが、WindowsのAIアシスタント「Copilot(コパイロット)」でした。移行や初期設定においてわからないことが出てきたら、とりあえずここで質問すると、ある程度解決。もちろんCopilotの言うことを鵜呑みに実行して「違うやん、やりなおし!」というケースもありましたが、そこはちゃんと画面に「間違いを言うこともあるよ」的な注意書きもありますので、まあそういうものということで。

あとはこまごまとしたことを整えていけば、通常運転に入ることができそうです。慣れている人から見たら、大げさなことを言っていると思われそうですが、わたし的には心理的負担の大きな作業です。なんとか目途をつけることができて、ほっと一安心。こういう仕事をしてくださる業者さんがいらっしゃるのはわかっているのですが、自分でできるうちは自分でやらないと、本当にまったく分からなくなってしまうという危機意識もあり、せめぎあいです。

アジアの中心から世界へ-海外展開の可能性を考察する、ピアリビングさん主催セミナー。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アジアの中心から世界へ-海外展開の可能性を考察する、ピアリビングさん主催セミナー。

セミナーの正式タイトルは「アジアの中心から世界へ。グローバルビジネスの起点であるシンガポールでの法人設立から事業開始までの戦略的メソッド」。ということで、かなり、我が身の丈には合わない(大きすぎる)テーマです。が、今後シンガポールのギャラリーさんを探したいという頭がありましたので、シンガポールビジネスをスタートしたばかりの株式会社ピアリビング代表でもある室水さんと、彼女を現地でサポートしている方々の生の声を聞くことができたのは、とっても貴重でした。

以下、備忘。


  • 親日。
  • 真似しない=いいものを自分で選ぶ気質。
  • 今まさに高度成長~バブルという感じ。
  • ほんとうにいろんな人種の人がいる。
  • Made in Japanへの信頼。
  • ブランディングは日本のままでOK=現地仕様にする必要無し。
  • 賃貸は家具付きが多く、インテリアはプロ(デザイナーなど)が一括してやっている。
  • 人口の約40%が外国籍。
  • Wise使える。おススメ。
  • 世界の富裕層・起業家にとって魅力的な法制度(特に税制)。
  • 国土面積は東京23区程度。「遊びに行く場所」があまりないので、イベント・パーティー開催需要がある。
  • 日本人コミュニティが多数あり、結びつきが強い。

上記は、実際にシンガポール進出を決めた室水社長の体験に基づくお話の備忘。とても面白く、勉強になりました。その後に続いた「現地法人設立」に関する法的な事柄等、現地弁護士さんによる詳細なお話は、まったく頭にないので退屈するかもと思いながら聞きましたが、退屈どころではありませんでした。というのも、法律関係のお話を聞くほどに、シンガポールという国が、国民や産業をどのように守っていこうとしているかの姿勢が垣間見え、自国と比べても非常に興味深かったのです。

福岡で、生でこのようなお話を聞くことのできる機会を作ってくださった株式会社ピアリビングさんに、心より感謝です。

令和6年度デザイン開発ワークショップ最終回―今年度もお世話になりました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

令和6年度デザイン開発ワークショップ最終回―今年度もお世話になりました!

福岡県の新事業支援課の事業のひとつ「デザイン開発ワークショップ」。昨年11月からスタートしたワークショップも、昨日が最終回でした。北九州のワークショップグループは、初回から、2時間の予定をほぼ毎回(ときに大幅に)超えていたのですが、最終回とあって、予想通り約1時間押しとなりました。

花祭窯としては、昨年から構想していた、シルクスクリーン作品のPR動画第一弾を完成させ、お披露目することが出来たのが、ワークショップのひとつの成果です。最終回は限られた時間を有効に使いたかったので、肝となるロゴデザインの確定に絞ってアドバイスを求めました。おかげさまで、ロゴデザインも無事決定。もうひとつ手がけていた作品紹介の小冊子制作については、前回までにたくさんのアドバイスをいただいておりましたので、それらをまとめてプロに投げることにしました。このように「どこまで自分でやり、どこから専門家に投げるか」の見極めが出来るようになったのも、ワークショップ参加の成果だと思います。

以下、今回のワークショップで得た大切なこと、備忘。


  • 文章・ストーリーはできるだけ短く端的な表現で。
  • どこで使うか?何に使うか?誰に伝えたいのか?によって、メディア・サイズ・カタチを決める(変える)。
  • 1.ロゴ、2.キャッチコピー、3.(補足としての)文章。プラス、それぞれをつなぐためのブランドメッセージ。
  • 文章で言いたいことを、図・絵・写真で置き換え。
  • 伝えたいことの優先順位の高い方から、順番に目に付くように並べる(提示する)。
  • 何が価値で、どこをどう見ればその価値がわかるのか。見極めるべきポイントの明確化。

最後に福岡県の担当者さんのお話を聞きながら、そういえば、そもそもこのワークショップは「福岡デザインアワード」というひとつのゴールを持っていたのだと、思い出しました。ただ、その場でオブザーバー参加していた専門家の方が「アワードを受賞するということと、売れる商品ができるということとは、まったく別のこと」だと即座に補足なさったのが、とても良かったです。県の思惑は思惑として、北九州でのワークショップは、グループをまとめる先生方が一貫して「参加する企業さんの売り上げに結びつかなければ意味がないので、そこを目指して頑張りましょう」というスタンスで場を作ってくださったため、「デザインアワードでの受賞を目指す」というお飾り的な目標に煩わされることなく議論ができたと思います。他のグループのことはわかりませんが、わたしは北九州のグループに参加して良かったと、つくづくと思いました。小倉城も拝めるし^^

小倉城

コーディネーター、アドバイザーとして伴走してくださった先生方には、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

博多―小倉間の移動に、新幹線がとっても便利であることに気がつきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博多―小倉間の移動に、新幹線がとっても便利であることに気がつきました。

仕事で博多方面に出かけたり、小倉方面に出かけたり、というのはもちろんこれまでもふつうにあることなのでしたが、最近になって「博多に出たあとそのまま小倉に移動」というパターンが出てきました。花祭窯のある津屋崎は最寄り駅がJR鹿児島本線の「福間駅」で、博多には在来線で25~30分、小倉には在来線で40~50分ぐらいな感じです。特急停車の本数はとても少ないので、ほとんどは在来線の快速または普通電車での移動です。余程急いでいて、タイミングよく特急があれば、特急に乗ることもありますが、ほぼ在来線でじゅうぶんです。

これが博多から小倉まで、となると、一気に乗車時間が1時間半近くとなり、少し時間がかかります。電車好きなので、時間に余裕があるときは、長時間の乗車も苦になりませんが、目指すべき到着時間がある場合は、さてどうしよう?となります。

そんなときに博多駅-小倉駅間の移動方法としてわたしの選択肢にあるのは、次の三つ。それぞれの方法でかかる乗車時間と料金は、2025年3月11日現在下記のような感じです。

  • 在来線快速利用→約1時間20分 1310円
  • 特急自由席利用→約45分 1910円
  • 新幹線自由席利用→約15分 2160円

上記の特急と新幹線の料金は、あらかじめネット予約等をした場合ではなく、乗るときに通常の切符を購入した場合です。特急利用で時間が在来線の約半分になり、600円のプラス。新幹線利用では特急から200円のプラスで、時間は特急からさらに三分の一になります。時間、だいぶ違いますね。ここまで異なると「特急券」の価格の価値を感じます。

博多小倉間の電車運行事情を考えると、実は新幹線が最も本数が多い=時間を選べるということがあります。それに加えて、小倉方面の特急の「揺れ」が独特で酔いやすいことから、特急はちょっと避けたい、という心理もあります。というわけで、最近はもっぱら新幹線利用を楽しむことに。新幹線に乗ると、線路の位置が高いので、いつもの電車とはまた目線が変わることも面白く。15分間の贅沢です。