「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第4回目―広報物のデザインについて具体的に細部を詰める。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第4回目―広報物のデザインについて具体的に細部を詰める。

福岡県の新事業支援課の事業のひとつ「デザイン開発ワークショップ」。わたしが参加する北九州地区では、西日本工業大学の梶谷克彦先生、株式会社GKデザイン総研広島の遠藤大輔さん、株式会社宣研の重松依子さんが、アドバイザーを務めてくださっています。昨日はその四回目。

前回からの約1カ月の間に、シルクスクリーン作品の最初の二つが完成し、11月の商談会にシルクスクリーン作品で出展することを決定したので、状況が大きく進みました。11月までに「新たな作品群(商品群)であるシルクスクリーン作品の広報物をつくる」という、はっきりと具体的なゴールが出てきましたので、そこを目指してのアドバイスを求めて参りました。

これぞデザイン分野を専門とする先生方の最も力を発揮していただける部分。ブランド紹介の冊子ひとつとっても、考え方=概念的な部分と、技法=具体的な細部の両方について、経験に基づく知識と情報を具体的なアドバイスとして頂くことができた、ありがたく貴重な時間でした。

藤吉憲典シルクスクリーン作品「華」

デザインワークショップに参加申し込みをしたときは、ここまではっきりとやるべき課題が現れることを想定していませんでしたので、参加の意思決定をしていたことはラッキーでした。デザイン開発ワークショップは、残すところあと二回。この二回で、11月の商談会に向けてのデザイン面での準備をしっかり詰めたいと思います。

久しぶりに梅田を歩いて「今の梅田」に情報アップデート―大阪日帰り出張その2。

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久しぶりに梅田を歩いて「今の梅田」に情報アップデート―大阪日帰り出張その2。

ロンドン訪問時にいつもリサーチやアテンドを依頼しお世話になっているNさんが日本に帰国中というので、会いに行ってきました。ロンドン進出を模索していた頃から10年以上お世話になっています。「ロンドンまで行かなくても会えるなんて!」ということで、機会を逃さぬよう新幹線に乗り一路大阪へ。「その2」です。

↓「その1」はこちら↓

藤田美術館を出たら、東西線で一駅「北新地」へ。ここは、若かりし頃勤めていた会社があったエリアです。当時東西線があったらめちゃめちゃ便利だったろうな、などと30年の時差を呑み込みながら大阪駅方面へ。桜橋あたりから大阪駅前第2ビルを経由して地上へ。毎日毎日歩いていた場所です。第2ビル地下の飲食店街が当時の雰囲気そのまんまで、安心しました。地上に出ると、当時は大阪駅から新地までのエリアでいつもどこかが工事中でしたが、すっきりと歩きやすく整然とした街になっていました。丸ビルが無くなっているのを自分の目で確認。

ちょうどお昼時になりましたので、再度地下に潜り、新しい感じの飲食店街へ。表示を見てそこが阪神百貨店であることに気づきました。いや、たしかに位置的にはそうだわと思いつつ、昔の阪神の地下の雑然としてワクワクする感じと乖離していて、ちょっとびっくり。そんななか「インディアンカレー」を見つけて嬉しくなり、カウンターでいただきました。

阪神百貨店からは、ほぼ東梅田となる阪急エリアに向かって、これまた数えきれないほど通った歩道橋を進みます。阪急百貨店の美術画廊と古美術をチェックした後は、JR大阪駅前を通って、反対側ほぼ西梅田に位置するKITTE大阪へ。道の向こうにはヒルトンがすぐ目の前。西梅田から東梅田まで、いわば一本の歩道橋(歩行者デッキと呼ぶそうですね)で行き来できるというのは、めちゃめちゃ便利です。

JR大阪駅を中心にして今度は長いこと空き地であった「うめきた」こと北側のエリアへ。南側から北側に行くのに、大きく迂回していた頃を考えると隔世の感があります。「おお~!」と思わず声に出しつつ、ルクアからグランフロント大阪まで。途中ツインビルが目に入り、あそこまで行くのは近いようで遠かった…と思い出し。グランフロント大阪では、無印良品の「Open MUJI」で開催中の企画展「愛すべき日本のお菓子展」が開かれていましたので、これを目的に行って参りました。ルクアにある蔦屋書店に初めて足を運びましたが、すごい規模ですね。

大阪駅の東西南北を歩いて、ようやく30年前の地図を塗り替えることが出来ました。

大阪都島区にある藤田美術館に行ってきました―大阪日帰り出張その1。

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大阪都島区にある藤田美術館に行ってきました―大阪日帰り出張その1。

ロンドン訪問時にいつもリサーチやアテンドを依頼しお世話になっているNさんが日本に帰国中というので、会いに行ってきました。アートや工芸関連はもちろん、広い分野でビジネスの数々のプロジェクトを担い、日本と英国の文化・経済の橋渡しをしておられるNさんには、ロンドン進出を模索していた頃から10年以上お世話になっています。「ロンドンまで行かなくても会えるなんて!」ということで、機会を逃さぬよう新幹線に乗り一路大阪へ。

アポイントの時間以外は、気になっていた場所をチェックする時間に宛てました。まずは都島区にある藤田美術館へ。前からその存在は知っていましたが、今回が初訪問です。関西エリアにある美術館は、万博前にリニューアルに入っているところが多かったのですが、藤田美術館もその一つ。新大阪駅から大阪東線と東西線を乗り継ぎ、大阪城北詰駅下車、3番出口を出たらそのすぐ横にありました!これならわたしでも迷いません^^

素晴らしかったです。まず建物がおしゃれ。そして展示室の作りの贅沢なこと。入館時にスタッフの方が「中の照明が暗いのと、展示ガラスの透明度が高いので、ぶつからないようお気を付け下さいね」とおっしゃったのが、まったく大げさではありませんでした。展示ケースのガラスがまったく気にならず、モノに寄り過ぎて「危ない危ない」とガラスから離れるということを何度も繰り返しました。

展示されている中身も、もちろん見応えたっぷり。今はまだ穴場のようで入館者がそれほど多くありませんでしたので、じっくり拝見いたしました。学芸員さんのキャプションパネルにも工夫がみられ、親しみを感じました。展示内容のガイドは、入館者各自のスマホを館内専用のWi-Fiにつなぎ、専用のウェブサイトで確認しながら拝見できる仕組みになっています。これまでの美術館サービスを、根本から見直している感じが伝わってきました。斬新というか無駄が無いというか、あっぱれです。

展示数は多過ぎず少なすぎず、一つ一つじっくり観てちょうど満足するぐらいの量です。この塩梅もまた心憎い配慮。展示替えのスケジュールは3か月ごとになっていましたので、機会を見つけて何度でも足を運びたいところです。展示を満喫した後は、庭園を通って出口に進むのですが、この庭園がまたGOOD。都市部での「美術館+庭園」というと、東京青山の根津美術館が頭に浮かびますが、藤田美術館もまた素晴らしかったです。すぐそばにOBP(大阪ビジネスパーク)のビル群があるとは思えない環境でした。

大阪藤田美術館

展示室内は、スマホでの写真撮影はフラッシュ禁止でOKです。

大阪藤田美術館

↑入ってすぐのこのメッセージにじわっと来ました。

大阪藤田美術館

↑本物がここにいらっしゃるとは知らなかった、有名な空也上人像。

大阪藤田美術館

↑収集者はこの方。

大阪藤田美術館

↑お天気が良かったので庭園でゆっくりしました^^

藤田美術館

超穴場です。おススメです。

再読書:『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)展示会活用アドバイザー・大島節子著

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再読書:『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)展示会活用アドバイザー・大島節子著

わたしが勝手にブログの師匠と仰いでいる、せっちゃんこと「展示会活用アドバイザー」であり、有限会社マルワ什器代表の大島節子さん。その初の著書が出たのは、昨年5月のことでした。

お世話になっている信金さんから「商談会」なるものにお誘いを頂きました。わたしたちが津屋崎に移転してきたとき担当してくださって以来のお付き合い。ご本人は異動を繰り返しながらも、担当支店に戻ってくるたびに気にかけてくださるので、うちの仕事をよく理解してくださっています。その方が「ふだんなら商談会は出られないかな、と思うのですが、ぜひもっとたくさんの人に花祭窯さんを知って欲しいと思い…」とお誘いくださるのですから、きちんと理由があるはずです。

ちょうどマーケティング的に反応を見たい案件がありましたので、出展を前向きに検討することにしました。ちゃんとしたブースを構えての商談会への参加は、2013年にジェトロ大阪が主催した海外からのセレクトショップバイヤーさんとの商談会以来になります。実はこのときに、ロンドンから来ていたDo SHOPのオーナーLucaに出会ったことが、ロンドン進出に大きく舵を切る原動力となったのでした。

商談会に出るならば、出展料と労力に見合うだけの成果を得にいくことは必須です。そのためには、ということで本書の出番。尊敬する著者せっちゃんの初出版ということで、迷わず購入した本で、このような形で再読することになるとは嬉しい限りです。商談会の日程は今年後半ですが、本書によれば「一年前から準備」が理想的だということで、いまからスタートするのが良さそうです。

それにしても、この一冊に詰め込まれているノウハウのすごいこと。読後には、商談会当日までの流れと、何が肝になるのかが自然と頭に入り、まず「何から取り掛かれば」という不安が払しょくされました。最初に読んだ時もすごい本だと思いましたが、明確に「商談会参加」という目的を持って読むと、さらにその価値が響いてきます。これは、信金の商談会担当者さんにも紹介せねばです^^

『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)展示会活用アドバイザー・大島節子著

花祭窯2025経営指針書-仕事始めは毎年恒例「経営指針書」の作成から。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯2025経営指針書-仕事始めは毎年恒例「経営指針書」の作成から。

年明けからのブログは、タイトルに西暦年が入るものが多くなります。今年は「2025」。今日の分も含めると、みごとに年初から4件並んでおります^^。経営指針書の作成も、毎年恒例。お正月休み(パソコンを起動しないお休み日)をゆっくりとりましたが、ずっと経営指針書に上げていくべきものを頭のなかで考えていたように思います。

毎年決めるテーマは、2025年はダンナ・藤吉憲典が「平面」、わたしが「他力本願」です。ダンナは数年前から取り組みをはじめた「書画」つまり「平面作品」で、今年は一つの柱を確立しようというところ。昨年のミラノ出張を経て、具体的な方向性が見えてきたことを受けてのテーマです。一方のわたしの「他力本願」は、以前にもテーマに上げたことがあるような気がします。一人でできることはたかが知れており、そう頭ではわかっていても抱え込みがちでした。これから10年先、20年先を考えて、周囲の方々の力を借りて仕事をしていく方法を、明確に形にしたいと考えています。

昨年は例年よりも展覧会機会を多くいただき、ダンナも休みなしでアウトプットする感じでした。今年は例年同様のペースに戻りますので、そのぶん、新たなチャレンジにじっくりと取り組む時間を増やせそうです。新規でお取引が始まるギャラリーさんや料理屋さんもありますので、しっかりと仕事で応えていきたいと思います。2025年の展覧会予定は、こちらでご確認いただけます↓。

わたしにとって経営指針書は、その通りにやる!というものではなく、スケジュール管理と方向性の確認指針となるもの。テーマや、ビジョン、ミッションなど、揺るがないものがある一方で、細かい変更・修正をその都度繰り返しながら一年を進んでいきます。毎年、年末には年初の指針書に赤(変更後の内容)がたくさん入っていて、この変化もまた面白いもの。

今年も目標を大きく掲げて、頑張ります^^

2025仕事はじめ~本年もよろしくお願い申し上げます~

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2025仕事はじめ~本年もよろしくお願い申し上げます~

珍しく、ゆっくりお正月休みをとりました。わたしの言う「お休み」は、すなわち「パソコンを起こさなかった」ということなのですが、12月30日を仕事納めとして1月5日まで、約1週間デスクトップを起動しなかったのは、コロナ禍以前の海外出張時以来です。おかげさまで、少しはデジタルデトックスになったかな、と。スマホは使っていましたが(笑)。

おかげさまで良いお正月でした。

津屋崎 花祭窯

上の写真は良く晴れた元旦。青い海がきれいに見えました。

お正月

ご近所観光案内施設の「なごみ」が、2024年の営業最終日に可愛らしい小菊を販売していたので、ゲット。お正月飾りがにぎやかになりました。

お正月

毎年恒例の年末餅つきも、鏡餅・丸餅・あんこ餅をつくることができて、無事ミッションコンプリート。

お正月

ご近所さんからいただいた蝋梅(ロウバイ)は、つぼみがたくさんで、これから開き、香ってくるのが楽しみです。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします!

藤吉憲典公式インスタグラム https://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi

藤吉憲典公式サイト https://fujiyoshikensuke.com/

「LINEでオンラインミーティング」は、手軽で案外使い勝手が良い。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「LINEでオンラインミーティング」は、手軽で案外使い勝手が良い。

先週末はミラノとLINEでオンラインミーティング。11月に藤吉憲典がミラノ-ジェノバを回った際にお世話になったコーディネーターさんとの、後日ミーティングでした。わたしの実感として、海外拠点でお仕事をなさっている日本人の方も、LINEのアカウントを取得しておられる方が多く、ビジネスでも日本との連絡にラインを使っているという方が少なくありません。

というわけで、一か月遅れのイタリア出張後ミーティング。と、ここまで書いて、実はダンナのイタリア出張の話をブログに上げていなかったことに気が付きました。昨年に引き続き、今年2024年も11月にミラノ出張をしておりました。訪問先のギャラリー本店がジェノバに、支店がミラノにあるので、その界隈を巡る旅となったのでした。

さてLINEミーティング。海外とのミーティングは、時差があるのでスタート時間に気を使いますが、毎回先方が日本時間にあわせてくださるので、恐縮しつつ甘えています。そういえば昨年は、先方は朝のお散歩時間で、仕事場のご近所だという公園のベンチからのミーティングでした。今回は、先方は少し早いランチタイム、我々は夕食後でしたので、お互いゆっくりお茶を飲みながらというタイミング。

Zoomはじめ、会議システムはいろいろありますが、LINEはふだんから使っている人にとってはなんといっても手軽です。そういえばコロナ禍下の最中は「LINE飲み会」なるものもあったなぁ、などと思いつつ。ビジネスミーティングでも、機密性のあるものでなければさほど神経を使わなくても良いし、特にマンツーマンでのミーティングや少人数であれば、LINEも積極的に活用できるというのが現時点でのわたしの感想です。個人的な感覚ですが、Zoomなどのように会議でガッツリ向き合うというよりは、通話の延長という感じなので、リラックスできて会話も弾むのかもしれません。

で、肝心のミーティングの成果は、満足の行くものでした。来年に向けてやるべきこと、進めるべき方向性も明らかになり、一安心。ロンドンにしてもミラノにしても、現地でサポートしてくださる方にとっても恵まれていることをつくづく感じます。物理的な距離はあっても、心理的な距離の近さを感じることのできたLINEミーティングでした^^

我慢強く付き合ってくださる額縁屋さんに感謝―額装の検討は時間がかかるけれど、楽しい。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

我慢強く付き合ってくださる額縁屋さんに感謝―額装の検討は時間がかかるけれど、楽しい。

藤吉憲典のシルクスクリーン作品第一弾が完成したので、さっそくディスプレイサンプル用に額装することに。「作らない人」であるわたしにとって、額装で作品を飾る仕事は、貴重かつ愉しみな美術的創造力発動の機会です。

いつもの博多中洲川端・大崎周水堂さんへ。額装にしても軸装にしても、毎回ふつうとは違うオーダーを繰り出す私に対して、スタッフの方々も慣れてきてくださったようで、我慢強く付き合ってくださいます。今回も10時のオープン早々におじゃまし、二つの額装をようやく決定したときには、もうすっかりお昼をまわっていました。

フレームの決定、余白の取り方の決定、作品の背景となるマットの決定と、予算内でいかに格好良く仕上げるか。わたしの「あんなのありますか?こんなのありますか?」に対して、大量の在庫のなかから、提案をしてくださいました。上の写真は、背景の候補に合わせてみているところ。

おかげさまで、満足のいく選択ができたはず。はず…というのも、頭のなかで組み合わせの完成図を完璧にイメージするのは、わたしにとってはなかなか難しく、ある程度「これでいけるはず」と思ったらGOするしかないのです。あとは出来上がりを待つばかり。年内にふたつとも仕上がる予定なので、とっても楽しみです。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第3回目は、一人(一社)につき一時間の贅沢ブレスト。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「令和6年度デザイン開発ワークショップ」第3回目は、一人(一社)につき一時間の贅沢ブレスト。

福岡県の新事業支援課の事業のひとつ「デザイン開発ワークショップ」。わたしが参加する北九州地区では、西日本工業大学の梶谷克彦先生、株式会社GKデザイン総研広島の遠藤大輔さん、株式会社宣研の重松依子さんが、アドバイザーを務めてくださっています。昨日はその三回目。参加社数は4社なので、そもそも少数でじっくり取り組める体制なのですが、インフルエンザで2社が欠席となり、いつもにも増して濃い時間となりました。

この日の成果と宿題は、以下5点。

  • エントリーモデル(普及版)作品群としてのシルクスクリーンは、独自のブランディングストーリーを作る。
  • 入口はひとつ(=藤吉憲典)。そのなかで、エントリーモデルからハイエンドモデルへのステップをストーリー化する。
  • なぜこの作品群が生まれたのか?
  • すべての普及版作品に添付することのできるブランドストーリーの小冊子化。
  • 額装・作品のアレンジ→世界観を示す「実際に飾ってある場所」の写真や動画。
藤吉憲典 昇龍

やりたいことに対して、次にすべきことが明らかになるこの時間は、ふだん一人で仕事をしているわたしにとって、とてもありがたく貴重です。次回に向けて、しっかり準備を進めます^^

久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―番外編・奈良。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりの京都巡り―よく食べ、よく歩き、よく学び―番外編・奈良。

「タイミング」って、あるものですね。来週は京都だ!というある日、料理人さんから器に関するお問い合わせをいただきました。その内容がなかなか興味深く、お店の場所が奈良だとおっしゃるので、京都ついでにお伺いして直接お話を聞くことに。奈良もまた、わたしは博物館学芸員の実習で奈良国立博物館に行って以来でしたので、久しぶりでした。

というわけで、三日目は近鉄線で一路奈良へ。お約束の鹿を眺めつつ、まずは興福寺に向かいました。五重塔が「素屋根建設工事中」ということで、下の写真の通りの眺め。五重塔を拝めないのは残念でしたが、これはこれで滅多にない景色だと思えば面白く貴重です。国宝館内の宝物は、阿修羅像をはじめ相変わらずの素晴らしさで、嬉しくなります。京都の三十三間堂もそうでしたが、こちらも以前来た時(って、かなり前ですが^^;)より、ずいぶんと鑑賞しやすくなっていました。

奈良興福寺五重塔

↓こちらは中金堂。

奈良興福寺中金堂

奈良町を散策しつつ、目的地に向かいました。途中「奈良町情報館」なる観光案内書を発見。親切なスタッフの方にいろいろ伺いつつ、「奈良町おさんぽガイドMAP」をいただき、これがまた便利でした。それにしても奈良町にのこる古民家の数々。いいな、と思ったら文化財登録のプレートがついていて、なるほど、の繰り返し。その数の多さに感嘆しました。

入り組んだ路地の散歩を楽しみながら、目的地に辿り着きました。訪問先でも、イメージしていた通りのお話をお聞きすることが出来ましたので、直接お伺い出来てよかったです。このお話の続きを、いずれ皆さまにご紹介できる(はず!)のが楽しみです。時間に余裕を持ってミッションコンプリートで、京都駅へ。「奈良といえば中川政七商店の旗艦店=奈良本店に行くのだった!」と思いついたのは、津屋崎に到着してからのことでした。

大満足の三日間ながら、宿題というか、やり残しも多々の京都・奈良でした。次はできるだけ早いうちに行きたいな、と^^