わたしは行ってないけれど、インド出張手配からあれこれ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

わたしは行ってないけれど、インド出張手配からあれこれ。

「インド」が降って湧いてきた…と書いていたのは、約一月前のことでした。まあそれからダンナの出発までの約1カ月のあわただしかったこと。まず声をかけていただいたことがとっても嬉しく、またインドでの婚礼行事というなかなか稀な慶事であり、美術を生業とするダンナにとって、これは願ってもないインプットの機会であることは明白でした。迷わず「行く」という、この好奇心があるからこその、作り手です。あとは、手配するわたしの問題…想定していなかった海外出張、しかも初インドを1カ月で手配(できるのか!?)というところだけ。

はい、頑張りました(笑)。まずは渡航先のイメージを少しでも明らかにするために情報集めをしました、というのは前回のブログでのお話。そのあとは具体化です。インド入国にはビザ的なものが数種類必要で、しかもインド国内線での移動もあり、わたしの英語力・ネット活用力ではさまざまな手配情報を集めにくい…ということがすぐに判明しました。そこで、既に航空券を自力で手配したという強者のお友だちに話を聞いたうえで、今回は迷わず旅行代理店さんに依頼することにいたしました。

お願いしたのは、旅の漫遊さん。『日本一面白い旅行を提供できる』会社を目指しておられ、なかなか思いつかないような海外ツアーや、マニアックな個人旅行を組むことでコアなファンに愛されているという旅行代理店さんです。2年ほど前、中国・北京へのビザが必要になったときに、旅の漫遊さんに相談し、漫遊さんが提携している中国の旅行代理店さんをご紹介いただいて、ビザの申請から受け取りまで、とてつもなくすんなりと手配していただいたのでした。今回はインド。依頼してすぐに「お願いしてよかった~!」と実感しました。ビザの申請と航空券の手配だけでなく、インド国内でのトランジットで考えうるリスク回避などのアドバイスやご提案もいただき、百人力。プロフェッショナルなお仕事に心より感謝!でした。

実務的な手配が済んだら、次はインドでの婚礼行事に参加するための、いろいろな準備が必要です。二日間にわたって開催される複数の祝祭行事、それぞれについてドレスコードが指定されているのはもちろん、文化的に暗黙のマナーなどもあるだろうと考え、「少なくとも失礼にだけはならないように」色の確認などに神経を使いました。最後はもう実際に着用する姿の写真を撮って送り、「こんな格好で参加しようと思うんだけど大丈夫かな?失礼にならない?」の確認をとって、「パーフェクト!」の返事をもらい、ようやく安堵。

ここまでお膳立てが済めば、あとは実行部隊であるダンナに託すのみです(笑)。ダンナはダンナで、インドに仕事で何年も赴任していたというご近所さんにお話を聞きに行ったり、旅行でインドに行ったことある人から情報を仕入れたりと、できるだけ安心して渡航できるように、工夫をしていました。さてそして先月末、いざインドへ。で、おかげさまで無事元気に(お腹もこわさず!)戻ってまいりました^^。出国前から、旅の道中、現地滞在中、帰国まで、それぞれのタイミングでサポートしてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

ダンナ実際に足を運んでみて…短期ではありましたし、限られたエリアではありましたが、イメージを大きく上回るカルチャーショックを、いろんな意味で受けてきたようです。これだから、やはり「足を運ぶ」のはだいじなのですね。ここで見たもの、体験したいろいろなものが、本人のなかで熟成して作品に投影されるのは、また先のことだと思いますが、とってもとっても楽しみです。

ブッダとガンジーを生んだ国であるインド。帰ってきてすぐは、面白かったけど疲れた(神経疲れ)…と言っていたダンナですが、もうすでに、もしまた機会があれば、今度は寺社をたくさん観に行きたいと申しております。うん、このアンテナがあってこその作り手ですね。

花祭窯の工房(旧・井ノ口邸)は築100年を超えました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の工房(旧・井ノ口邸)は築100年を超えました。

花祭窯の工房は、昭和元年に建てられた商家であった、別名「旧・井ノ口邸」にあります。ここ津屋崎に移転して15年目。入るときに、まあまあ大掛かりな修繕をしましたが、できるだけ「古い部分は古いままに」を心掛けましたので、追加で手を入れなければならない場所が毎年いくつも出てきます。本来、家というのは、手を入れながら住み継いでいくものなのだなぁと、あらためて思いつつも、伝統的建造物を維持するというのはどういうことかを、体感しています。

仕事・生活をしていくのに、必要最低限に手を入れることを意識していますが、このときに毎回頼りになるのが、地域の信頼できる設計士さん、工務店さん、職人さんたち。「ここが困っているんだけれど」と相談すれば、「それなら○○さんがいいよ」とご紹介していただける信頼関係があるのは、ほんとうに心強いことです。お話を聞いていると、建築物を作る中で、それぞれに強みをお持ちの方々が、お互いに敬意をもって仕事をなさっていることがわかります。

さて今回お世話になるのは、大工さん、電気工事屋さん、建具屋さん、サッシ屋さん。プロフェッショナルな方々のお仕事ぶりを拝見するのは、興味深く面白いものです。あまり見られてはやりにくいだろうな、と思いつつ、ついつい作業の様子に目が行ってしまいます。これまでに拝見していて、皆さんに共通しているのは、丁寧ながらもスピーディーに作業をしてくださることと、工事後のお掃除をきちんとしてくださること。

出来るだけ古いものを遺しながら、全体の雰囲気を損ねないようにしながら、少しづつの修復・整備です。

一人会議のテーマは、いかに仕事をシンプルにしていくか。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

一人会議のテーマは、いかに仕事をシンプルにしていくか。

9月になりました。8月は自分の誕生月で、今後の仕事の仕方を考えるのに、ちょうど良いタイミングでした。というか、定期的に時間確保してちゃんと考えなきゃダメよね!という感じ。会社勤めの友人たちを見ていると、ここ数年でセカンドキャリアに進んだ人もいれば、そろそろ定年後を見据えて次を考えようかな、という人もあり。定年退職後は仕事をしないという選択を、少なくともわたしの周りではほとんど聞かないのは、時代なのだろうなぁ、と思います。年齢に応じて働き方を考えるのは、自営業者だろうと、会社勤めであろうと、経営者であろうと同じですね。

わたしにとって最大の検討事項は、花祭窯のおかみとしての仕事を、いかにシンプルにするか。まずは、まとめられるところはまとめ、省けるものは省き、簡潔にすること。そして、いざというときに、どこに(誰に)、どのように頼れば安心か、を整えていくことが必要です。そのための「他力本願!」であり、これを言いはじめて数年が経ちますが、ここから3年以内には目途をつけたいところです。と、ここで宣言^^

というわけで、集中して考えるために、一人ショートトリップ会議をして参りました(笑)。会社員だった頃、社員研修や特別な会議といえば、どこぞの研修所やらホテルやらに場所を移すのが当たり前で、最初はどうしてわざわざ時間とお金をかけてと思ったものでした。ですが実際にその場に身を置けば、場所を変えることには大きな意味があることがわかります。それは、職住一致の自営業者となった今では、尚更強く感じるところです。

片道約1時間のショートトリップでしたが、これが、期待以上に良かったです。集中してものを考えたいときに、たった一日でも、要らぬ気を使わなくてよい、安定した環境に入り込むのは、なによりも効果のあることかもしれません。ふだんの仕事やら、生活が入り込んでこないのがGOOD。これは、年に1回といわず定期的に実施したほうが良いかもしれないなぁ、と思いました。ここからしっかり成果を上げて行きたいと思います^^

ワークショップ第1回目-令和8年度ジャンププログラム・ビジネスコース。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ワークショップ第1回目-令和8年度ジャンププログラム・ビジネスコース。

先月キック・オフが行われた福岡県のジャンプ・プログラム、あっという間にひと月が経ち、ワークショップの第一回目が行われました。昨年のサッシンプログラムとの違いは、ワークショップ前に、グループワークの時間が別途1時間半ほど設けられたこと。昨年のプログラムで、個人的に少し物足りないと感じていた部分があるとすれば、セミナー型の受け身の講座が多くて、ワークショップの時間が申し訳程度だったことでしたので、これはとてもありがたい変化です。

今回のテーマは「新規事業開発」。担当講師は、株式会社Schooの金田 一平氏。お話のスマートなのに加え、程好いタイミングでワークをはさんでくださり、面白かったです。以下、備忘。


  • 新規事業は、アイデアではなく翻訳。翻訳とは、相手が動ける形にする(変える)こと。
  • (壁1)誰が払うのか?→困っている人(必要としている人)とお金を払う人は別?
  • (壁3)最初の一件は?
  • 「受益者」「利用者」「導入決定者」「支払者」
  • 社会課題が誰かの予算を使ってでも解決したい問題に変わったとき、初めて事業になる。
  • 最初に「誰が」「何に」「いくらの」お金を払うか。
  • ヴィジョンは大きく、最初の一件は小さく。
  • 「他の人でもできる」のが事業=経営者の能力を、会社の能力に変えることができるか?=反復性。
  • 社会性×事業性
  • 何を、何に、翻訳できるか。
  • 資産=強みの「使い道」を変える。
  • これまで築いてきたものの中で、他者(社)が3年かけても簡単に手に入らないものは何か?→自分の武器。
  • 事実と仮説を分けて考える。
  • 最重要仮説は?

令和8年度ジャンププログラム・ビジネスコース「新規事業開発」株式会社Schooの金田 一平氏のお話より。


現在考えている新規事業について考えたときに、耳の痛い指摘も多く、反省材料をいただくとともに、今後詰めていくための指針を得ることができました。ありがとうございました!

第118回九州EC勉強会「越境ECの始め方・勝ち方」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

第118回九州EC勉強会「越境ECの始め方・勝ち方」。

九州EC(九州ECミーティング)は、経営者やECに取り組む方々が幹事となり、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会です。完全ボランティアで続いている、稀有な勉強会組織。毎回、充実したテーマと講師による勉強会を博多で開催してくれる、とてもありがたい存在です。

第118回目となった今回のテーマは越境ECで、講師は、この分野ではわたしが一番尊敬している世界へボカン株式会社代表取締役の徳田祐希氏。そしてグーグルからも講師の方がいらっしゃって、AIと検索についての最新情報をお聞きすることができました。グーグルさんの方は、話した内容は録音・撮影等厳禁ということでしたので、秘密ということで。

以下、備忘。


  • ほんとうの価値を言語化し、海外のお客さまに伝わる形にする。
  • 認知低・昨日ではなく情緒的価値→共感価値。
  • 売りたいものを売る、ビジネス。
  • 成長に必要なのは、商品を変えることではなく、価値の伝え方を変えること。
  • 誰に選ばれているのか。「人」で見る。
  • 顧客の解像度を上げる。
  • 選ばれている理由を明確にする。
  • 何を売るか、入り口を決める。
  • サイトにちゃんと情報を載せないとAIに情報を拾ってもらえない。
  • そのものを作っている人の、個人的な考え、意見、やり方をきちんと発信する。

九州EC勉強会「越境ECの始め方・勝ち方」より。


花祭窯としては、カートによるショッピングのシステムとしてのECは国内外問わず今後行わない予定です。が、リアルでの海外ビジネスにおいても重要な、根本的な考えと、今取り組むべきことを確認することができました。

九州ECの勉強会は、やっぱりいつも素晴らしい。次回も楽しみです^^

お盆が終わって、8月も後半。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お盆が終わって、8月も後半。

世間のお盆休み中は、ふだん後回しになっている仕事をすすめる絶好の機会だと思うので、張り切ってやることリストをつくるのですが、まあ、思うようには進みませんね(笑)。取り組み順位をつけずに、手近でやりやすいところから手をつけましたら、いろいろと中途半端。こんなことなら、例えば「仕事環境整備」とか、何か一つに絞った方が良かったかしら???と思いつつ、それでもオフィスチェアの入れ替えが出来たのと、ダンナのインド出張の手配がこのお盆期間中にほぼめどがついたので、まあ良しとしましょう。

8月後半。ダンナ・藤吉憲典は、まずロンドンSladmoreギャラリーでのクリスマス・ショウに向けた作品作りが大詰めになります。食器の制作とアート作品の制作とでは、使う脳が違うらしく、切り替えて集中した時間をとることが必要なようです。この切り替えがあるからこそ、どちらの仕事もますます面白くなるというのが、作り手の弁。

一方、北京の喜水ギャラリーさんでは、今年1月の予定から延期になっていた藤吉憲典の個展が、いよいよ開催されます。

喜水ギャラリーのインスタ https://www.instagram.com/xishuigallery/

見どころは、今回の個展用に制作した赤絵の中国茶器。会期が延期になっている間に、喜水のオーナーさんから追加で入ったご注文にお応えしています。前回2024年8月の北京個展からテーマにしてきた茶器の制作ですので、力入ってます^^。そしてたいへん残念なのですが、今回は作家在廊ができません。日程調整がうまくいかず、申し訳ありません。全体的に、スケジュールにもう少し余裕を持たせるようにせねばと反省。

というわけで、作家はしばらくはガッツリ制作モード。その後、国内では11月に南青山・百福さんでの個展がございます^^

新しい仕事椅子で、ながらエクササイズ♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新しい仕事椅子で、ながらエクササイズ♪

花祭窯おかみの仕事は、パソコンに向かうデスクワークの時間が、まあまあ、あります。今は腰痛なども無いので、あまりオフィスチェアにこだわっていません。それでも「座りっぱなしで姿勢が悪くなる」を防ぎたいという意識はあり、これまでに何回かは椅子を変えてきました。バランスチェアが出始めたころには、バランスチェアを試してみましたし、バランスボールを椅子代わりにしていたこともありました。バランスチェアは、使ってみたら腰から下が固定されるような感じになるのがややストレスで、欲しい!というお友だちに譲りました。バランスボールは、仕事机に合わせる椅子としては場所をとりすぎて、途中で断念しました。

ここ10年以上(20年近く?)は、オフィス家具のメーカーさんが作る、なんてことないスツール型のオフィスチェアでした。キャスターが付いていて、座面が昇降できて、回転して、というごく標準的でシンプルなもの。そういえば、布張りの座面の黄色が気に入って買ったのでした。ときが流れ、気がつけば布張りの黄色は薄汚れ、あちらこちらが擦り切れてきています。クッションは薄いものを選んでいたのですが、薄いなりに「座り癖」が付いて凸凹。椅子としての機能自体はまったく問題ありませんので、新しく厚手のカバーをつけたらいいかな、などとぼんやり考えていたところに「スクワットができる椅子」の新聞広告が目に入りました。

ぱっと見の写真だけでは、わたしが使っているスツールとたいして変わらないように見えます。メーカー名が「ミズノ」となっていましたので、あのミズノ?と思いながらネットで探してみたところ、くだんの椅子を発見。スポーツ用品から広がって、「ヘルシーインテリア」なる分野の商品をいろいろと出していらっしゃるのですね。よくよく説明を読んでみると、スクワットができるだけでなく、体幹を鍛える仕組みになっているものもあり、仕事をしながら密かに運動できるのであれば、ラッキー♪と、久しぶりに椅子を入れ替えることにしました。

で、先ほど到着。さっそく、今まさに、その「スクワットのできる椅子」に座ってブログを書いております。効果のほどは…まだよくわかりません。ただ微妙にゆらゆらするので、無意識にバランスをとろうとするのはたしかで、これは体幹に効いているのかもしれません。数か月後、筋力が付いた実感が出てきたら面白いですね。そのときはまたご報告いたします。先代のスツールは、新しくカバーをつけてアップサイクルすることに決定、これからは来客用椅子として活躍してもらいます^^

降って湧いたような「インド」にドキドキ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

降って湧いたような「インド」にドキドキ。

インド出身で現在米国留学中のお友だちから、久しぶりにメッセージが届きました。曰く「インドでウェディングパーティーをするので、参加してくれたら嬉しい」とのこと。いつ?と聞いたら、なんとパーティー当日まであと約一カ月しかありません。

実はほぼ同じタイミングで別の国に出張予定が入っていたのですが、なんとこれが、彼女から連絡をもらった数日後に、諸々の事情で仕切り直しになりました。これは…インドに行けということか!?(笑)。そういえば数年前に一度、インドにある企業さんとの商談(商談未満)が持ち上がったことがありました。インドについての情報をまったく持たないなかでのお話でしたので、まず最初に彼女に相談したのでした。彼女がいつでも力になると言ってくれたのが、とても心強かったです。結局その話は立ち消えになり、インドに行くこともありませんでした。これはもしかして、インドとの縁をつなぐチャンス。

というわけで、まったく行ったことの無いインドですから、まずは情報集めです。とりあえず近所の本屋さんに駆け込んで、一冊だけあった『るるぶインド』を発見。ネットでの情報収集も、もちろんやりますが、まずは「紙情報」で基本情報を!です。ざっと目を通しながら、インドについての雑誌がたしかあったよなぁと記憶がよみがえってきました。少し前に定期購読していた『TRANSIT』で、インド特集号があったような…と。で、探してみたら、ありました!

『TRANSIT』No.59が東インド・バングラディシュ特集で、これを読んだのが2023年のことでした。上の写真は、その表紙。これでがぜん情報の質・量ともに大幅アップです。なんとなく全体像がつかめてきました。今回の目的地が、インドのなかでもコルカタに近い東インドエリアですので、ドンピシャの特集でした。この本がこのような形で役立つ日が来るなんて、と思いつつ、まずは読むことに。まさに付け焼刃ではありますが、まったく知らないよりはマシなはず、と言い聞かせつつ。近代の政治的な変遷(英国統治と独立後)のことや、地域性について、毎度ではありますが、知らなかったことばかりです。

現在鋭意インド手配中。この後どうなるか、乞うご期待!です。

読書『フィジカルAIの衝撃』(朝日新聞出版)田中道昭著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『フィジカルAIの衝撃』(朝日新聞出版)田中道昭著

「この本は夏までに読んでおきたい!」というビジネス系・実用系書籍が数冊ありましたので、えいやっとまとめ買いしてきたうちの一冊です。フルタイトルは『フィジカルAIの衝撃「身体をもった人工知能」は2030年の世界をどう変えるか』とあり、帯には「『これまで通りのやり方がそのまま通用し続ける世界が終わりを迎える。」とあります。なにかの記事で、ソフトバンクの孫さんが今一番投資しているのがフィジカルAIだというのを読んで、興味をそそられていました。「フィジカルAI」だなんて、ほんの少し前まではそんな単語、まったく知らなかったのですけれど。

以下、備忘。


  • (フィジカルAIは)「身体に根差した知」を書き換える。
  • これまで経験と勘に支えられてきた領域が、センサーと人工知能によって再構築される。
  • ここでAIが果たしている役割は、人と置き換わることではない。人が人にしかできない仕事に集中できる余地を生み出すことである。
  • 重要なのは、これがプログラムではなく、「学習」だという点
  • 現実世界を学習の糧とし、経験によって進化する知能
  • 現実世界の「身体感覚」を獲得する
  • 現場を支える重要な資産であると同時に、属人的で、継承の難しいもの
  • 熟練者がいなくなれば失われてしまう暗黙知
  • 仕事は消えなかったが、前提が変わった
  • 目標や制約条件は、依然として人間や組織によって設計される。AIに委ねられるのは、その枠組みの中で最適な行動を選択し続ける権限
  • 「自動化(Automation)」「自律化(Autonomy)」
  • (生成AIについて)大規模言語モデルの本質は、あくまでも「記号操作」
  • (フィジカルAIについて)物理法則のエッセンスを、自らの行動原理として血肉化
  • 「脳×身体×現場」
  • これらは美しいが、ビジネスとして成立するのか
  • 人間の形をしているほうが、この世界に既に存在しているインフラを、そのまま使える
  • 人間の仕事を思い出してみると、その多くは「動作」そのものよりも「判断」によって成り立っている
  • 人間が意味を介して世界を理解するのに対し、ヒューマノイドは関係性(因果の傾向)を通じて世界を把握する
  • 価値観や目的や意図そのものは、人間が与える

『フィジカルAIの衝撃』(朝日新聞出版)田中道昭著 より


フィジカルAIについては、福岡県では北九州市が、安川電機さんを中心に力を入れていることが、このところよく西日本新聞に取り上げられています。本書を読んだことでアンテナが少し伸びて、身近にこの技術に取り組んでいるがあることに気が付きます。「知らないから・まったくわからないから不安」を少しでも解消するためにも、読書は役に立ちますね。アナログ頭なわたしにもわかりやすいように落とし込んであり、事例による解説も多く、ふつうの人にわかるように書こうという著者の気持ちが伝わってくるようでした。ものすごいスピードで動いている分野であり、門外漢ながら、今このタイミングで読んでよかった一冊です。

『フィジカルAIの衝撃』(朝日新聞出版)田中道昭著

藤吉憲典公式サイト更新情報-2025アート作品をアップしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典公式サイト更新情報-2025アート作品をアップしました。

藤吉憲典公式サイトのなかに、作品のアップを進めています。先日のブログでは、蕎麦猪口のアップをお知らせしました。アート作品も、最新版の2025年新作をアップすることができましたので、ご案内です。

藤吉憲典公式サイト ARTWORKS(作品)

アート作品、特にAnimal Boxesシリーズは、毎年作ってもほとんどをロンドンのSladmoreギャラリーに納品していて、またありがたいことにエキシビジョンでほぼ完売するため、なかなか国内でご覧いただくことができずにおりました。国内のお客さまからお問い合わせをいただくたびに、実物をご覧いただく機会をつくらねば、つくりたいな、と思いながらのここ数年。

来年の話になりますが、ついに国内で、アート作品での個展開催が決定いたしました!

2027年秋、場所は東京です。とってもとっても嬉しいです。詳しいことはこれから詰めていくところ。情報解禁になりましたら、こちらでもご紹介して参りますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。