サッシン(ジャンプ編)「ピッチ講座とプレゼン指導」に参加してまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

サッシン(ジャンプ編)「ピッチ講座とプレゼン指導」に参加してまいりました。

福岡県の商工部スタートアップ推進課からご案内をいただき、8月から参加している支援事業「サッシン・ベース」。この「ベース」を受講した後に、次年度以降「サッシン・ジャンプ」なる「伴走支援制度」を活用することもできるらしく。今回はその「ジャンプ」で新規事業のスタートを図っている事業者の方々の、ピッチ演習と講座を拝見してまいりました。

以下、備忘。


  • ピッチの目的=目指すゴールは何か?→花祭窯の場合は、事業連携パートナー発見。
  • 前知識無しの人に向かって、ロジックよりもイメージが沸く写真やストーリーで。
  • 聞き手へのAsk=このピッチで聞き手にどんなリアクションを求めているのか?を、ちゃんとわかるように必ず入れ込む。
  • Why(ビジョン、ミッション)→How or What(プロダクト、サービス)→Who(お客様のストーリー)。
  • スライド作成のポイントは「直感・簡潔」「何がどう変わるかを語る」「ニーズ=Askを明確に主張」。
  • 視覚イメージ:文字は18pt以上、1スライド1メッセージ、テキスト少なく。
  • 機能説明よりも、何がどう変わるか。
  • 競合優位性は図表や画像を使ってわかりやすく。
  • 客観的評価(例えば、お客様の声)をを入れる。
  • 市場規模と、そこに自社がどのように・どれぐらい入れるのか?のイメージ。
  • 誰とどんな連携を希望しているのか」を明確に、1枚つくる。
  • 究極のゴールは「自社・自分の味方をつくる」こと。
  • 見た目6割・音3割・内容1割。
  • 誰に届けたいのか、の「誰」に、具体的な顔(お客様)を思い浮かべて、その人に語り掛ける。
  • 人を巻き込むストーリー(=ドラマ)とは「困る」こと→困っている状態から成功した状態へ。
  • そのためにはまず、個人的な問題提起(=痛み)をさらけ出す→それは「わたし自身の痛み」か?
  • すべての感情の起点は「驚き」である。
  • 自分にとっての「最適」なピッチのやり方がある。自分らしくやるには、ひたすら練習。
  • 時間を短くするには「面白いところだけ、しゃべる」。
  • 1スライド1メッセージ、さらにそのなかでもがメインなのか。

講師を務めてくださったのは、トーマツの中小・スタートアップ支援マネジャーの相川さんと、本業は舞台監督でいらっしゃるという、株式会社kotosakAの三浦佑介氏。自分のピッチ資料を完成させる前にこの講座を受講してよかった!と思える内容でした。特に三浦さんのお話は、ふだんビジネスシーンではなかなかお目にかかることのないアプローチで、それなのに腑に落ちること多々で、とっても面白かったです。「見た目6割、音3割、内容1割」って、身もふたもないですが、きっとそうなんだろうな、と。なによりも、究極のゴールは「自社・自分の味方をつくる」こと、なのが分かったのが、わたしにとっては良かったです。

さあ、あとは自分のピッチ資料を作って、来月の発表会を乗り越えたら、サッシン・ジャンプのプログラムもそろそろお終いです。今回も場をおぜん立てしてくださった、トーマツのスタッフの皆さまに感謝。頑張ります^^

福岡市海外展開支援プログラム Day3「海外市場の解像度を上げる」に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡市海外展開支援プログラム Day3「海外市場の解像度を上げる」に参加しました。

 福岡県中小企業ステップアップ支援事業「サッシン・ベース」でお世話になっているトーマツさんからご紹介いただいて、「福岡市海外展開支援プログラム」に参加してまいりました。トーマツさん、福岡県・福岡市と、中小企業支援に入っておられるのですね。このプログラムは「福岡市」の事業ですが、福岡市内で開催される講座の受講は、福岡市内の事業者でなくてもOKということで、ありがたく参加。プログラム終盤に実施されるニューヨークへの派遣事業(3社)に応募できるのが、福岡市内に拠点のある事業者さん限定となっていました。

さて「海外市場の解像度を上げる」。プログラム構成は下記の通りでした。

  1. Go-To-Market戦略を考える(ワークショップ)
  2. NY派遣企業によるプレゼン
  3. コース別で実践型ワークショップ(英文ピッチ作成講座/グローバルコミュニケーション講座)
  4. ネットワーキング

以下、備忘。


  • Want(思い・共感軸)、Can(優位性・強み軸)、Needed(市場性・必要性軸)で海外市場の解像度を上げる。
  • グローバルコミュニケーション=翻訳能力ではなく多文化設計力
  • 多文化設計力を支えるのは、多文化理解力
  • コミュニケーションは言語だけではない。ジェスチャー等のノンバーバルコミュニケーションも含む。
  • グローバル化≠海外進出。
  • グローバル化は、世界規模・地球規模。
  • ピッチや法律や「翻訳」できるが、文化前提は「設計」から変更が必要。
  • どの価値観を前提にしているのか?どんな行動様式を想定しているのか?
  • 『The Culture Map(異文化理解力)』エリン・メイカー著(英治出版)
  • Hidden Assumptions in Our Product
  • 「日本人の文化や習慣」を前提にしている点は何か?またその逆(海外市場を前提にしたプロダクトを、日本市場に持ってこようとする場合)は?

NY派遣が決まった企業3社のプレゼンは、それぞれのお話のスケールが大きくて、想いがこもっていて、すごいなぁと感嘆しながら拝聴。各5分ほどのプレゼンのなかで、視界の広さ、着眼点の鋭さ、それぞれのプロダクトやサービスを支える技術力や学びの深さが伝わってきて、ひたすら「すごい!」でした。なかでも個人的に一番刺激を受けたのが、Boutique Residence & Co.株式会社 大木健人氏のプレゼン内容。ネットワーキングの時間に、わたしとしては珍しく押しかけ気味に名刺交換をお願いしたところ、快く気さくにいろいろなお話をしてくださいました。

コース別の実践型ワークショップは、わたしは「グローバルコミュニケーション講座」を受講したのですが、担当してくださったSPRINK株式会社の元美和氏のお話が、とっても面白かったです。学術的な背景を持つ説得力を持ちながら、実践的なビジネスに生かされる内容でした。

18時スタートで20時終了、その後その場でネットワーキング=交流会という3時間ほどのプログラムでした。交流会は任意参加でしたので、講座自体はサクッと2時間。ですが、とっても濃い2時間で、わたしとしては珍しくネットワーキングの時間を存分に生かせましたので、期待以上に大満足の機会となりました。次回もとっても楽しみです。

読書『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

毎年恒例になりつつある、年初の美術展情報チェックです。この手の雑誌は何種類も出ているのですが、ここ数年は、本誌『日経おとなのOFF』の増刊号を手に取ることが続いています。全国の情報ですので、チェックしても足を運べないケースの方がほとんど。ですが「何かのついでに行けたらラッキー」ぐらいの気持ちで頭の片隅に入れておくと、いざというときに思い出すことができて、無駄ではありません。ちなみに昨年の記録を見てみると、見に行きたい展覧会ベスト5に入れていたうち、久留米市美術館で開催された「異端の鬼才-ビアズリー」に足を運ぶことができました。

また昨年は「行きたい美術館」として、泉屋博古館京都本館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪中之島美術館・大阪市美術館・福田美術館(京都嵐山)の名前を挙げていたのですが、これらはひとつも達成ならず。その代わりというわけではありませんが、リニューアルオープンした大阪の藤田美術館に足を運ぶことができ、ここがとてつもなく素晴らしかったです。上の写真は、その藤田美術館(大阪都島)。昨今の美術館のつくりは、「観る」だけでなく「滞在」を意識した空間がどんどん増えていて、嬉しいかぎりです。

ではさっそく、2026年版に掲載されている情報から、今年観に行きたい美術展ベスト5は、次の通りです。順不同。


原安三郎コレクション 北斎×広重(京都文化博物館)

北斎や広重の作品を観たい、というのももちろんあるのですが、それが個人コレクションであることに魅力を感じる展覧会です。個人コレクションは、集めた人の嗜好・偏りがにじみ出てくるのが、面白さのひとつ。コレクターがどんな美意識をもって集めていたのか、のぞき見る楽しさがあります。

密やかな美 小村雪岱のすべて(あべのハルカス美術館)

小村雪岱という人の名前を知りませんでした。が、本誌で紹介されていたいくつもの日本画の展覧会のなかで、目を引いたのがこの方の絵でした。線に(線のどこに、と問われると難しいのですが)魅力を感じ、これは生で見て観たいな、と。あべのハルカスも、行きたいと思いながら未だに足を踏み入れていませんので、機会を作りたいところです。

神仏の山 吉野・大峯-蔵王権現に捧げた祈りと美-(奈良国立博物館)

奈良国立博物館は、学芸員研修のときにお世話になった館のひとつです。すごい量のお宝の数々に、数時間でお腹いっぱいになったことを思い出します。仏像はもともとあった場所(寺社など)で観るのが一番だとは思いますが、まとめてたくさん拝見できるというのもまた贅沢。

ロン・ミシュク(森美術館)

インパクトのある彫刻作品群を生で観ることができる機会。わたしは、現代美術の展覧会で「これは行きたい!」となることは、これまであまりないのですが、これはぜひ観たい展覧会です。黒田陶苑さんでの個展がちょうど会期中にあたるので、そこに合わせて足を延ばそうと計画中。

ニコライ・アストルップ(東京ステーションギャラリー)

これまであまり馴染みのなかった北欧の画家の展覧会が、今年はいくつか開催されるようです。本誌で紹介されているなかで、眼に留まったのが、ノルウェーのニコライ・アストルップ氏の展覧会。誌上で見た感じで、色の使い方が面白いな、と思いました。版画作品の上に描画を重ねるアプローチにも興味津々です。


わたしの観に行きたい!は、上のような並びとなりました。今年もひとつでもたくさん、面白い展示を観に行くことができますように。そして一つでも多くの美術館に足を運ぶことができますように♪

『日経おとなのOFF 絶対見逃せない2026年美術展』(日経BP社)

小雪舞うなか2026年初釜茶会でした―今年も精進いたします―

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小雪舞うなか2026年初釜茶会でした―今年も精進いたします―

お茶のお稽古始めは、初釜茶会から。今年も無事に参加して参りました。お茶会前日の準備から、皆さんに新年のご挨拶をする嬉しい機会です。準備の日はそれほど冷え込みませんでしたので、翌日の天気予報の雪マークにおののきながらも、楽しく穏やかに準備は進みました。昨年から担当になった「席割り」の仕事は、お茶会ごとに、参加人数が変わったりお茶席に使うお部屋が異なったりするので、毎回新たに勉強です。

南方流の初釜茶会は、和尚様がお点前をしてくださるので、お点前をどなたにお願いするかという検討がない分、スムーズです。まずは2席設けるそれぞれの席の正客、次客、そして末客をどなたにお願いするか。そして、それぞれの席での水屋仕事を中心に担っていただくのをどなたにお願いするか。お茶会をつつがなく運営するのに、細かい心配りが必要だというのは、イメージとして頭にありましたが、イメージしていた以上に細やかな目配りが必要だということを、今回も感じました。

当日は、冷え込みながらも雪は舞う程度で本降りにはならず、ほっと一安心の一日でした。お茶会もつつがなく進み、楽しく、とても幸せな気持ちになりました。個人的には「お運び」の仕事で初歩的なことを間違えるという失態があり、我ながらびっくりするやら恥ずかしいやら。ところがそれを目の前でご覧になっていた先生が「笑わせてもらって和んだ~」と流してくださり、救われました。注意するではなく、修正するでもなく、さらっと笑いごとにしてしてくださったのは、「そのミスを本人がわかっているはずだから」というお心遣い。つくづくありがたいなぁと思いました。

本年も楽しく精進してまいります!

『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』すごい教科書(DVD)を手に入れました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』すごい教科書(DVD)を手に入れました!

久しぶりのロンドン出張を終えて、あらためて「アート×英語」のスキルアップの必要性を切々と感じ、学ぶ意欲が再燃しています。海外の美術館はたくさんの動画コンテンツを公開していますので、それらを活用すれば、かなり深い「アート×英語」の勉強が可能です。しかも無料で。インスタグラムだけでもかなりの情報量ですから、ほんとうにスマホ一つあれば、いくらでも学べる時代ですね。

が、パソコン画面やスマホ画面をにらむ時間をできるだけ減らしたいと常々思っているわたしとしては、できれば何かほかの媒体がないかしらと贅沢なことを考えました。真っ先に頭に浮かんだのが、映画というか、DVD。で、こんな時は情報検索が得意なチャッピーさんの出番です。「英語学習に適した、美術・芸術関連のDVDを教えて!」と尋ねると、「初級向け」「中級向け」と分けて探してきてくれました。そのうちの一本がこれ『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』です。ドキュメンタリー。先日観てきたばかりのロンドンナショナル・ギャラリーですから、尚更ワクワクします。映画公開は2014年、10年以上前です。10年もこのDVDの存在を知らなかったことが悔やまれます。

スタートから圧倒されました。美術・芸術の根本、学芸員の仕事の根本を、自分の頭でしっかり考えることを促される感じで、「すごい!素晴らしい!」を連発しながら見ました。登場する学芸員さんたちのプロフェッショナルな姿が、とにかく格好良い。180分を超える長編でしたが、もっとずっと触れていたい世界観でした。ドキュメンタリーなので、一度通しで観たあとは、比較的短い時間で細切れに観ても大丈夫(わたし的には)。「英語学習」という意味でも「美術教育」という意味でも、何度でも繰り返し見たい作品です。映画館で観たら、さぞかし見応えあっただろうなぁと思いつつ、大当たりのお宝DVDをゲットして大満足です。

年の初めの恒例仕事:花祭窯の「2026経営指針書」できました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

年の初めの恒例仕事:花祭窯の「2026経営指針書」できました。

花祭窯の経営指針書を年初に作るようになって、10年以上になります。今年も、仕事始めの日に、書き上げることができました。年初のこの内容が、年末にどのように進化・変化しているか。予定や計画は1年間そのまま行くものであるはずがなく、この「どう変わったか」を見るのも、実は楽しみです。

今年のテーマは、ダンナは「日本画家デビュー」^^。すでに「陶芸家・磁器彫刻家」に加えて「書画家・水墨画家」を名乗っていますが、今年はあらためて基礎から学び直し、さらに技術を身に着け作品化していく一年にするということで。側から見ていて、平面作品への取り組みは、明らかに立体作品へと生きているので、とても楽しみです。わたしのテーマは、書き初めでは「雑草と書きましたが、これは生きるうえでの基本スタンス。ビジネス的には、昨年に引き続き「他力本願」と、これにプラスして「事業連携」。足りないところばかりなのだから、どんどん人に頼ろう!という決意表明です。「手伝っていただけますか」「助けてもらえますか」を、もっともっと口に出していけるようにしたい、ということ。

昨年は、藤吉憲典の展覧会予定を入れ過ぎないようにスタートしたはずが、おかげさまで素晴らしい機会をいただくこともあり、終わってみれば「まあまあ詰まったスケジュールで動いたよね」という感じでした。視点を変えれば、スケジュールを緩やかにしていたからこそ、あとから「これは!」という予定を入れることができたのだとも言えます。今年もまた、現時点では少しゆとりのあるスケジュールにしていますので、その隙間に新たにどんなものが生まれてくるやら、楽しみです。

花祭窯おかみの大仕事としては、今年はEC・ネット活用の位置付けを根本的に見直します。EC草創期の2000年からスタートし、花祭窯の事業初期から役割を果たし続けてきたEC事業なので、感慨深いものがありますが、それだけの時間が経ったということですね。また10年以上ずっと構想して、経営指針書にも書き続けていた「陶片ミュージアム」の最初の棚を、今年オープンできることがなんとも嬉しいです。

ということで、本年もしっかり歩を進めて参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

2026ブログ1本目♪本年もどうぞよろしくお願いいたします!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2026ブログ1本目♪本年もどうぞよろしくお願いいたします!

きちんとチェックしたわけではありませんが、昨年は週末を除いてほぼ毎日何なりとブログをアップしていました。だからでしょうか、お正月休み12月31日~1月4日の5日間も何も書かないと、あれを書こうこれも書こうと頭に浮かんで、禁断症状!?的にソワソワ(笑)。というわけで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

上の写真は、干支の午にちなんで「染錦天啓群馬(てんけいぐんば)文盃」藤吉憲典の作です。ちなみにダンナ・藤吉憲典は年男=丙午(ひのえうま)生まれです^^

さて元旦は、例年通りの日帰り電車旅でスタート。車窓から、雲に隠れがちではありましたが、初日の出を拝むことができました。二日はこれまた恒例の書き初め大会。今年もご近所の友人たちが参加してくれました。書き初めの後は新年会。このタイミングで、おせちに準備した食材を食べ果たそうという魂胆です。三日はゆっくり、ご近所の波折神社へ歩いて初詣に。よく晴れて、お正月の寒気もやや緩み、気持ちの良いお散歩参拝となりました。

波折神社

通常なら4日から仕事を始めるところですが、日曜日はわたしのルールで「ノー・パソコン・デー」なので、4日まで正月休みということにして「パソコンに向かわずにできる仕事」をちょこちょこと。おかげさまで新年早々に初荷の出荷があるので、その出荷準備などを完了。本日5日、その初荷をご近所の郵便局から出し、顔なじみの郵便局員さんたちに新年のあいさつを済ませ、嬉々としてパソコンに向かっている、というわけです。

今年もブログ記録の基本スタンスは「わたしが読みたい文章」です。なので、きっと「一般的には役に立たない文章」多々となりますが、箸休め的に読んでくださる方がいらっしゃれば嬉しいです^^

雑感諸々-豊村酒造旧醸造施設活用事業「藤吉憲典個展 酒の器、祝の器」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

雑感諸々-豊村酒造旧醸造施設活用事業「藤吉憲典個展 酒の器、祝の器」

国重要文化財指定・豊村酒造旧醸造施設での個展が無事に終わりました。蓋を開けてみれば、期待以上にたくさんの方がご来場くださいました。週末三日間だけの開催ではありましたが、主催ギャラリーさんにお任せの通常の個展と異なり、自ら「それまでに準備の必要なこと」がまぁまぁありましたので、まずは大きなトラブル無く終えることができて「ホッとした」というのが、正直なところです。

「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」ご来場、誠にありがとうございました!

今回の個展は、重文・豊村酒造を管理する津屋崎豊村喜三郎記念財団さんとの共催事業とあって、間に立ちコーディネートしてくださったひかりのみちDMO福津さん、実働的に積極的にサポートしてくださった豊村酒造の若旦那さんのご協力が、とても大きかったです。豊村さんで「展示による公開」という活用方法を取り入れたのは、今回が初めてということで、いわばテストケース。皆さんあからさまに言葉に出してはおっしゃいませんが、活用を検討するに際して「施設の文化的価値を損なわない」ことが重視されていたのは明白でした。

市の文化財課から、担当職員さんが連日足を運んでくださり、作家たるダンナとたくさん話ができていたことが、良かったです。肥前磁器もまた江戸時代からの歴史を持つ文化的資産のひとつ。文化財活用として、単純に人が集まるイベントを考えればよいというものではなく、歴史とか伝統とか文化とか、そういうものを大切にしていく土壌を培っていく場・方法として、重文施設の活用が生かされることが期待されていることが伝わってきました。

そのような意味では、手前味噌ではありますが、肥前磁器の伝統文化・技術を現代に生かした藤吉憲典の作品を展示することができたのは、とても理に適っていたように思いました。明治時代にできたという豊村さんの重厚な空間に、古い(大正から昭和初期ごろ)の漆器のお膳等を持ち込み、そこに和食器(今回は酒器と祝の器を中心に)をセッティングする方法は、このイベントのお話をいただいた時から頭のなかでイメージができていました。そして、たぶん、ぴったりうまくいったと思います。

と、少々堅苦しく書きましたが、どれもこれも、花祭窯が日ごろからお世話になっているこの津屋崎千軒エリアが、そういう文化的な素地を持っているからこその恩恵です。このように良い形で関わることができたことに、心より感謝です。ありがとうございました。

「陶片ミュージアム」の第一歩となる資料展示棚(箪笥)が到着!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「陶片ミュージアム」の第一歩となる資料展示棚(箪笥)が到着!

陶片ミュージアム@花祭窯始動に向けて…のブログをアップしていたのは、9月末のことでした。それから二カ月ほどたった十一月中旬、大川家具ドットコムさんにお願いしたセミオーダーの収納タンスが、花祭窯に到着いたしました!本来は、着物箪笥として開発された商品とのことで、桐材を用いています。着物=和、のイメージにとらわれず、洋間に置いても決まるデザインを考えたということでした。

陶片ミュージアムの第一歩となる資料展示棚

ショールームでサンプルを拝見した時も素敵だと思いましたが、シンプルながらスタイリッシュな佇まいに、注文してよかったとつくづく嬉しくなりました。あとは、中身を整えていくばかり。間仕切りをどうしようかというのを、ずっと考えていたのですが、頭で考えていても埒が明きませんので、とりあえずはどんな方法が考えられるか、探してみることに。

当初、引き出し整理用の仕切りに使えそうな、透明なプラスチック製品があるかな、と想定していたのですが、自分の考えているようなものはなかなか見つからないことが判明。単純に「仕切り板」と考えたら、プラスチックよりは木の方が合うかも…という考えに至りました。そもそも今回手に入れた箪笥は桐製なので、桐を使うのが一番合うかもしれません。

などと、あれこれ考えつつ決定打が無い状態でしたが、ロンドン出張で訪れたヴィクトリア&アルバート博物館で、いい感じの引き出し型の展示を発見!

ヴィクトリア&アルバート博物館

下地にクッションになる材質を敷き、その上に資料を並べ、資料に応じてテグスのような透明な紐や金具などを用いて、クッションに留めています。これなら、間仕切りは必要ありません。引き出しのなかで動かないように、と考えたときに、とても理に適っていると思いました。クッションとなる下地が滑り止めの役割も果たしますので、テグスで留めなくても、引き出しの開け閉めくらいでは資料が動き回ることはなさそうです。うちの場合は、資料を手に取って見てもらうことを前提としているので、留めずに配置するのが良さそうです。

というわけで、約一カ月ぼんやりと考えていたところに、光明が差しました。方法が決まりましたので、あとはクッション材を確保して、実際に並べていくばかりです。年内に、資料館(資料棚)をご紹介できるよう頑張ります^^

福岡県中小企業ステップアップ支援事業「サッシン・ベース」ワークショップ第四回目。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡県中小企業ステップアップ支援事業「サッシン・ベース」ワークショップ第四回目。

福岡県の商工部スタートアップ推進課からご案内をいただき、8月から参加している支援事業「サッシン・ベース」の第四回目。ワークショップはこれが最終回ということで、この先はピッチ資料の作成に入ります。そのピッチ資料=事業計画を充実したものにするためにも、ワークショップで一つでも多くを自分のものにしたいところです。

講師はサイボウズの岩越崇史さんで、テーマは『PoCと事業連携について』。で、例によってわたしは、まずは「PoC」って何だ?から(笑)。ググってみたところ、野村総研さんのサイトで「概念実証」という説明が出てきました。いわく「PoC(読み:ピーオーシー/ポック)とは、Proof Of Concept(プルーフ・オブ・コンセプト)の略で、日本語では「概念実証」と訳されます。新しい手法などの実現可能性を見出すために、試作開発に入る前の検証を指す言葉です」(野村総合研究所サイト、用語解説より)ということで。

堅苦しい言葉はさておき、講師の岩越さんのことばを借りれば、要は「小さく、たくさん、仕掛ける(試す)」ということのようです。こう言い換えると、とってもやさしくわかりやすくなりますね。岩越さんのお話は、全体を通じてとても分かりやすくて、質問をしやすい空気があって、すごいなぁと思いました。ワークショップでは、事業連携とか何かを個人で考えたり、グループで意見を出し合ったり、発表したり。頭を使って手と口を動かして、和気あいあいと、楽しいワークショップになりました。おかげさまで、すぐにやるべきこと、できることが明らかに。1時間半という短い時間でも、時間配分と心遣いで、大きな成果が得られる時間になるのだなぁ、とありがたく感じました。

以下、備忘。


  • 自分に無い「手」を、持っている人から借りる。
  • 時間を買う。持っていない力を借りる。技術・ライセンス・設備・ブランドetc
  • いかにブランドを毀損せずに売っていくか。
  • 例えば…スタバ×TSUTAYA→「コーヒー片手に本を読む時間」。
  • 実現したいのは何か。
  • そもそもビジネスとして成立するか。
  • 人。
  • 実績という名の手土産。
  • 実績とは、データ・数字などを伴う、明確な成果。
  • 実績は作るのではなく「現場から拾ってくる」。
  • 小さく、たくさん、仕掛ける。
  • お金をかけない、時間をかけない、まずやる!のスピード感。
  • 1000万円を1回ではなく、10万円を100回。
  • あちらこちらに「味方」をつくる。一人でも多く。
  • 最高の売り場はどこか。その場所を持っているのは誰か。その持ち主が抱えている課題は何か。
  • 実績を現場から拾ってくるには、買ってくださるお客様の解像度を上げていく。
  • (お客さまは)うちの商品と一緒に何を購入しているか。うちの商品を購入する前後の出来事・行動は。
  • 提携は、タイミングと人。

(『PoCと事業連携について』サイボウズの岩越崇史さんのお話より)


「事業提携」には、小さなコラボから大規模な提携まであらゆる分野・規模のものがあって、わたしが現在考えるていること・考えるべきこともまた、「事業提携」なのだということが明確になりました。ありがとうございました!