小皿の新作。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小皿の新作。

先週末に「新作が生まれるワクワク感。」なるタイトルでブログを書いておりました。今朝、赤絵窯が上がって、出てきた新作が上の写真の面々。

六角の亀甲型に三つ足の高台。ものすごく丁寧な作りです。カタチが出来上がった時点で「いいねぇ、どんな絵がつくのか、出来上がりが楽しみだねぇ」と言っていた六角小皿。ようやく完成形で目の前に現れました。

サンプルの段階なので、同じ形にいろいろな絵が載っています。実際にこうして出来上がりを見てみてから、定番化するものと、そうでないものとが出てきます。

つくり手のイメージ通り、イメージ以上にあがってくるものがある一方で、そうでないものも出てくるのが、新作制作の常。20年以上のキャリアを積んだ昨今は、イメージから大きく外れることは少なくなってきているようですが、それでも「窯を開けてみないとわからない」のです。

ともあれ、新作の誕生はワクワクがいっぱい。染付の山水文もいいし、赤絵万暦もいいなぁ、と、感想を述べるばかりのわたしは呑気なものです(笑)

新作が生まれるワクワク感。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新作が生まれるワクワク感。

年明けからこちら、ご注文品の制作が続いている藤吉憲典。ご注文いただいた定番の器を確実に仕上げていく一方、窯を焚くタイミングで、隙間に一つ二つと新作の生地を入れるのも、楽しみです。

写真は先日素焼き窯からあがった豆皿いろいろ。素焼焼成→絵付(染付)→本窯焼成→赤絵付→赤絵窯という順番で、ひとつの新作が出来上がるにも、赤絵まで含めると少なくとも三回窯が入ります。

藤吉憲典は、新作をつくるときに完成形のデザインを紙に書き起こすことがほとんどありません。素焼き窯から上がってきた生地を見て、どんな文様が載るかが決まります。染付の絵付を入れるタイミングで、完成デザインをイメージしていても、本窯焼成から上がったものを見た段階で、赤絵の入れ方が変わることもあり。

つまり、最後の赤絵窯から上がってくるまで、最終形がどのようなものになるのかはわかりません。だからこそ、工程の所々で進み具合を見ながら完成形をイメージするのは面白く、ワクワクは大きくなっていきます。

もうすぐ、豆皿の新作がいくつか上がります。新作誕生のワクワクを、一番最初に味わえる役得と贅沢です。

noteはじめました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

noteはじめました。

さて何を書くか。これもまた「自分が読みたいから書く」のには違いないのですが、ブログと同じでは意味がありません。かといって「noteに合うものを」というほどには、まだnoteの仕組みがきちんとわかっているわけでもなく。とりあえず書きはじめました。

まずは、『陶芸家の妻ですが、なにか?』シリーズ

エピソードは無尽蔵。ブログ「ふじゆりスタイル」が表だとすると、noteでの連載は裏とでもいいましょうか(笑)興味のある方は、のぞいてみてくださいね。アホな夫婦と笑ってもらたら、これ幸いです。

情報とメッセージ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

情報とメッセージ。

仕事上の情報を集める方法のひとつとして、メールマガジン(以下、メルマガ)をいくつか取っています。仕事にネットを活用しはじめたのが約20年前。当時からメルマガは、信頼できる(と思われる)情報源から直接必要な情報を届けてもらうのに便利なツールで、そのころからの習慣です。

情報集めの位置づけなので、読むかどうかは「今の自分に役に立ちそうか」が一番の判断基準。定期的に届くメルマガすべてに毎回目を通すわけではなく、発行元・件名を見て、その時必要と思われるものに目を通しています。

常々「情報」や「連絡事項」を届けてくれるメルマガですが、先週、お世話になっているビジネスサービスの提供会社数社から、立て続けに「情報」ではなく「メッセージ」が届きました。

件名もずばり「〇〇社CEOからのメッセージ」的な、一見して「いつもの連絡メールとは違う」ことがわかりやすいもの。時期が時期だけに中身を開いてみました。そこには、顧客の不安や懸念を軽減するための、自社のサービスにおける取り組み・対応の明言と、温かい心遣いの感じられるメッセージがありました。

このタイミングで受け取ったこのメッセージに、わたしはホッとする気持ちになりました。自らの名前でそのメッセージを出すその会社・代表者への信頼感を覚えました。

そしてふと気づいてみると、わたしのもとに届いたこのような「メッセージ」メルマガは、すべて外資の会社からのもの。これは、たまたまそうだったのかもしれないけれど、企業文化の違いが現れるのかな、とも。

ともあれ自らを省みて、お客さまを思いやる気持ちを行動で示すことができていたかというと、猛省。「メルマガでメッセージ」の根底にある心遣いに思いをはせ、わたしも倣いたいと思いました。まずは微力ながら「わたしにできること」を打ち出していきたいと思います。

花祭窯の春の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の春の庭。

このところ、いつもにも増して、毎朝の花チェックが楽しみです。一番の理由は、花桃が見頃を迎えたこと。一本の木なのに、色の異なる花がついて、目を楽しませてくれています。

↓3月から4月にかけて開く水仙。我が家の今シーズンラストの水仙です。

↓年々株が増えていく、生命力あふれるスノードロップ。白い可憐な花が嬉しいです。

↓白と桃色の八重。美味しそうに見えるのはわたしだけでしょうか。

↓白い花弁の先の緑色の点々が秀逸な自然のデザイン。

↓芍薬の新芽。赤い新芽が土から顔を出すと、ワクワクします。今年はいくつ咲いてくれるかな。

↓移植して翌春は二つ三つの花だけだったのが、九年目になるこの春はたくさん咲いてくれています。

花桃

↓グランドカバーの緑も、新しい葉っぱがどんどん出てきています。ドクダミ草も元気。

妄想力全開で。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

妄想力全開で。

写真は、図書館が臨時休館する前に借りてきたガイドブックいろいろ。海外渡航が各地で制限されてきましたね。今年は年初の時点で海外個展の詳細が固まっていませんでしたので、かえって慌てずに済んでいる状態で、今思えば運が良かったのだと思います。状況を見守りつつ、今後へ向けて無理のない計画を立てていきたいと思います。

こういうときは「次」へのウォーミングアップ!気になっている地域のガイドブックを眺めつつ、読みつつ、イメージを膨らませていくのは、とっても楽しい作業です。それが仕事の話であっても、情報をいろいろ集めて、どう動くかシミュレーションしていくのは、旅行の計画を立てているときの楽しさと一緒ではないかしら、と思います。

物理的に動けないときは、イメージのなかで動く。いかに具体的にイメージできるか、妄想力に磨きをかけたい今日この頃です。

ブログふじゆりスタイル7周年。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ブログふじゆりスタイル7周年。

先日、ひょんなことからこのブログをスタートした日を調べたところ、「2013年3月5日」が最初の記事であったことが判明。津屋崎に移転してきたのが2012年春ですから、約1年後にスタートしたということです。上の写真もそのころのものかも!?

記事数は995本。7年間2557日のうちの995本ということは、約2.57日に1本書いていたということですね。現在10に分けている分野(カテゴリー)別にみると、記事本数の多いのは次の通りです。ちなみにひとつの記事が、複数のカテゴリーに属しています。

  1. 日本の文化を楽しむ
  2. 花祭窯おかみの仕事
  3. 本・映画・勉強会など
  4. ギャラリー・美術館・博物館
  5. 磁器作家・藤吉憲典情報

「お知らせ」カテゴリーの記事数が意外に少なく、あまり「誰かに役に立つ情報発信」にはなっていなかったこと、自分のための趣味的内容が多いことがわかります。でも、継続のコツはここ=「自分が読みたいことを書く」にあるのだとも思います。これからもこのスタンスで綴ってまいります。ご一緒に楽しんでくださる方があれば幸いです^^

今年もお雛さま。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年もお雛さま。

2020年桃の節句は、ゆっくりと家で寛いでいる人も多いかもしれませんね。我が家の中学生も、思いがけず長い春休みがスタートし、早くも暇を持て余し気味。それを横目に、自営業の我が家では淡々と仕事を進めています。

いつもと違うことや不確実な要素が多いときほど、「いつもの」を大切にすることが「マイペース」の維持につながると感じています。というわけで、写真はいつもの花祭窯の金襴手雛香合。檜扇を持たせそびれたが故に販売自粛した雛香合ですが、おかげで毎年、花祭窯の三月の主役として彩りを添えてくれています。

香合ですから、手に収まるサイズで動かしやすいです。雛段や付属のお飾りがありませんので、出すのも仕舞うのも簡単。今年は木目の美しい平台に載っていただきました。気軽に飾れるからこそ、面倒くさがりのわたしでも、毎年引っ張り出すことができます。家で楽しむ季節のアートこそ、「展示しやすさ」が問われるなぁ、などと学芸員目線で思いつつ。

小さくて、飾りやすくて、存在感のある金襴手雛香合。子どものころ家には雛飾りが無く、お友だちを羨ましく思ったりもしていましたが、大人になって最高のお雛様が毎年側に居てくれる嬉しさを味わっています。

インスタで在庫確認!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

インスタで在庫確認!

つい先日、藤吉憲典の公式ピンタレストを始めました!と書いたところでしたが、フェイスブックインスタグラムでも引き続き情報発信しています。

一昨日のこと、窯からあがったばかりの染付飯碗をインスタグラムでご紹介したところ、いつものお客さまから「こんなん欲しいです」とコメント。さっそく在庫状況をお知らせし、実物をご覧いただけるよう、ギャラリーさんに手配。グッドタイミングでお客さまのお手元にお届けできそうです。

SNSへの投稿も含めて、わたしはスマホよりもパソコンで仕事をすることが多いのですが、インスタグラムはスマホがメイン。花祭窯の展示スペースに並んでいるものや、窯からあがったばかりのものを、その場で撮ってアップするのは、知らず知らずのうちにスマホ&インスタでの仕事になっていました。

今回お客さまからコメントをいただいたおかげで、わたしの場合 「今あるものをご紹介する即効性」では、インスタグラムが一番タイムリーに情報発信できているのだと、今さらながらに気づいたところでした。不特定多数の方々に向けての発信ツールである一方で、実はいつものお客さまへのパーソナルな情報提供ツールとして役に立っていました。

通常ご注文をいただいてから、制作期間として3か月以上お待たせすることが多いのですが、わたしがインスタグラムで発信しているものは「今、在庫がある」ものである可能性が比較的高いと言えそう。そんなことを客観的に思った出来事でした。

ピンタレスト、はじめました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ピンタレスト、はじめました。

磁器作家・藤吉憲典の情報発信ツールのひとつに、ピンタレストが加わりました。「ふじゆりさん、ぜったいピンタレストはじめた方がいいよー!」。自ら実践を積む尊敬する経営者であり、いつも仕事の話をざっくばらんにできる友人の一言に触発されました。

藤吉憲典公式ピンタレスト
https://www.pinterest.jp/kensukefujiyoshi/

ピンタレストのユーザーさんは、直観的に「好き」を拾っていくイメージですね。一人でも多くの方の「好き」に届くよう、まずは藤吉憲典の作品写真をひとつでも多くアップしていきたいと思います。まだ運用をはじめたばかりですが、なんだかワクワクしています。

いろいろと情報発信ツールがあるなかで、作家の最新情報を写真と文字情報で確認しやすいのは、今のところフェイスブックページだと思います。そして作品自体の写真が見やすく、イメージがつかみやすいのは、インスタグラムかな。これにピンタレストが加わります。

藤吉憲典公式インスタグラム  https://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi/

藤吉憲典公式フェイスブックページ  https://www.facebook.com/KensukeFujiyoshi/

いずれもコメントやメッセージの機能がついているので、気になったらすぐにアクション出来るのが便利ですよね。コメントやメッセージをいただくと、嬉しくて情報アップのモチベーションも上がります。ぜひ、皆さまがいつもお使いのツールでフォローしていただけると幸いです♪