再読書『ひと目でわかるレイアウトの基本。』大里浩二監修・MdN編集部編

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

再読書『ひと目でわかるレイアウトの基本。』大里浩二監修・MdN編集部編

先日のデザイン開発ワークショップのなかで

「使える(おすすめの)デザインの参考書」を挙げるシーンがあり、わたしが真っ先に思い出し、おススメしたのが、本書でした。

タイトルを口にすると、デザインのプロであるアドバイザーの皆さんが、「そう、これこれ!」という反応を返してくださったので、嬉しくなりました。わたしがこの本を見つけたのは約2年前、いつものカメリアステージ図書館でのこと。読んですぐに発注したのでした。ワークショップから帰ってきてから、真っ先に本書を本棚から引っ張り出し、再読。

表紙に書いてある通り「ちゃんとデザインの基本原則が学べるデザイン教本。」なので、わたしのようなデザイン素人にとっては、心強い限りです。今回久しぶりに読み直しましたが、やはり、いいですね♪

雑誌・書籍・ムック・インターネット・イベントを通して、グラフィックデザインやWebデザインのノウハウと可能性を伝える出版社であるMdNさんのサイトでは、本書意外にもたくさんのデザイン関連本を探すことが出来ますので、ご参考まで。

https://books.mdn.co.jp/

「デザイン開発ワークショップ」2日目。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「デザイン開発ワークショップ」2日目。

福岡県商工部新事業支援課さんからご案内をいただき、先月からスタートした「デザイン開発ワークショップ」。

その2回目です。前回から空くこと3週間、その間に福岡県庁の担当者さんから前回の要旨と、その場で参加者皆で共有した次回までの宿題が送られてきました。おかげさまで、次回までに課題解決案をもってゆかねばと、わたしのアンテナも伸びたようです。新しい展開をいくつか思いつくことが出来ました。

前回ワークショップが白熱して、1時間以上も予定時間をオーバーしてしまった反省を生かして、今回は皆で時間を意識しながらの2時間となりました。そのなかで感じたのは、3社の受講者それぞれが、前回の状態から大きく前へ進んでいたということ。もちろんアドバイザーの先生方もいろいろと調べて各社への提案・アドバイスをご用意してくださっていましたが、やはり当事者が自分事の意識をもって考え・動くことに勝るものはありませんね。期限(次回ワークショップ)が決まっていること、皆さんの前で公言することって大きいな、と、今更ながらに思いました。

ワークショップの時間は面白くて、たくさん気づきがあって、あっという間に時間が過ぎていきます。残りあと2回(4時間)のうちに成果を出すことが求められていますが、今回のワークショップを通して、各社とも形にできるものがありそうだと感じました。なので、わたし=花祭窯としても、なんとか成果を出すべく進めて行きたいと思います。

そもそもこのワークショップは、福岡県の商工部新事業支援課が事務局を務める「福岡県産業デザイン協議会」の主催。協議会では「福岡デザインアワード」なる賞レースを主催していて、これまでにわたしの知っている経営者の方々の会社も、何社も受賞しておられます。今回一緒にワークショップに参加している、花祭窯以外の2社さんは、デザインアワードへのエントリーと受賞も目指しておられますので、頑張って欲しいなと思いつつ。

このところ、インプット>アウトプットでしたので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

このところ、インプット>アウトプットでしたので。

2月からは、アウトプットを意識して参ります。わたくしごとですが、幼少の頃から「学ぶ」ことが好きだったのだと思います。気がつけば新年スタートの一か月は、本に映画に美術館にと、インプット満載=至福の時間を満喫いたしました。

ところがインプット>アウトプットだな、と感じてくると、本棚に並んでいる成毛眞著『黄金のアウトプット術』が目につくようになってくるのですから、不思議なものです。本書を最初に読んだのは2018年のことですから、もう6年近く前ということになりますが、そこで問いかけられていることはまったく色褪せません。

毎日のブログはすっかり習慣になっていますので、常に一定量のアウトプットはしてはおりますが、インプット量に対してぜんぜん足りていない。もっと言えば、それらが『私』という媒体を通して成果・実績に化けているかどうかが定かではない。「もっと成果として外に出さねば!」の思いが自分の内側から聞こえてくるのは、面白いことです。成毛眞氏によれば「アウトプットをすることが、よりすぐれたインプットにつながる」のであり、これは常々体感していることでもありますから、2月以降もおおいに本や映画や美術館を楽しむためにも、まずはアウトプットです。

実のところ、企み中のアウトプットは、いくつかあるのです。まず力を入れていこうとしているものは次の三つ。それぞれ、カタチになり次第ご紹介して参ります。

  • 藤吉憲典のアートを増殖・拡散させる。
  • アートエデュケーションプログラムのリリース。
  • 出版物制作。

2024年の春節は2月10日からということですが、そのまえに節分と立春がありますので、新しいことのスタートに最適です。皆さんもこの2月、アウトプットに力を入れてみませんか。レッツスタート!

今年も引き続き、額縁&表装の楽しみ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年も引き続き、額縁&表装の楽しみ。

昨年末に作った「藤吉憲典の縞馬陶板」の額装が、とってもいい感じに仕上がったので、

調子に乗って増殖しました。額装にしても表装にしても、自ら作品を生み出すことのないわたしにとって、多少なりとも創作物に関わることができるのは、とっても楽しく嬉しいことです。どのような装いにするか、作者・藤吉憲典と相談し、ある程度の方向性を決めて臨みますが、額縁屋さんとのやり取りと最終的な決定は任されていますので、美意識が問われる場面でもあります。

今回も博多の大崎周水堂さんにお世話になりました。額装することによって「どう見せたいか」「どのようなイメージか」。わたしの拙い言葉でも、どのようなものを期待しているかを察知して提案してくださいますので、安心してご相談できます。今回も、あれこれと試しては「これじゃない」「もっとこんなふうなの」「惜しい」「もう少しこんなふうなの」とバンバン取捨選択し、二つの陶板の装いを決定するのに、30分もかかりませんでした。初めて作ったときには、ひとつの額装を検討するのに1時間半かけてやっと2パターンに絞り込み、一度持ち帰ってからようやく決定!という感じでしたので、雲泥の差です。

で、その最新作ふたつがこちら。

藤吉憲典 縞馬陶板

藤吉憲典 縞馬陶板

前回のウッディでクラシックな雰囲気から、ガラッと変えて、メタリックでコンテンポラリーな雰囲気を目指しました。現代的なスペースにしっくりくるといいな、とイメージしつつ。と同時に、完成品を目の当たりにして浮かんだのは、「陰影礼賛」の言葉でした。谷崎潤一郎の言った、暗闇のなかでこそ灯る光の美しさ。飾ってみたら、花祭窯の純日本家屋かつやや暗めのギャラリースペースにも、ばっちり映えました。

藤吉憲典の縞馬陶板シリーズは、3月岡山のギャラリー栂さんでの藤吉憲典展でまとめてご覧いただくことが出来ます。ぜひ会場で実物をご覧になってください。

続・英語でアート!のマンツーマンレッスン。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・英語でアート!のマンツーマンレッスン。

『英語でアート!』(マール社/佐藤実・宮本由紀共著の由紀さんに、期間限定のマンツーマンレッスンを受けています、と書いたのは昨12月のことでした。

つい先日5回講座の3回目が終わり、残すところあと2回です。60分間の英語でのコミュニケーションを通してつくづくと感じるのは、先生の言い回しや言葉の選び方の美しさ。同じようなことを伝えるにも、どんな単語を使うか、どんな言い方をするかによって印象がまったく変わること、洗練された言葉遣いとはどういうことかを強く感じる時間となっています。レッスン中は、なるほど!と思うのですが、これが自分の中に定着しないことには、とっさに口から出てくるようにはなりません。

ということで、以下「おお!」な言い回しの備忘。


  • He finds importance in his “animal boxes” creations, which draw inspiration from the beauty of nature and the charm of old antique objects.
  • Nature is a constant source of inspiration for him.
  • He hopes that viewers will appreciate the beauty and diversity in the natural world through his work.
  • The graceful forms and delicate details in the pieces reflect the harmony that can be found in nature.
  • I hope viewers can sense the harmony in his work.
  • I personally find a delightful and lighthearted in his work.
  • He is influenced by many artists spanning different periods, using various mediums across genres.
  • He appreciates both old and new art.
  • Perhaps all of these works are unconsciously fixed in his mind.
  • Fantastical human hybrid such as mermaids and invented creatures, are often recurring subjects.
  • Many of these creatures are inspired by manga comics and animation.
  • He tries to bridge the gap between his fantastical ideas and the real world by creating whimsical characters.
  • If he were to chose only one period, it would be the Renaissance.
  • While there isn’t a specific intention, he appears to excel in creating small, palm-sized works.
  • However, this year, he is venturing into the creation of larger pieces compared to his usual scale.
  • His trip to Carrara last year may have inspired him to work on a grander scale.
  • This change will make things interesting for both the artist and the viewer, providing diverse perspectives.
  • Usually his works come from an inner aesthetics.
  • There was only one instance when he reacted to an incident in the world around him.

自分がふだん使う可能性の高い表現を自分仕様で学ぶことは、とても理にかなっていて実用的です。あとは、これらの表現が自分の口から自然に出てくるようにしたいところ。そのためには、繰り返しいろいろな場面で使うに限りますね。書いて、話して、使っていきたいと思います。

九州EC勉強会で、ガードナー株式会社さんの「独学と内製」を学ぶ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

九州EC勉強会で、ガードナー株式会社さんの「独学と内製」を学ぶ。

久しぶりの九州EC参加でした。九州EC(九州ECミーティング)は、経営者・ECに取り組む方々が幹事となり、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会です。現在も完全ボランティアで続いている、稀有な勉強会組織です。花祭窯は2000年からECをスタートしていますので、キャリアの長さだけはありますが、事業としてECをメインに取り組んでいるというわけではありません。ですが、九州ECの勉強会はEC担当者向けの勉強会というよりは、経営者感覚を磨く勉強会の色合いも強いので、毎回深い学びがあります。

さて今回講師をしてくださったガードナーベルトのガードナー株式会社さん。専務を務める福山さんのお話は、終始熱量が高く、とても面白い勉強会でした。お話の結論としては、自分以上に自分の会社に必死になれる人間はいない、というところ。「バカ」とか「狂気」とか「やれるもんならやってみろ」などの単語が飛び交い、その背後にある自社や自社商品への愛情の深さに大きくうなずきながらお話を聞きました。

そして今回の勉強会の凄さ面白さは、講師からほとばしる情熱の力に加えて、そこに集まってきていた参加者の熱量の高さによって増幅されていました。これは九州ECの勉強会ではよく感じられることなのですが、コールアンドレスポンスというか、話の内容に対する感度の高さによって、学びが深まるという次第。その度合いがとっても大きかったです。途中講師が「ちょっと僕の話を聞いてください!(笑)」と叫ぶほど、皆がそれぞれに反応を返すという、自由で活気ある時間でした。

毎回素晴らしい講師の方を呼んで学びの機会を提供してくれる九州EC幹事の皆さまに、心より感謝です。

「デザイン開発ワークショップ」に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「デザイン開発ワークショップ」に参加しました。

福岡県商工部新事業支援課さんからご案内をいただき、「デザイン開発ワークショップ」なるものに参加することにいたしました。「デザイン」という言葉が使われる場面は、もともと使われていた物理的なデザインを意味するものから、概念的な分野へと広がってきていますね。「デザイン思考」という言葉がもうずいぶん前に流行ったような気がしていましたが、流行りで終わらず定着してきているということかな、と。今回わたしが参加した目的は、まさに思考のデザインを学ぶこと。それもただ概念を学ぶのではなく、「何をどう売っていくか」「その方法をどうデザインするか」まで具体的に落とし込むことを目的としています。昨日はその4回講座の初回でした。

会場は西小倉駅から徒歩3分ほどの、西日本工業大学地域連携センター。上の写真は、そこからほど近い小倉城。実は西日本工業大学の存在を知らなかったのでしたが、システム工学・建築学・情報デザインに特化し、地域連携・産学官連携を推進して地域貢献することを使命とし、工業の町北九州地域の要望に応えて設立された大学なのだそうです。今回ワークショップのコーディネーターは、その西日本工業大学デザイン学部教授・梶谷克彦先生。

受講生として参加した企業は、花祭窯を含めて3社。そこにコーディネーターの先生と、アドバイザーとしてデザイン関係の専門家が2名、福岡県の新事業支援課さんから2名のスタッフが参加。運営側の人数の方が多いという、受講者にとっては非常に手厚い体制であることに、まず驚きました。

さてワークショップ第一回目。まずは参加者の自己紹介からスタートし、各社の課題の共有へ。参加の三社は、広義でいえば皆「製造業」であるという共通点はありながら、まったく分野の異なる三社でした。当然、課題を理解してもらうにはその前提となる事業内容の説明から必要なわけで、2時間の予定を大幅に超えて盛り上がりました。皆さんのお話は面白く興味深く、わたしにとって貴重なブレスト機会となりました。

そしてもう一つ驚いたのは、コーディネーター・アドバイザーのお三方の姿勢で、必ずこのワークショップ期間中に三社の課題解決を成し遂げようという強い意思が感じられました。それはそれぞれが発する言葉の端々に現れていて、とても新鮮な印象でした。よく考えてみたら、「初めまして」から2時間×4日=8時間のワークショップで各社の課題を解決に導くというのは、なかなかハードルの高いことです。これは、初回で2時間を大幅に超えたのも仕方がないかな、と。県の職員さんは少々お困りの様子ではありましたが(笑)。

次回は3週間後の2月5日。楽しみです^^

藤吉憲典2024展覧会予定など。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典2024展覧会予定など。

※2024年3月21日更新(北京個展の日程が少し早くなりました)

おかげさまで、本年も各地での展覧会の機会をいただいております。いつもお世話になっておりますギャラリーの皆さまに、心より感謝申し上げます。まだ会期が確定していないものもございますが、現時点で決まっている内容をお知らせいたします。


3月16日(土)~3月29日(金)ギャラリー栂(岡山・和気町)

約二年半ぶりの栂さんでの個展です。今回も、器とアート作品の両方をお持ちする予定です。会期中に栂さんが「作家を囲む会」を計画してくださっているとのことで、作家本人も楽しみにしています。案内状が出来上がり次第、あらためてお知らせいたします。

7月13日(土)~7月18日(木)黒田陶苑(東京・銀座)

隔年開催の銀座黒田陶苑さんでの個展です。建て替え中だった本社店舗ビルが今年春に落成し、新しいギャラリースペースでの展覧会となります。これまでよりもスペースが広くなるということで、ワクワクしています。

7月17日(水)~7月23日(火)博多阪急(福岡・博多)

昨年に引き続き、今年も博多阪急さんでの個展です。二回目となる今年は、「より足を運びやすく、より見やすい展覧会」を目指して参ります。地元福岡の皆さまとお会いできる貴重な機会、一人でも多くのお客さまにご来場いただけると嬉しいです。

8月4日(日)~8月11日(日) 喜水ギャラリー(中国・北京)

初の北京個展です。喜水ギャラリーさんは、日本の現代工芸作家の個展を定期的に開いておられます。藤吉憲典の個展は来年2025年に本開催予定。それに先駆けて今年「ミニ個展」開催の運びとなりました。北京の皆さまにご覧いただけるのが、とても楽しみです。

11月9日(土)~11月15日(金)百福(東京・南青山)

隔年で開催してくださっている百福さんの個展、今年は11月の開催です。定番のご飯茶碗や蕎麦猪口などふだん使いの器を中心に、年末年始に嬉しいハレの器も取り揃える予定です。染付の器・赤絵の器の魅力を存分にお届けする展覧会を目指します。

12月 Sladmore Gallery クリスマス・ショウ(英国・ロンドン)

ロンドンSladmoreでのクリスマス・ショウに、今年も参加いたします。人気のAnimal Boxesシリーズの新作を中心に、Kensuke FujiyoshiならではのColored Porcelain Sculpture(彩色磁器彫刻)作品をお届けいたします。


各展覧会の詳細は、それぞれ会期が近づいたころに、あらためてブログやSNSを通してご案内いたします。今年も一人でも多くのお客さまにお会いできるのを、楽しみにしております!

年の初めの恒例仕事「花祭窯2024経営指針書」作成。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

年の初めの恒例仕事「花祭窯2024経営指針書」作成。

2024年のテーマは、藤吉憲典が「レリーフ(平面立体)作品と、獣人(fantastical human hybrid)シリーズ」、わたしは「増殖と拡散」です。

毎年変わる「テーマ」は、今まではやや漠然としていました。昨年が「表現の多角化」「奥行きのある仕事」、その前が「威風堂々」「自由な展開」、さらにその前は「超えて行く」…こう見てみると、年々少~しづつ具体性が出てきて、今年はかなりピンポイントになっています。上の写真は毎回一番上に掲げるもので、毎年決めるテーマと、「志(ビジョン)」「使命(ミッション)」「大切にすること」。「志」以下の三つは、言い方が少しづつ変わったことはありますが、基本的にはずっと変わっていません。

今回指針書を作るにあたり、記録を保存している2014年からのものを、久しぶりに(もしかしたら初めて!?)振り返ってみました。この10年で指針に掲げてうまく行っていること、思いがけず新たに生まれた方向性、やむを得ず見直したことなどが一目瞭然で、今年どう動いていくのかを考えるのに、最適の反省材料となりました。あらためてはっきり見えたことは、目標に掲げて、口に出して、実際に動いてみないことには、何もはじまらないし、何もわからないということ。動いたものに対しては、良きにつけ悪しきにつけ結果が出るので、次に進むことが出来ています。

また10年分の経営指針書を振り返ってわかったもう一つのことは、変化のスピードがどんどん速くなっているということ。じっくり取り組むべきことはじっくり取り組むこととして、他方でどんどん試してどんどん見極めていくことが増えていると感じました。特にオンラインでの情報発信に関しては、「何を使って、どのような情報を発信し、なにを期待するのか」が、猛スピードで変わっていることを、あらためて実感。その変化についていこうと頑張るよりは、振り回されることのないスタンス・仕組みを作り上げることに重点を置くべく舵を切っているここ数年の動きは、自分たちにとっては正解なのだと思います。

今年もこの経営指針書を真ん中において、修正を重ねながら取り組んでまいります。一年後にどれだけ変化しているか、楽しみです^^

そんな仕組があったのね!な、税理士さんの記帳指導にお世話になっています。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

そんな仕組があったのね!な、税理士さんの記帳指導にお世話になっています。

その封筒が届いたのは、6月だったと思います。差出人欄を見て「え?税務署?」と、ちょっとどっきり。申告何か間違えていたかしら…と緊張しつつ封を開くと、出てきたのは管轄税務署からの「記帳指導等希望アンケート」の案内でした。いわく「国税局から委託された税理士が、受講される方の備付帳簿に応じて、記帳の仕方、決算における処理、所得税及び消費税の確定申告書の書き方等の指導を、計4回無料で行うもの」ですがいかがですか?と。

へぇ~!こんなサービスがあったんだ!(知らなかった!)ということで、さっそく税理士をしているお友だちに相談してみたところ、「インボイス制度も始まるし、個別に無料で指導してもらえるのは、いい機会だと思いますよ!」とのお返事。記帳指導の方法は、セミナー形式と個別形式があり、「記帳指導等希望アンケート」では、どちらの方法を希望するかと、具体的に希望する内容を記す欄がありました。この機会に、利用しているけれど最低限しか活用できていない感のあるクラウド会計での記帳・活用方法をご指導願いたい旨を記し、申込。無事、所轄税務署から「税理士による個別記帳指導」受講決定のお知らせが届きました。

個別記帳指導では「指導担当税理士」さんが、年度末までに4回指導してくださいます。花祭窯は、お隣の宗像市に公認会計士事務所を構える税理士さんが担当してくださることに。先日3回目を終えたところですが、うちと同じクラウド会計をお使いなので、毎回すっきり明快なご指導。大きめのディスプレイに実際の入力画面を映し出して、各種帳票をチェックしながら記帳上の課題を指摘し、修正方法を示し、次回までの宿題を出してくださいます。今世間を騒がせているインボイス制度についても電子帳簿等保存制度についても、現時点でうちが最低限対処すべきポイントを押さえて説明してくださるので、迷いがありません。

おかげさまで、今年度分の確定申告に向けての会計処理の進み具合は、開業以来かつてない早さ。昨今の「税制度にふりまわされている」感満載のなか、ありがたいことです。