続・「藍の家」築120周年特別記念講演会「私たちはどこからきて、今どこにいて、これからどこへ行くのか」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・「藍の家」築120周年特別記念講演会「私たちはどこからきて、今どこにいて、これからどこへ行くのか」

講演会が開催されて、参加してきたのは4月下旬のことでした。

その後、当日配布された資料、なかでも年表的資料を再確認する機会がありました。上の写真は、鯉のぼりが見事な5月の藍の家。以下、備忘。


  • 津屋崎の地名由来諸説。
    • 市町村名語源辞典によると、「断崖の岬」「湊の施設」。
    • 浦人が河原ヶ崎に漂着した木彫りの仏像を拾い上げ祠を点てて「通夜」をした。
    • 波折神社の発祥:沖で嵐にあった漁夫三人が一心に祈ったところ瀬織津姫大神、住吉大神、志賀大神の三神が現れ大波を鎮め(=波を折り)救われた。船上に三つの石が現れたので霊石として祀り波折神社と称した。←神徳あらたかと昼夜分かたず祈ったため「通夜」崎。
  • 古墳時代:新原奴山古墳群=古代胸形(宗像)の君一族の墳墓。
  • 1231年教安寺開祖行音自阿上人。
  • 1274年文永の役、1281年弘安の役。
  • 1587年豊臣秀吉の九州国割り。筑前→小早川隆景(のち小早川秀秋)、豊前→黒田孝高。
  • 1600年~黒田藩時代、朝鮮通信使。
  • 1602年黒田長政家臣の佐治与助、士官を断り津屋崎に酒造業を願い出。
  • 1640年義民六人衆処刑。津屋崎・勝浦浜の網場争い。
  • 1651年佐治家、醸造スタート。
  • 1663年勝浦の潮入に新塩田開発。
  • 1666年藩直営の勝浦塩田スタート。
  • 1706年津屋崎の塩入に新塩田開発。
  • 1741年藩直営の津屋崎塩田スタート。
  • 1743年讃州の大社元七が初めて塩を焼く塩浜仕法一切を伝授。
  • 1812年伊能忠敬が勝浦津屋崎を測量。
  • 1882年津屋崎製塩同業組合。
  • 1894年日清戦争。
  • 1897年津屋崎町制。
  • 1904年日露戦争。翌年日本海海戦。
  • 1905年塩専売法公布・施行。
  • 1911年~塩田廃止。

博多湊~席千軒(下関)、芦屋千軒の中継拠点としての浦として栄える。近世は博多港の外港として。塩、米、海産物、農産物の積出港。江戸から明治にかけて小型廻船五十集船による海上運送経済で繁栄。50t前後の小型廻船、九州一円からの集散地博多港と中四国・北陸・北海道・本土各地からの集散地唐戸港(下関)を繋ぐ中継港としての役割。

九州大学名誉教授/竹田市文化振興財団理事長/文化審議会世界文化遺産部会委員 藤原惠洋先生の講演資料、+αより。


こうしてあらためて年号を並べると、津屋崎の歴史から江戸時代を垣間見ることが出来ます。そして、それは花祭窯の生業である肥前磁器の繁栄の歴史と時代が重なっており、なんとも不思議な縁を感じます。

懐かしいものが出てきて、そういえば、と今につながる。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

懐かしいものが出てきて、そういえば、と今につながる。

上の写真は真冬のパリ・エッフェル塔と、ローマ・コロッセオ。先日押し入れから引っ張り出した額装物の数々のなかに、紛れ込んでいました。佐賀花祭から津屋崎に越してきた際の引っ越し荷物が、そのまま押し入れに直行していたもので、約10年ぶりの再会。どこに片付けたかなぁ…と思っていたものが、ひょっこりと出て参りました。

写真の日付は1992年2月、遡ること30年前。バイト料をはたいた大学卒業旅行で、わたしにとって初めての海外「ロンドン・ローマ・パリ8日間」の格安弾丸ツアーでした。当時はフィルムカメラ。腕にまったく覚えのない自分が撮ったもののなかで、唯一拡大に耐えると思えた2枚でしたので、記念に引き伸ばし。ロンドンでの写真が無いのが残念ではありますが、その後ロンドンには何度も行っているので、そういうことなのかもしれません。日付を消し忘れたのを、当時は失敗した!と思ったのでしたが、時の流れが瞬時にわかるので、これはこれでいいですね。

ヨーロッパ文化への漠然としたあこがれで「ロンドン・ローマ・パリ」を選んだのでした。各都市滞在2日の貧乏学生向けツアー日程は「ほぼ移動時間」ではありましたが、ここに降り立ち、体感したことで、ロンドン・ローマ・パリへの「そこには自分の好きなものがある」という感覚は、漠然としたイメージから確信へと変わったのでした。

今考えると、なぜ貧乏学生だった自分が、文字通り有り金をはたいて、縁もゆかりもないヨーロッパにこだわったのか不明です。おそらく当時のわたしに聞いても「なんとなく」とか「行ってみたいと思ったから」くらいのものだったと思います。格好良く言えば「第六感に従った」みたいなことかもしれません。

ともあれ「よくぞ出かけた!」と褒めてあげたいのです。なぜなら、その時の体験が、ずっと生き続けていることが、心底わかるから。30年前の写真を飾り、そんなことをつらつらと考えた週末でした。

NHK BSプレミアム 美の壺 File543「青と白の粋 染付の器」アンコール再放送。

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NHK BSプレミアム 美の壺 File543「青と白の粋 染付の器」アンコール再放送。

NHK BSプレミアム『美の壺』のディレクターさんから、藤吉憲典が撮影協力したFile543「青と白の粋 染付の器」のアンコール放送が決まったとご連絡をいただきました。


NHK BSプレミアム美の壺 File543 「青と白の粋 染付の器」

  • < BSプレミアム/BS4K>
  • アンコール再放送: 2022年6月4日(土)朝6:45~7:14
  • 再々放送(BS4Kのみ): 2022年6月9日(木) 23:00〜 23:29
  • 再々放送(BSプレミアムのみ):2022年6月10日(金)12:30~12:59

本放送があったのは昨年2021年7月のこと。そのときも通常枠の再放送がありました。今回約1年を経ての「アンコール再放送」。アンコール再放送は、「美の壺」から過去の名作回を選んで放送するということで、すべての回が放送されるものでは無いようです。番組を喜んでくださった視聴者の方々の存在を感じ、とてもありがたく嬉しいかぎりです。

↓取材・撮影はちょうど一年前のことでした↓

↓放送後はたくさんのご感想をいただきました↓

昨年の本放送を見逃した皆さま、夏を前に染付の器の魅力を再確認したい皆様、ぜひこの機会にご覧くださいませ。素敵な番組を作ってくださった『美の壺』制作チームの皆さまに、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました!

読書『オリバー・ストーン オン プーチン』(文藝春秋)オリバー・ストーン著/土方奈美訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『オリバー・ストーン オン プーチン』(文藝春秋)オリバー・ストーン著/土方奈美訳

オリバー・ストーン監督と言えば、わたしは『プラトーン』が真っ先に浮かぶ世代です。ベトナム従軍の体験から、いくつもの反戦作品を作っている社会派のイメージ。本書は2015~2017年にドキュメンタリー用に行われた、プーチン大統領へのインタビューを書き起こしたものです。米国内で放映されたそのドキュメンタリーは、「まるでロシアのプロパガンダ映画のようだ」と米国主要メディアから酷評されたとか。

今、このような世界情勢になって、自分がソ連・ロシアの近現代についてほとんど何も知らないこと、自分の頭で考えるための地力・知識が足りないことに焦りを感じています。これを少しでも補うためには、近現代史をもっと知らなければ、と。もちろん本を少々読んだからといって、一朝一夕に理解が進むものではありませんが、少なくとも複数の視座があることがわかるのではと思っています。

そのような手掛かりを求めて読んだ本の1冊が、先日ご紹介した『グッバイ、レニングラード』(文藝春秋)でもありました。それまでにロシア関連の本で読んだことのあるものと言えば、トルストイやドストエフスキーなどの古典小説以外では、元外務省主任分析官である佐藤優氏の『十五の夏』(幻冬舎)ぐらいだったと思います。

あくまでも個人的な考えですが、史実を知りたいと思ったときに、学術的な書籍ではないからこそ書けることもあると考えています。ルポルタージュ、エッセイ、小説など、取材者・執筆者の主観が大前提であったり、フィクションだからこそ紛れ込ませて書ける事実もあるように思います。もちろん、そうした文章のなかから、いかに真意や文脈を読み取ることができるか、が問われますが。

さて『オリバー・ストーン オン プーチン』。ロシア側から見た世界、の視点です。巻頭に「日本語版のための手引き」が載っており、インタビューの内容を理解するために必要なキーワードが解説されています。上の写真はそのなかの一頁。このキーワードをたどっただけでも、知らないことがどれだけたくさんあるかと思いました。逆に言えば、これらのキーワードをいくつか知ることで、少し見えてくるものもあります。同時に、ますますわからなくなることも出てきますが。

プーチン大統領の言葉で語られる国際情勢。インタビューで語られていることがすべて事実であるという保証はありません。また仮に事実であったとしても、だからといって現在の軍事的な出来事を肯定できるものでは一切ありません。そのうえでも、自分が「無意識のうちにアメリカ側の世界観を内部化しがちな日本の読者」(訳者あとがきより)であることに気づき、別の視座もあると知ることは、大切だし必要なことだと思いました。

本書内でオリバー・ストーン監督は「私は母国(アメリカ)を愛している。(中略)私は反アメリカでも、親ロシアでもなく、親・平和だ。(中略)世界の先行きに不安を感じるのは、母国(アメリカ)の平和への姿勢に不安を感じるからだ。」と書いています。今、どのような思いでこの状況を見ているのでしょう。すべての国・人が「親・平和」を謳える世になることを願います。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭。

週間天気予報に曇りマーク雨マークが並び、北部九州地方はそろそろ梅雨のはしりのようです。雨とお日さまで草木がぐんぐん伸びる季節。花祭窯の小さな露地では、柘榴の木に初めて花がつきました!

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

7-8年前のことだったと思います。台風で根っこから倒れてしまったご近所の柘榴が道端に放置されていました。でも根っこもしっかりあるし、枯れている感じではないからと、ご近所さんにおたずねしたところ、処分しようと思っているということでしたので、我が家に迎えたのでした。

この春、露地の手入れをしていただいたときに、庭師のガーデンアルテさんが「柘榴立派になったね、そろそろ花がついてもいいと思うんだけどね」とおっしゃっていたのでした。さすがプロですね。その言葉通り、移植して初めての花がつきました。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

枯山水に映える白い花。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

ツワブキはこの露地との相性が良いらしく、年々どんどん増えています。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

今年はユリの花も増えそうです。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

ハナモモに実が成りました。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

ドクダミもこれからが増殖どき。白い蕾がたくさんついています。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

ご近所では紫陽花も。

新緑皐月(さつき)の花祭窯の庭

こちらもご近所さんの花。なんだろう。我が家があまりにも緑一辺倒なので、借りてきました^^

九州国立博物館特別展「北斎」観に行って参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

九州国立博物館特別展「北斎」観に行って参りました。

前回、九州国立博物館に足を運んだのは、3月春分の頃のこと。

それからふた月も経っていませんので、「九州国立博物館メンバーズプレミアムパス」をゲットしたのは、わたしにとって大成功だったということです。もちろん北斎を観たいのは大前提として、さらにプレミアムパスを無駄にしたくない気持ちが働いて、積極的に足を運ぶ予定が立ちました。

さて北斎展。今回の目玉とされていた「日新除魔図(にっしんじょまず)」が素晴らしかったです。2017年に九州国立博物館に寄贈されていたそうで、ここでしか見れないということでした。こういうスケッチにこそセンスが出るなぁ、としみじみ思える200枚超の連作。今回の北斎展は、この展示に尽きる!という感じがしました。

個人的に思いがけずヒットだったのは、日本の伝統美術である木版の技術保存・技術者育成をなさっているアダチ版画研究所さんによる木版画制作の解説資料が展示されていたこと。職人さんの「刷り」の様子を撮った動画もありました。昨年来アダチ版画さんの資料を集めていたところでしたので、あまりのタイミングの良さに思わず「おお!」と声を上げてしまいました。冷静に考えれば、北斎と版画は切り離せませんので、別に驚くことでは無いかもしれませんが、こんなところで出会えるとは!ラッキーです。

会場を出たすぐの特設ミュージアムグッズエリアには、アダチ版画さんのブースもあり、木版画の説明をきちんとしてくださるスタッフさんがおられました。北斎版画の復刻もあり、もしこの特別展の鑑賞記念としてミュージアムグッズを買うのなら、俄然おススメです。

さてもうひとつ、ラッキー♪がありました。それは、展示最後に漫画家しりあがり寿さんの、北斎パロディ画が展示されていたこと。雑誌などで何回も見たことがあり、そのたびに大笑いしていました。すごいセンスで、こういうの大好きです。ホンモノを観たのは初めてで、ここで観れるとは思っていなかったので、嬉しいサプライズでした。5月21日には、そのしりあがり寿氏のトークショーも九国で開催されるようですので、お好きな方はぜひ。

特別展「北斎」全体の印象としては、実は「あれ?これでおしまい?」でした。どこの美術館でも、たいていの特別展はお腹いっぱい胸いっぱいになって後にすることが多いのですが、なんだか物足りず…というのが正直な感想でした。途中で展示替えを行うということで、展示数を調整しているのかもしれませんが、少しがっかり。

その物足りなさを埋めるのは、いつもの4階常設展示「文化交流展示室」。前回からふた月ほどしか経っていませんでしたが、すでに展示替えされた部屋もあり(展示替えされていなくても、同じものを何度見ても良いものは良く)見どころたっぷりで大満足でした。期間限定展示の「きゅーはく女子考古部」による「かわいい考古学のススメ」も目の付け所が面白かったです。

約一年ぶり「古澤巌ヴァイオリンの夜」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

約一年ぶり「古澤巌ヴァイオリンの夜」。

昨年初めて聴きに行った「古澤巌ヴァイオリンの昼と夜」。音色がすっかり気に入り、これは毎年聴きに行かねば!と思ったのでした。今年は連休最終日であり母の日でもある5月8日に開催とあって、自分へのご褒美にチケットゲット。

昨年はひと席づつ飛ばしての座席指定だった宗像ユリックスのハーモニーホールは、今年はふつうに座席指定があり、少しづつコロナ前の日常が戻ってきつつあることを感じました。そういえば昨年のこのコンサートは、わたしにとって、コロナ禍以降やっとホールに足を運ぶことが出来た、最初のコンサートだったのでした。

途中休憩をはさんで約2時間。今年もピアノの金益研二さんと二人での演奏です。昨年の演奏内容を覚えていたわけではありませんが、ずいぶんと選曲・構成の雰囲気が変わっているような印象を受けました。なんとなく、勝手な解釈ではありますが、現在の世のなかの状態への憂いが反映されているようなイメージ。

ただ、それ一色ではなく、ちゃんと安心させてくれるところが流石ですね。前半最後のディニーク「ひばり」、終盤にかけてモンティ「チャルダッシュ」と、「ああ、これこれ!」と、わたしが勝手にイメージしていた「古澤節」を堪能いたしました。

途中休憩の後、一曲目は金益研二さんのピアノソロ。15分の休憩の間に、調律師の方がとても丁寧にピアノを触っておられたのが目に留まりました。これは、今年に入って小説『羊と鋼の森』を読んでいたからこその気づきです。それまではクラシックやピアノを聴きに行っても、あまり気に留めていなかった方々の存在。本を読んでいたからこそ、これが調律師の方の仕事なのだなと気がつくことが出来たのは、とても嬉しいことでした。そしてもちろん、金益さんのピアノも素晴らしく。

次はまた来年、お二人が宗像ユリックスに来てくださいますよう、楽しみにしています♪

わたしが一日津屋崎散策コースをつくるとしたら、

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

わたしが一日津屋崎散策コースをつくるとしたら、

どうなるかしら?と思い立ってつくってみました。

起点はJR福間駅。この4月から俄然使いやすくなった観光拠点「津屋崎千軒なごみ」を中心に周ります。2022年5月現在の日曜日で考えてみました。津屋崎までは西鉄バスの新しい路線である「福間海岸経由」で。と考えると、10時34分福間駅前出発の10時52分津屋崎千軒なごみ前到着。本数が少ないので、この一択になりそうです。


10:52 津屋崎千軒なごみバス停下車。

10:55 なごみ到着。トイレ休憩&地図ゲット。

11:00 散策スタート。

  • 豊村酒蔵 で、古い建物を楽しむ。お酒もいいけど、実は一番人気だという粕漬があれば、そちらをゲット。
  • 藍の家 で、古い建物と資料を楽しむ。スタッフさんに解説してもらうのがおススメ。

12:00 お昼ご飯

  • 一押しは、イタリアンのアプテカ・フレーゴ。なごみから車約6分、自転車だと15分強。レンタサイクルがあったら良かったのですが、残念ながら無くなってしまったので、ここはタクシーを使うしかないかも。
  • お天気が良ければ、カナダキッチンのテイクアウト。なごみから徒歩約10分、自転車4分。フィッシュアンドチップスかなぁ、ターキーサンドかなぁ、というところ。

14:00 午後の散策スタート。

  • Atelier FER → cokeco で、プロの手仕事拝見。自分のための、身に着けるものをゲット。いずれも前日までに訪問可能かどうか、予約確認しておくのが肝。
  • バスの時間が来るまで、なごみでお茶。家人への気軽なお土産はこちらでゲット。

16:07 津屋崎千軒なごみバス停より乗車

16:14 宮地嶽神社前バス停下車

17:25 宮地嶽神社前バス停より乗車

17:32 福間駅前下車 帰路へ♪


と、こんな感じでしょうか。気がついたら、海辺の楽しみが入っておりませんでした。海遊びはそれだけで一日がかりになりますので、また別途^^

読書『グレート・ギャッツビー』(新潮文庫)フィッツジェラルド著/野崎孝訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『グレート・ギャッツビー』(新潮文庫)フィッツジェラルド著/野崎孝訳

ゴールデンウィークの読書旅は、ロシア読書『グッバイ、レニングラード』(文藝春秋)小林文乃著、イタリア(読書『ボローニャの吐息』(小学館)内田洋子著)、英国(読書『英国貴族の城館』(河出書房新社)増田彰久(写真・文))と欧州方面を巡っておりましたが、続いてはアメリカ大陸へ。

我が家にある『グレート・ギャッツビー』は昭和49年初版の新潮文庫。カバーには、1974年の映画『華麗なるギャッツビー』から写真が使われています。映画のギャッツビーといえば、わたしが観たのは2013年のデカプリオ版。ですが、1974年版のスナップを見ても、まったく違和感を感じることなく、小説の世界観がいかにしっかりとイメージされていたかを感じます。

『グレート・ギャッツビー』(新潮文庫)フィッツジェラルド著/野崎孝訳

↑こちらで紹介しているのは、同じ新潮文庫でも1989年版。改訳されている点もあるかとは思いますが、訳者は同じ野崎孝さんです。名著の例に洩れず、複数の出版社から文庫が出ていますので、読み比べてみても面白いかもしれないなぁと思いました。

さて何度目かの読書のグレード・ギャッツビー。映画を観て以来2度目ですが、ギャッツビーはレオ様、ストーリーテラーである「ぼく」は初代スパイダーマン(トビー・マグワイア)に脳内でイメージ変換されてお話が進みます。不思議なのは、最初から最後まで登場しているのは「ぼく=ニック」であるのにもかかわらず、わたしにはモノクローム的にしか印象が残っていないこと。ストーリーテラー=黒子に徹したトビー・マグワイアと、対照的に、色鮮やかによみがえってくる「ギャッツビー」レオ様の美しさ。どちらもすごいな、と本を読みながらあらためて思いました。

何度読んでも切ないですね。個人的な悲劇物語のようでありながら、戦争、格差など、当時の社会問題が色濃く反映されていることを強く思った、何度目かのギャッツビーでした。北米の西部と東部。その違い(格差)がどのようであるのか、行ったこともないわたしには、文中から推し量りながら読み進めるしかありません。そのような背景を補うものとして、巻末の、訳者による解説が、この文庫版の読みどころかもしれません。

読書『英国貴族の城館』(河出書房新社)増田彰久(写真・文)

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読書『英国貴族の城館』(河出書房新社)増田彰久(写真・文)

どこにもお出かけしないゴールデンウィークは、読書旅。一昨日は、生活の基盤に芸術を欲する国・イタリアへ。ミラノからヴェネツィアあたりウロウロ満喫いたしました。

続く読書旅は、大好きな英国へ。並びの新しくなったカメリア図書館から、貸し出しが増えた大型本のひとつを借りてきました。

『英国貴族の城館』(河出書房新社)増田彰久(写真・文)

まあとにかく美しい写真が満載で、ページをめくるたびにため息です。何度見ても飽きません。解説文もわかりやすく親切。へぇ~、なるほど~、すごい!と、思わずブツブツ声に出ていました。ダウントンアビーの撮影の舞台になったというマナーハウスの写真もあり。そういえば映画館で上空からの城館の景色を感嘆しつつ眺めたのは、2年前のことでした。

巻末にある、工学院大学建築学部准教授・中島智章先生の解説がまた読み応えありです。「カントリー・ハウス概説」として、建築としてのカントリー・ハウスをデザイン面(建築様式)と建築計画面(平面構成や広間の種類など)から説明。また「各館解説」として、写真で紹介されているそれぞれの館の特徴や見どころが簡潔にまとめてあります。

仕事でロンドンには行くものの、ゆっくりカントリーハウスに滞在できるような英国旅をしたことは、まだありません。野望がまた一つ増えました(笑)。