カバとロータス陶箱 藤吉憲典

カバとロータス(蓮)陶箱

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

カバとロータス(蓮)陶箱。

最初の1頭目のカバを作ってから、もう何頭目でしょうか。 これも藤吉憲典の定番スタイルとなった「カバとロータス文様」の組み合わせです。

カバとロータス陶箱 藤吉憲典

MET、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の人気者、カバのウィリアムさんが我が家にやってきたのは、13年前。友人が、息子の1歳の誕生日祝いに、ウィリアムさんのリュックを贈ってくれたのでした。

エジプトピラミッドの副葬品として発掘されたカバの置きもの。同様の出土品は、大英博物館でも観ることができます。

「藤吉憲典がカバのウィリアムさんをつくると、こうなる」。古代の造形美術の魅力に、息子の成長という個人的な想いをつなげて、作品に昇華することができる仕事なんですね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。