今週末は、国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」です♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今週末は、国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」です♪

いよいよ今週末に迫ってまいりました。豊村酒造さんの旧醸造場施設が国の重要文化財に指定されたのは、2024年1月のこと。国宝に認定されると、保存の義務が生じるとともに、近年では活用の義務も大きくなってきているということで、その一環としてお声がけいただきました。

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

展示での活用は今回が初めてということで、その一発目。とてもありがたいことです。開催が決定してから、豊村酒造の若旦那と、国宝を管理する津屋崎豊村喜三郎記念財団さんと、ひかりのみちDMO福津さんと、連携しながら準備を進めて参りました。花祭窯としても、津屋崎でこのように展示をするのは、工房を移転してきてすぐのころ以来ですので、ほんとうに久しぶり。ぜひ一人でも多くの方に足を運んでいただけると嬉しいです。

豊村さんの祝い酒と、藤吉憲典作の干支の盃に、藤吉憲典デザインの「津屋崎千軒の手ぬぐい」がおまけについた、数量限定(10セット)のお得な特別セットをご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております^^


重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

会期:2025年12月19日(金) – 12月21日(日)
時間:10時 -16時
場所:豊村酒造 福岡県福津市津屋崎4-14-18

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

週末の三日間。豊村酒造さんの奥座敷まで入ることができる貴重な機会です。ぜひお立ち寄りくださいませ。

2026年1月に予定していた北京での藤吉憲典個展は延期になりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2026年1月に予定していた北京での藤吉憲典個展は延期になりました。

2024年夏に初個展でお世話になった北京のギャラリー喜水さん。次回は春節の前あたりに開催したい、とおっしゃるオーナーさんと日程調整をし、2026年1月中旬からの開催で準備をしておりました。前回の個展では、藤吉の在廊中に中国茶の先生がずっと美味しいお茶を入れてくださり、いろいろと学んできましたので、今回は中国茶器をたくさん作って送るように計画していました。

茶器以外の器も華やかな顔ぶれがそろい、年末年始の物流に配慮して、余裕をもってそろそろ発送手配をしようかというところに、「少し待ってください」のご連絡。喜水さんへの発送は、日本で対応してくださる代理人さんを通して行っていますが、どうやらここ1~2カ月で、日本からの荷物が税関で止められ何の説明もなく送り返されてくる、という事態が急に頻発しているとのこと。お互いに「なぜ」のところは暗黙の了解で、少し様子をみたほうが良いでしょうね、となりました。

様子を見ていてもすぐに改善しそうな気配はなく、延期したほうが良いかもしれませんね、ということになりました。作品がギャラリーに届かない事態になることが想定できるままでは、リスクが大きすぎます。せっかくの展覧会の機会ですから、できるだけ要らぬ心配のない状態で開催したい、というのが双方の想い。楽しみにしてくださっていた北京の皆さまには、もう少しお待ちくださいね♪ということで。

↓下の写真は、前回のギャラリー喜水さんでの個展の時に撮ったもの↓

北京喜水ギャラリー 藤吉憲典作品展

ロンドン出張備忘録 December 2025その2-お仕事いろいろ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その2-お仕事いろいろ。

海外出張に慣れていないので、予想外の事態が起こっても対処しやすいように、できるだけスケジュールに空白を入れるようにしています。時間にゆとりがあることで、流動的に対応できるかな、という、気持ち的な保険のようなものです。今回もそのつもりでいたところが、ありがたいことに打ち合わせや視察のお誘いが続けて入り、結果として「まあまあガッツリお仕事!」な感じになりました。

そもそも仕事と趣味の境界線があいまいなもので、どれもこれも嬉しく興味深いことばかり。とはいえ、ビジネス場面ではやはりちゃんと通訳さんをお願いしたいので、そこだけが気がかりな一点でした。いつもお世話になっている通訳・アテンドさんが、彼女は日本からの文化芸術分野のVIP対応を数多く任されている方でとても忙しい方なのですが、わたしたちの予定に合わせてスケジュールを組んでくださり、とっても心強く助かりました。

ロンドンでは既にSLADMOREがあるので、ギャラリーを増やすという考えはまったくありません。が、まったく別の観点から、ビジネスにつながるかもしれないご相談をひとついただきました。丁寧にコミュニケーションを続けて、お互いに嬉しい形を作れたら良いな、と思います。うまくいくかどうかは、わたしの企画力というかプレゼン力次第!?ありがたい宿題をひとついただきましたので、さっそく立案に取り掛かっています。

また、視察先のひとつCOCKPITのオープンスタジオでは、「工芸」の立ち位置について、深く考えさせられました。もともと、生活が成り立たない若い工芸家をサポートするために発足したという慈善団体・社会的企業としてのCOCKPITは、今では「実践的なクリエイターを目指す人々(工芸職人)が集まる場所」とされているようです。わたしたちが訪問したデプトフォードにある拠点は、ブリティッシュミュージアムの近くにあるCOCKPITに続く2拠点目ということでした。実際に現地に足を運んで活動の様子を見て、説明を聞いて、ほんとうにいろいろと考えさせられました。

ロンドン・デプトフォードCOCKPITからの景色

写真はCOCKPITデプトフォードの建物から見える景色。ロンドンの中心部を歩くことが多かったので、電車に乗ったりバスに乗ったりして、少し離れたところの景色を見ることができたのも、今回の大きな収穫でした。

↓備忘録その1はこちら↓

ロンドン出張備忘録 December 2025その1-SLADMOREのクリスマス・ショウ。

ロンドン出張備忘録 December 2025その1-SLADMOREのクリスマス・ショウ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その1-SLADMOREのクリスマス・ショウ。

実に久しぶりのロンドンです。ダンナはほぼ毎年のように英国だのイタリアだの中国だのに出かけていますし、ロンドンには毎年作品を発送しているので、ずっと「ロンドンと仕事をしている」感覚と実態はあります。が、ワタクシふじゆりの海外出張はコロナ前の2019年以来なので、なんと6年ぶり。

SLADMOREのクリスマス・ショウに合わせて、ロンドンへ。12月3日のオープニング・パーティに顔を出してまいりました。ショウ自体は12月1日からスタートしたということで、もしかしてパーティは我々の渡英日程に合わせてくれたのかしら!?と勝手に嬉しくなりました。前回わたしが伺ったときはメイフェアのギャラリーでしたので、セントジェームズストリートのお店でのエキシビションに伺うのは初めて。いずれにしても老舗高級店が並ぶ、すごい場所です。

SLADMOREのクリスマス・ショウ

SLADMOREの入り口では、いつものワンちゃんがクリスマスリースでおしゃれして出迎えてくれました。現オーナーのエドワード氏とちょうど入り口で一緒になり、久しぶりのご挨拶をして中に入ると、入ってすぐのケースに、藤吉の作品を飾ってくださっていました。インビテーションカードにも、前面に藤吉の新作。何人も素晴らしいアーティストがいるSLADMOREで、今回このように扱ってくださったことが、とてもありがたく嬉しかったです。

SLADMOREのクリスマス・ショウ

今回わたし個人的に一番良かったのは、いつもメールですべてのやり取りをしているサラに会えたこと。日頃のサポートに対して顔を合わせてお礼を言うことができたのが、とても嬉しかったです。数年前に引退した前オーナーのジェリーも来てくれて、たくさんおしゃべりをすることができたのも、ほんとうに嬉しくありがたいことでした。

気が付けば、一番上の写真で伝わるかもしれませんが、会場はたくさんの人であふれ、大きな声を出さなければおしゃべりもできないようなにぎやかさ。隣の人と話すのに声を張ったのは、かなり久しぶりでした(笑)。そんななか、藤吉作品を購入してくださっているコレクターさんや、SLADMORE所属の作家さんにも何人かお会いすることができて、それもまたとても嬉しい貴重な機会でした。

SLADMOREの公式サイトで、クリスマス・ショウの電子カタログをご覧いただくことができます。 藤吉憲典の作品についてのお問い合わせも、SLADMOREで受け付けています。

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-当日編。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-当日編。

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-準備編に続いては、当日編。

「しんきん合同商談会」のタイトルの、しんきんさん=信用金庫さん。一般社団法人九州北部信用金庫協会が主催する商談会でした。声をかけてくださったのは、津屋崎に工房を移転して以来ずっとお世話になっている、遠賀信用金庫さん。当日は担当の営業職員さんだけでなく、支店長さん、お隣の支店からの応援職員さんまで、何人もの職員さんが朝から撤収までサポートしてくださいました。また朝一番で、いつもお世話になっている福津市商工会の経営指導員さんもお見えになり、花祭窯が今取り組んでいる新規事業についての理解を深めていただくことができました。

今回の出展の目的は、長期的には新規事業である「KENSUKE EDITIONS」=藤吉憲典のエディション作品(シルクスクリーン)の販路開拓ですが、短期的には、アートギャラリーなどに行きつけていない方々が、どのようなものに関心を持つか、反応や意見を集めることを目的としました。そのための仕掛けとして「フォトスポット」の設置と、「シールアンケート」を実施。上の写真はシールアンケートの途中経過、下の写真中央に見える黄色い掛け軸の昇龍がフォトスポットです。結果、フォトスポットへの誘導はいまひとつスムーズにできませんでしたが、シールアンケートは、思いのほか多くの方が楽しんでご協力くださいました。シールアンケート、軽い気持ちで用意しましたが、今後の作品制作に生かせる、貴重な結果を得ることができました。

第8回しんきん合同商談会

また今回は、シルクスクリーン作品を初めてまとめて展示できる場となりましたので、この事業でたいへんお世話になっている、OIL MOUNT PRINTERSの日高さん紙漉思考室の前田さんに招待状を差し上げたところ、ご多忙のなか駆け付けてくださいました。このように作品をまとめてご覧いただける機会は、ありそうで無いもの。おかげさまで、完成作品をご覧いただき、今後の展開について意見を交わす、貴重な機会となりました。

事前予約制による商談会があり、花祭窯は2件の会社さんとの商談が組まれました。どちらも販路開拓につながるものではありませんでしたが、楽しくお話ができて、今後の課題解決につながりそうなお話もひとつ確保。これは期待以上の成果です。

350社。さまざまな業種のブースがあり、わたしは限られた数しか見ることができませんでしたが、観察するなかで得られる情報も多く、とても面白い一日となりました。それにしても、撤収時間になって、各ブースの皆さんの後片付けの早いこと。もたもたしているわたしたちを、遠賀信金の皆さんが支店長さんを筆頭に手伝ってくださり、ほんとうに助かりました。当日お手伝いくださった皆様、ブースに足を運んでくださった皆様、応援の差し入れをしてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-準備編。

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初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-準備編。

ほぼ初体験、ということで、今年2月に参加を決めてから、せっちゃんこと展示会活用アドバイザー・大島節子さんの著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)を何度も読み直しながら、準備を進めてきました。この1冊の指針書があったからこそ、時間軸に沿いながら、迷いなくやるべきことをできたと思います。

『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)展示会活用アドバイザー・大島節子著

準備の過程で一番悩んで検討に時間をかけたのは、ブース装飾と必要備品の決定でした。初めてでわからないことが多かったので、その都度、業者さんに電話やメールで問い合わせ、いろいろとご指南いただきました。あまりに何度もやり取りしたからか、気にしてくださったようで、前日準備で設営している最中に、業者さんの責任者の方が「足りないものあったら今からでも追加できるものもあるので、言ってくださいね」と、わざわざ顔を出してくださいました(ブースはぜんぶで350社もあるのに!)。

会期が1日だけだったからでしょうか、ブース設営に時間と手間がかかっているように見受けられるところはさほど多くなく、看板に机とパソコンだけ、というようなところもあり、ちょっと拍子抜け。350社ほどの出展だったようですが、展示商談会への出展に慣れていらっしゃるところも多かったようで、力のかけ具合(あるいは抜き具合)がわかっているのだろうな、という感じがしました。

花祭窯のブース設営で「これはやってよかった!」と思ったのは、カーペット敷設と、スポットライト。スポットライトは、さして広くないブース内に5つ設け、多すぎるのか?それとも足りないのか?イメージできずにいましたが、ちょうど良かったです。展示内容によると思いますが、うちの場合はカーペットと照明を業者さんにお願いして、大正解でした。

ポスター・チラシなど、展示商談会用に新たに制作した販促印刷物に関しては、デザインは自分ですべて作ることができましたので、実質かかったのは印刷代金のみ。これもネット印刷のグラフィックさんで、納得できる品質のものを、リーズナブルな価格で発注することができました。

今回の出展(会期2025年11月12日の1日間)にかかった費用は、おおよそ下記のような感じです。

内容費用概算
出展料66,000円
ブース設営・電気・備品等77,000円
テーブルクロス6,000円
看板用ポスター(2種)5,000円
チラシ4,000円
旅費交通費(2人分)30,000円
雑費(シール・用紙など消耗品費、当日弁当代、招待状切手代など)5,000円
合計193,000円

この「しんきん合同商談会」は二年に一度の開催だそうです。もし今後、同じ商談会に出展を検討する方がいらっしゃったら、費用の一例として少しは参考になるかもしれません(なるといいな)。

200,000円以内でおさまっているのは、会期が1日だけであったことも大きいかもしれません。また、今回は設営トラブルがあった場合に慌てなくていいようにと、前泊で臨みましたが、花祭窯から会場の福岡マリンメッセまでは車で1時間から1時間半ぐらいの距離ですので、前日の設営と当日とで泊まらずに「通う」方法も無きにしも非ずでした。前泊するかしないかによっても、経費的には変わってきますね。結果的には、前日設営の段階で特にトラブル無く時間的に余裕がありましたが、それでも近所に泊まっておくのは安心で、精神衛生上良かったと思います。

12月は、ご近所の国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」。

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12月は、ご近所の国宝・豊村酒造さんで「藤吉憲典個展-酒の器、祝の器」。

花祭窯がある津屋崎千軒のご近所には、歴史的な建造物がいくつか遺っています。豊村酒造さんの旧醸造場施設が国の重要文化財に指定されたのは、2024年1月のこと。国宝に認定されると、保存の義務が生じるとともに、近年では活用の義務も大きくなってきているようで、その一環としてお声がけいただきました。

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

展示での活用は今回が初めてということで、その一発目になるということで、とてもありがたいことです。酒蔵ですから、酒器との組み合わせが最適。最初にお話をいただいたときから、展示イメージが沸いてきました。今回、控えの間と奥座敷を使わせていただけるということで、とてもワクワクしています。


重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

会期:2025年12月19日(金) – 12月21日(日)
時間:10時 -16時
場所:豊村酒造 福岡県福津市津屋崎4-14-18

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-

重文豊村酒造活用事業 藤吉憲典個展―酒の器、祝の器-特設サイト

12月下旬の週末三日間。皆さまご多忙とは存じますが、豊村酒造さんの奥座敷まで入ることができる貴重な機会です。ぜひお立ち寄りくださいませ。

新たなチャレンジはイメージ通りに進むばかりではないけれど、イメージのズレから生まれるものもある。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

新たなチャレンジはイメージ通りに進むばかりではないけれど、イメージのズレから生まれるものもある。

思えば昨年2024年11月、イタリアに出張したダンナ・藤吉憲典がミラノのギャラリーから「ケンの書画作品を、より気軽に楽しめる普及版があるともっといいのだけれど」という提案をもらって帰ってきたのが、事のはじまりでした。

運よく熱意あるシルクスクリーン職人さんと出会うことができ、書画作品から最初のふたつをイメージ通りにシルクスクリーン作品に仕上げることができたのは、ほんとうにラッキーでした。スタート時にこの小さな成功体験があったからこそ「GO!」と突き進めることができたと思います。

そこから福岡デザインワークショップでのブレストや、シルクスクリーン職人さんとの対話を通じて、台紙(和紙)の選定や「見せ方」の検討、どのようにブランディングしていくかなどを考え続けてきたこの一年。ほんとうにまる一年かかったなぁという思いです。が、一年でここまで構想が進み、具体化に至っているというのは、案外早かったのかもしれません。年明け早々に、いつもお世話になっている信金さんから誘われて、初めての「地元BtoB展示商談会」なるものへの参加を決めたのも、新規事業お披露目のタイミングを決める契機になりました。

まだまだ先だと思っていたその展示商談会はいよいよ来週。商談会で発表予定の作品ができあがったということで、シルクスクリーン職人さんの元へ出かけてきました。新たに出来上がった作品群は、原画の墨の濃淡のニュアンス表現の難しさ、台紙となる和紙の取り扱いの難しさを技術でカバーし、かなりの完成度で仕上がっていました。が、頭のなかにあった出来上がりイメージとは少々ずれているところも。その裏には、シルクスクリーン技術に関しては素人のわたしたち自身はもちろん、大量の作品制作経験を積んでいる職人さんでも予期できなかった難しさもあったようです。

そうした「難しさ」を踏まえて、ではどうするか。そこからが、アーティスト・藤吉憲典の創造力の見せ所であり、作品の魅力をアップするアイデアにつながるのですから、面白いところです。難しいからこそ、ほかの人にはできない(あるいはやろうと思わない)ことができるわけで、独自の表現になります。おかげで、最初のイメージからさらにナナメ上をいくような作品群を作り出せそうです。

藤吉憲典シルクスクリーン作品

おかげさまで、藤吉憲典公式インスタグラムフォロワー2000名超え♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

おかげさまで、藤吉憲典公式インスタグラムフォロワー2000名超え♪

と、タイトルをつけたものの、フォロワー数は日々増減するものなので、ずっと2000以上をキープできているのか?という疑問は残りつつ。実は書き始めてからすぐにフォロワー数が2000を切りました…。というわけで、再度超えるまで待ってから続きを書き、ようやく投稿に至っています。とはいえこの記事を読んでインスタに飛んでくださった方がご覧になったときには数字が変わっている(減っている)可能性は残るわけで。その際は、悪しからずご了承ください(笑)。

まず最初にお断りとして、わたしはインスタもフェイスブックも、「藤吉憲典」の公式「中の人」をしています。インスタ、いつから始めたんだろう。で、遡ってみたところ、どうやら2015年頃のようでした。なんとなく、もっと以前からやっているような気がしていたのですが、まぁそれでも少なくとも10年ほどやっている、ということですね。ちゃんと調べたら、正確なところが出てくるはずですが。10年かかって2000名という数字を考えると、まぁなんと「コツコツ」なことかという気がします。が、実情を暴露しますと、たとえばNHKBSプレミアム『美の壺』に藤吉憲典が出演した際に大量に伸びた!というようなこともあり、各種メディアの影響を大きく受けての数字、というところです。こういう現実を目の当たりにすると、テレビってまだまだ瞬発的な影響力があるなぁ、と思います。

じわじわと増えたり減ったりしながらも、写真を撮るのが上手とは言えないわたしのユーザーフレンドリーとは言い難い投稿の数々をご覧くださり、ときにアクションを起こしてくださる皆さまがいらっしゃることのありがたさ。フォロワーの皆さま、ほんとうにありがとうございます。年に1回以上は、SNS運用関連のセミナーを受けたりして最新の動向を仕入れるようにはしているものの、なにせ進化・変化スピードが速い世界なので、なかなか追いつきません…と言い訳しつつ、少しでもご覧いただいて楽しいものを投稿できるよう、頑張ります。

昨今は偽アカウントが増産されているなどのトラブルをよく耳にします。そういうトラブルが増えると、インスタもフェイスブックも当初期待していた役割を担えなくなっていくよなぁ、と感じることも少なからず。ですが、現時点ではイベントの告知や、特に海外からのお問い合わせなどは、インスタはやはりとても便利です。というわけで、今のところ藤吉憲典の個展等最新情報をご覧いただくツールとしては、インスタが一番早いかもしれません。

藤吉憲典公式インスタグラム

京都の老舗・朝日堂さんで、藤吉憲典のアート作品をご覧いただくことができます。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

京都の老舗・朝日堂さんで、藤吉憲典のアート作品をご覧いただくことができます。

「国内ではアート作品はどこで見ることができますか?」のお問い合わせに、ようやく安定的なお返事が出来そうです。京都・清水寺の門前にお店を構える朝日堂さんに、藤吉憲典の陶板シリーズや陶箱シリーズを、少しづつお届けしています。今回、ロンドンSLADMOREでのクリスマス・ショウで発表する作品制作と同時進行で、朝日堂さんからご希望のあった陶箱を、ようやく制作・納品することができました。

朝日堂さんは1870年創業。京焼の取り扱いからスタートし、現在は全国各地の工芸品を幅広く扱う老舗です。5代目である現社長・淺井さんは、日本の伝統工芸文化を守り振興していくことを使命として、国内外で幅広く活動しておられます。初めてお会いした時に、その造詣の深さ、見識の広さに頭が下がりました。「鳥が好き」とおっしゃる淺井さんのご期待に応えるべく、藤吉憲典渾身のカワセミ陶箱を京都にお届け。これを第一弾として、鳥シリーズはこれからじわじわと増えていきそうです。

国内でご覧いただけるところがなかなかありませんでしたので、こうしてご紹介できるのがとても嬉しいです。朝日堂さんは、京都本店をはじめ、関西・関東エリアにいくつものギャラリースペースをお持ちです。藤吉作品をご覧になりたいときは、今どこで何が展示されているかをお電話で確認してから訪問なさると確実です^^


朝日堂 https://www.asahido.co.jp

京都市東山区清水1丁目280番地
TEL:075-531-2181
営業時間:9:30 – 18:00
年中無休

京都 朝日堂さん