青磁蓮小壺 藤吉憲典

サクッと動画制作するプロの凄さ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

サクッと動画制作するプロの凄さ。

30秒から1分程度で数種の作品紹介動画を撮る必要が発生しました。「動画の必要性」はもう10年前ぐらいからずっといろんな方からアドバイスいただいていて、少しは自分で撮れるようになろうとチャレンジしたことも一度や二度ならず。そのたびに中途半端に終わっていました…。わたしにとっては、どちらかといえば苦手分野であり、手につかないのも仕方がないかなと自己弁護しつつ。

ともあれ、やはりここぞという動画は、その道のプロにお願いするべきものなのです。これまでにも、磁器作家・藤吉憲典のプロモーション動画などは、迷わずプロに依頼しておりました。今回も映像の時間は短いものの「ちゃんと見て欲しい」ものなので、やはり頼れるご近所さん・カメラマンの日浦さんにご相談したのでした。

タイトなスケジュールにも関わらず「サクッと撮りましょうか」と快諾してくださった日浦さん。「気心の知れたご近所のプロ」にお願いできるのは、なによりありがたいものです。そして毎度のことながら、そのスマートな仕事ぶりに驚かされます。撮影時間に無駄が無いのはもちろん、撮ったその日の晩にはあらかた編集されたサンプルデータが出来上がり、送られてくる。いつ話があっても対応できるよう、あらゆる面で準備が整っているのを感じます。

フォトグラファーであり、3DCGアーティストであり、フィルムメーカーである日浦さんの作品は、写真はインスタグラム動画はYouTubeでサンプルを確認できます。気の向いた仕事しかしないアーティスト気質な方ですが、それだけに、提示された条件(時間・予算など)のなかでギリギリまで「よいもの」に仕上げることへのこだわりはすごいです。「サクッと撮る」のことばの背景にある、技術と準備と集中力、そして顧客の発注意図を読み取る力に脱帽しています。

短い作品紹介動画5本。出来上がりがとても楽しみです。オープンできるようになりましたら、このブログでもご紹介いたします!

振り返ってみれば、ダンナが絵付けに使う道具「筋車(すじぐるま)」を、撮影用のターンテーブルに使えるよね、と試していたのは、ちょうど一年ほど前でした。上の写真は、そのターンテーブルを使って動画撮影をしている様子を撮ったもの。動画のことを考えるタイミングが、定期的にやってくるのを感じます^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。