ドクダミ

ドクダミシーズン到来。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ドクダミシーズン到来。

先週末庭掃除をしていたら、ドクダミの葉っぱが増えていました。強いので、年中庭で見ることができますが、やはり今からが一番伸びる季節。よく見ると小さなつぼみもたくさんで、そろそろ花が咲きそうです。

ドクダミは使い道の広い植物です。白い花が可愛らしいので、一輪挿しに飾っても風情がありますし、葉っぱを乾燥させてドクダミ茶にも出来るし、ドクダミで化粧水を作る人もいますね。我が家ではもっぱら「虫刺され薬」として活用。根っこから葉っぱ、花まで使えます。ドクダミがどんどん伸びてくる季節と、虫刺されシーズンが始まるのがほぼ同時期なので、ちょうど良いのです。

さて、ドクダミの虫刺され薬。つくり方は、園芸家でハーバリストの友人に教えてもらいました。基本はドクダミ化粧水と同じだそうです。根っこから引っこ抜いたドクダミを束ねて風通しのところに下げ、ちょっと乾燥させたら、花切りバサミで適当に切り、煮沸消毒したビンに入れてエタノールに浸け込んだら仕込み終了。我が家ではエタノールの代わりに、アルコール度数の高い(35%)ホワイトリカーを使ったりもしています。葉っぱがしっかり浸かるように入れます。

蚊に刺されたら、かきむしる前にビンから葉っぱを取り出して載せておくと、アルコール成分でスーッとするのと相まって、かゆみが治まります。ただ、皮膚の弱い方に向くかどうかはわかりませんので、作ってみるときにはどうぞご注意くださいね。ともあれ我が家では「ドクダミ仕事」はこの季節の定番です。庭がドクダミで埋まってしまうのを防ぎつつ、活用。

ドクダミって偉いなぁと毎夏思います。ちなみにドクダミ茶は、お通じに良いとされていますが、一度自分で作って飲んでみたら効き目が強すぎたので、あまりお勧めしていません(笑)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。