床の間 花祭窯

仙厓さんのカレンダー。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

仙厓さんのカレンダー。

ご縁があって、我が家に届いた仙厓さんのカレンダー。ここ数年、毎年いただいて飾っています。カレンダーなので、もちろん印刷物ですが、月替わりで仙厓和尚の書と画が目の前に現れる面白さがあります。上の写真は、複製品の仙厓さんの掛け軸。

仙厓さんは、江戸時代の禅僧で画家。その書画のコレクターとして出光佐三が知られており、出光美術館に作品が多数収蔵されています。博多にある聖福寺とも縁があり、そのエピソードは西日本シティ銀行の「ふるさと歴史シリーズ」でも知ることができます。個人的には、ここ津屋崎に移転してきてから、勝手に仙厓さんとのご縁を感じています。

1月のカレンダーは、亥年のスタートにふさわしく猪の絵。それに「それ出たわ」の文字。

「それ出たわ」って…。思わず笑ってしまいました。余計な力が入っていない書画が人気の仙厓さんではありますが、それにしてもおかげさまで年初からいい感じに脱力。

2月はぱっと見たところ、1月とは趣がかなり異なる雰囲気の絵面です。こちらもまた追ってご紹介してまいりますね(^^)

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。