花祭窯の十月の庭。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯の十月の庭。

今朝目が覚めたら、キンモクセイの香り。九月の台風で潮風に吹かれた花祭窯の小さな庭は、枯れてしまった植物も多いなか、一カ月を経て力強く復活しています。

季節を間違えて咲いたのかと思いきや、偶然耳にしたラジオ番組で、よく言われる「狂い咲き」というのではなく、台風などで実が落ちてしまったときに、種を保存するために、もう一度咲くのだという説明をしていました。種子を遺すためには花を咲かせる必要があるということですね。季節外れの花桃を眺めつつ、生命力の素晴らしさに感心しつつ、色とりどりの庭を楽しんでおります。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。