『30の都市からよむ世界史』日経ビジネス人文庫

読書『30の都市から読む世界史』(日経ビジネス人文庫)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『30の都市から読む世界史』(日経ビジネス人文庫)

河合塾世界史講師の神野正史氏の監修。「世界史」の文字を含んだタイトルの本を、ここ数年で何冊も買い込んだので、もういいだろうと思いつつ、ついつい手にした一冊です。切り口が変わると見え方も変わってくるというのは、これまでの世界史本からも学んでおり、今回は「都市」のキーワードに釣られました。

「はじめに」にも書いてあるとおり、都市ごとに文章が独立しているので、どこから読みはじめても大丈夫です。興味のある都市を見つけたときや、訪問の予定ができたときなどに、この本を開く。地図の背景を知るための、ガイドブック的な使い方ができる本だと思いました。文庫でコンパクトなので、気になったら取り出せるように、もっぱらバッグに入れて持ち歩いています。

読めば、知らないことばかり(笑)。やはり世界史は広くて深いですね。いろいろな切り口の世界史本を読まなければ、まったく追いつきません。本書で描かれている30のいずれの都市にも魅力を感じました。なかでも特に「アテネとサンクトペテルブルクに行ってみたいな」と思い、「上海とドバイのこれからがどうなるか」に興味がそそられました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。