こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
「博物館が、人を育てる。」に参加して。
九州産業大学美術館から、令和2年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」実施報告書と、先日の国際シンポジウムの報告書が届きました。わたしは外部からの一参加者にすぎませんが、毎回丁寧に対応してくださる主催者である先生方のお心遣いに、感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。
2016年から「学芸員技術研修会(テクニカルコース)」に参加し、学芸員に必要な技術や最新の知見を、専門分野の先生方から学んできています。同時に「地域社会における博物館の役割」を考えるカリキュラム(セラピーコース)への参加も実現しました。2018年に「博物館と高齢者の健康・幸福感」のテーマでスタートしたセラピーコースでしたが、2020年のコロナ禍によって、より緊急かつ重要な課題として「博物館と健康・幸福感」が差し出されたように、わたしは感じています。
今回手元に届いた報告書では、2020年度に実施された講座内容と、その総括的な位置づけとなる国際シンポジウムの内容が文字になっています。シンポジウムにはオンラインで参加をしましたが、そのときには英語での発表など聞き取れなかった内容もありましたので、振り返り学ぶことができる材料が手元に届いて助かりました。期間限定ではありますが、シンポジウムの様子をYouTubeで見ることもできます。
2021九州産業大学国際シンポジウムの録画【4月30日まで】
「社会教育現場としてのミュージアム」「地域におけるミュージアムの役割」を考えること、「ミュージアム」を「アート(美術)」と置き換えて、「社会教育現場におけるアート」「地域におけるアートの役割」考えることは、すっかりわたしのライフワークになっています。これからもたくさん勉強し、考え、少しづつでも地域社会に還元していきたいと思います。