こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
「豆皿が大好きなの!」と言われて、すっかり嬉しくなりました。
先日、花祭窯のギャラリーにご来店のお客さまのことば。「もうたくさん持っているのだけれど、ついつい買ってしまうのよね」とおっしゃりながら、楽しそうに選んでいらっしゃいました。そのお客さまのおっしゃることが、同じ豆皿ファンとしてとても嬉しく、ひとつひとつ頷きながらお話を聞いていました。
豆皿はいろいろあるのが嬉しいから、ひとつづつ買う。
たとえ価格の高いものでも、使わないと意味が無いからどんどん使う。
豆皿は、使い始めると、これほど使い勝手の良いものは無い。
形も文様も丁寧に凝った豆皿は、料理と盛付を助けてくれる。
新しい豆皿に出会うと、盛る料理のイメージがすぐに動き出す。
そして「もう十分に持っていると思っても『持っていないもの』が見つかるのよね。それがまた嬉しい。」とのお話に、豆皿の世界の豊かさをあらためて感じました。たしかに、古典の資料を見ているだけでも、形、絵付、やきものの種類によって、種類がいくらでもあるのです。
藤吉憲典の作る小皿豆皿は、現在、形だけでも40種類を超えています。作り手的には、さらにもっと「作りたいもの」が、まだまだたくさんある様子。小皿豆皿の新作登場が楽しみな今日この頃です。