ザクロ

お庭掃除。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お庭掃除。

九月は二つの台風がありました。その都度窓ガラスの養生をしたり、作品を保護したり、なんだかバタバタといたしました。台風のあとは庭の草木が潮で枯れてしまったり、隙間風で砂がたくさん家の中に入ってきていたりしたので、お掃除に気持ちばかりが追われます。それでも大きな被害なく建物も無事でしたので、守られているありがたさをつくづく感じます。

屋内は掃除機をかけたり雑巾がけしたりして砂をはらい、とりあえずお客さまを迎えられるように。庭に出ると、枯れた葉っぱが目につきます。まずは落ち葉を取り除き、立ち枯れてしまった草をはらい、と、文字で書くとあっという間なのですが、けっこうな仕事量で、いったん休止。でも枯れた部分を取り除いていくと、その下から緑の葉っぱが出てきているのがいくつもあり、嬉しくなりました。

パッと見たところ全体に茶色っぽいトーンになってしまっていた庭に、緑色がでてくると、それだけでも気分的に華やぎます。そのうえ、ツユクサやヤブランなど、紫色の花がきれいに咲きはじめ、色を添えてくれています。枯草の下で凌いでいたその生命力に感動しつつ、残りの庭仕事もこの週末あたり、せねばなりません。

写真は今年の花祭窯の小さな露地の注目株、ザクロ。台風で折れた枝もあり、いくつかの実は落ちてしまいましたが、まだいくつかが元気に育っています。ひとつでも口に入る状態にまで育つと良いな、と期待しています。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。