お茶と着物。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お茶と着物。

昨日はお茶のお稽古日でした。朝からバタバタと着物を着てお出かけ。今でこそ30分ほどでなんとか着ることができるようになりましたが、最初のころは1時間半かかっておりました。

それまでの人生で着物を着たのは、大学の卒業式で袴をはいたぐらい。茶道を習いはじめなければ、着物にさほど興味もわかず、着る機会なんてほとんどなかったはずですから、不思議なものです。

着付け教室には何回か通ったものの、家で一人で着るとなると、お教室でのようには行かないものですね。わたしにとっては一番の練習は「自分で実際に着て出かける」ことで、恥をかきながら、少しづつ覚えていっています。一人で着るときの強い味方は、YouTubeの着付け動画。帯の締め方動画もいろいろとあって、ありがたい限りです。

わたしが恵まれているのは、お茶会やお稽古に来て行けば、おかしいところを直してくださる先生や仲間が居てくれること。ささっとその場で直してくれたり、次着るときはどこに気を付けたらよいかをアドバイスしてくれて、いつも助けられています。

それでも、習っても習っても亀の歩みです。何回も同じところを直してもらい、汗をかきながら、ちょっとづつはマシになっているはずと自らを励ましつつ…これって、お茶のお点前と一緒です。お茶も着物も、こんなわたしでも呆れずに教えてくださる皆さんに、心より感謝です。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。