山笠

ごりょんさんの山笠はじめ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ごりょんさんの山笠はじめ。

2024年も津屋崎祇園山笠は開催される予定のようです。上の写真は昨年のもの。年末年始のバタバタが少しおさまった先日、ごりょんさんの初打合せがありました。みんなご近所とはいえ、それぞれ仕事を持っているし、子どもを持つ母親でもありますので、ゆっくり顔を合わせる機会はなかなかありません。ときどき道端で偶然会って、あいさつ程度の会話を交わす程度。そんななか、ごりょんさんの集まりは、格好の井戸端会議の場なのです。

お昼ご飯を食べながらのおしゃべりは、時間がいくらあっても足りませんね。夏の山笠終了後半年が経っていますから、その間に起こったこともいろいろ。久しぶりにそれぞれの近況を知ることが出来ました。それぞれの家族ぐるみの近況を聞いておくことは、実は山笠の運営をサポートする立場として役立ちます。山笠の準備が始まる6月から7月の間だけのこととはいえ、皆さん家事や仕事があるなか時間をとって集合しますので、忙しくて都合がつかないこともしばしば。そんなとき、それぞれの状況がある程度わかっていると、お互いに心配りし、スムーズに役割を分担しあうことができます。

それにしても毎回思うのは、会長職はじめ、役職者の奥さま方のたいへんさ。山笠のお祭り自体を楽しんでいるのは旦那衆ですから、奥さん方はいわば巻き込まれている感じです。会長職の奥さんともなると、有無を言わさずごりょんさんの役割を果たさねばならないということになり、その心理的・時間的負担はいかほどかと思います。このような昔ながらのやり方は、今ではどんどん廃れつつあるのでしょうけれど、花祭窯のある「新町流れ」では未だ顕在。負担が少なくなるように、毎年少しづつ工夫して変わって来てはいますが、それでもたいへんだろうな、と思います。

ただただ山笠に参加させていただいているわたしたちとしては、できる限りのお手伝いをするだけです。少しでもお役に立てたら良いな、と思いつつ、2024年の山笠も楽しみです。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。