金毘羅さん

ご近所秋祭りシーズン到来―例年通り「在自(あらじ)の金毘羅さん」でスタート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ご近所秋祭りシーズン到来―例年通り「在自(あらじ)の金毘羅さん」でスタート。

豊穣の秋を祝い感謝する「おくんち」。今年もその先陣を切ったのは、金毘羅さんの行列です。午後三時、出立を告げる花火の音が聞こえて、金毘羅さんの大名行列が無事歩きだしことがわかります。熱中症アラートの出た暑い午後でしたので、さまざまな装束をまとった皆さんはたいへんだろうな、と思いつつ。

あちらこちらの「接待所」に立ち寄りながら進む行列は、毎年のことながらゆっくりの歩みです。そろそろ来るかな、太鼓の音が聞こえてきたなと思うと、そわそわして外に出て待つのですが、そこから、我が町・津屋崎千軒の接待所に辿り着くまでが長い。行列の姿が見えてからも、手前の接待所で止まるので、なかなか待ち長いのです。

金毘羅さん

接待所ではビールやらジュースやらを用意して行列を待っています。ほんの十年前は、ここにたどり着くまでに、既に酔っぱらってふらふらしながら歩いてくる人も少なくありませんでした。が、時代でしょうね、今はアルコールよりもジュースやお茶をお飲みになる方が増えたので、酔っ払いの行列にはならないようです。

行列の中ほどを進むお賽銭箱にチャリンと投げ入れて低頭すれば、神主さんが頭の上でお祓いをしてくださいます。今年もミッションコンプリート。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。