すごいご近所さん。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

すごいご近所さん。

大きな声を出せば届きそうなご近所さんから、お電話。「ゴーヤとかトマトとか、いらん?」「食べます!」「持っていこうとずっと思いながら、暑くて…とりに来る?」「はいっ!すぐ伺います!」。

サンダルつっかけてパタパタと10メートルほど。「用意する間、どうぞ!」と、お手製の甘酒を冷やしたものをいただき、エネルギーチャージ。おいしかったー!と言ったら、次はお手製のシソジュースが出てきました。これまた鮮やかな赤紫色が美しいシソジュース。さわやかな香りに、しばし暑さを忘れホッとしていると、「ところてん、好き?」。もちろん大好きです。

ところてんも、テングサからつくったそう。味噌、梅干し、ラッキョウ漬などはもちろん、とにかくいろいろなものを手づくりでおいしく作っているご近所さん。「自分で作るのが好きだし、けっこう適当に作ってるのよ」とおっしゃいますが、適当につくっても美味しく出来上がるというのは、やはりたくさん作っておられるから。

そのときは触発されて、わたしも作ってみようかなと思っても、ちょっと手間がかかりそうだと、なかなか実現しません。赤紫蘇がたくさん採れるから、8月の終わりごろにシソジュースを一緒に作ろうね、とお誘いいただきました。一緒になら、上手くできそうです。

すっかりお腹いっぱい、幸せな気分に。帰りには家庭菜園でたくさん採れたというゴーヤ(苦瓜)の緑と、ミニトマトの赤が、目の覚めるような色彩で用意されていました。そうそう、これをいただきに来たのだったと思い出し。

気さくなご近所さんのおかげで、美味しく楽しい夏の夕刻となりました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。