本棚@花祭窯

ときどき、古典。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ブログでときどき本を紹介することがありますが、比較的新しい本であることが多く、また「物語(小説)」でないものが多いと気づいたのが、年末に書いた「2016読んだ本ベスト5」の執筆中。

2016読んだ本ベスト5。

そこで、2017の読書に意図的に取り入れていきたいな、と思っているのが

ときどき、古典。

花祭窯には、書道家であったダンナのお父さんが遺してくれたたくさんの本があって、そのなかには「日本の古典」「昭和文学大全集」などのシリーズもあります。これらの本に対して、わたしは読み物としての面白さに加え、日本人であるという自分のルーツを無意識的に再発見させられるのではないかという勝手な期待をもっています。

これまでもときどき引っ張り出しては読んでいるのですが、気が付くと後回しになってしまうことがしばしばでした。もちろん「読みたい!」と思ったときに読むのが一番なので、それはそれでOKなのですが。

この手の本を読むことは、実用書を読むことと異なり、即効的な成果や効果を得られるものではありません。ついつい後回しになってしまうのは、きっとそれが原因ですね(笑)。でも、曖昧で目に見えにくいものだけれど、長い時間をかけて確実に自分の糧になるものだと、わたしは思っています。美術鑑賞など、芸術を楽しむことと同じですね。もちろん大前提は、「読んで面白い」

というわけで、2017年は「次は何を読もうかな」と思ったときに、すかさず「古典はどう?」と自分に聞いてみることにします。

図書館も本屋さんも大好きでよく行きますが、これらの古典はなんといっても最も身近な我が家の本棚にあって、豊富なタイトルから選べるのですから。贅沢なことですよね(^^)

 

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。