福津市複合文化センターカメリアステージ歴史資料館

ときどき、歴史資料館。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ときどき、歴史資料館

近所の行きつけカメリアステージ図書館は、正式には「福津市複合文化センターカメリアステージ」といって、そのなかに図書館と歴史資料館とがあります。

図書館が2階にあるので、中央の階段を上るときに1階の歴史資料館が自然と目に入ります。図書館に行くたびに、とってもいいつくりだなぁ、と思います。

もし1階が図書館で2階が歴史資料館だったら、図書館目当ての人は歴史資料館にわざわざ上って行こうとしないかもしれませんが、逆なので「ついでに見てみようか」という気持ちになるかな、と。

かくいうわたしは、ときどきこの歴史資料館をぐるっとまわって眺めています。展示室は、世界遺産群に登録された「新原奴山古墳群展示室」「歴史資料室」「通史展示」「特別展示室」からなっています。わたしが立ち寄るのは主に通史展示と特別展示室で、いわば「地元のお宝」を観ることができます。

なかでもお気に入りは古墳から出土した装飾品・装身具。出土品は全体的に茶色っぽかったり灰色っぽかったり、アースカラーとでも呼ぶべき色合いのものが多いなかで、「玉」とか「ガラス」とかの色とりどりのものが目に入ると、それだけで華やかな気分になるから不思議です。

願わくば、これらの通史展示・特別展示室も、ときどき展示品の入れ替えをしてくれたらいいのになぁ、と。同じものを何度も見るのは、それはそれで楽しいのですが、福津市の文化財史料がたくさんあるのは知っているので、毎月とは言わなくても、せめて四半期に一度くらい入れ替えがあると、もっと嬉しいなぁ、と。せっかく素敵な箱ができたのですから。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。