エリザベート

やっと博多座、やっとエリザベート。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

やっと博多座、やっとエリザベート。

ずいぶん観劇に行くことが出来ていなかった博多座に、ようやく行って参りました。コロナ禍下で、チケットを取ったもののあきらめたものもあり、ほんとうに久しぶりでした。そんな2023年初観劇は『エリザベート』。2016年チケットを撮り損ね、2020年リベンジ!と思っていたら全公演中止となり…のあとの、2023年です。

博多座 ミュージカル『エリザベート』

満席の観客席の9割方は女性だったと思います。開演前から会場ではすごいエネルギーを感じました。競争の激しいチケットをゲットした皆さんの想いがあふれていたのかもしれませんね。わたしが観た回のキャストは、花總まりさん、井上芳雄さん、涼風真世さんで、ずっと見たいと思っていた方々の舞台を観ることが出来ました。

井上芳雄さん、すごい存在感でした。歌声も身のこなしも美しく、目の保養になりました。トート(黄泉の帝王)という役柄もあったのかもしれませんが、オーラがすごかった。花總まりさんもすごいですね。わたしのお友だちがこの人の追っかけを宝塚時代から続けているのですが、その気持ちがわかったような気がしました。そして一番楽しみにしていた涼風真世さん。もとはといえば『エリザベート』を観たいと最初に思ったのは、彼女がシシィを演じたころだったのです。今回、役は異なれど、その舞台上にいらっしゃるのを拝見できたのは、とても嬉しいことでした。

ミュージカル『エリザベート』を観ることが出来なかった間に、藤本ひとみさんの『皇妃エリザベート』を読んでいたので、大まかな時代背景や人物相関を少しでも知ることが出来ていたのは、良かったです。もちろんそのような予備知識無しでも、ミュージカルそのものが素晴らしいので問題ありませんが、ちょっとだけ自己満足。

カーテンコールは拍手が鳴りやまず、結局5回も出てきてくれました。終了・退場案内の館内アナウンスがはじまっても拍手が止まずに、緞帳が上がったときは、観客総立ちでした。素晴らしい世界観のなかに居ることが出来た幸せ。幸先の良い観劇スタートを切ることが出来ました。今年はあと何回か、博多座に足を運べるといいな、と思います。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。