アートフェアアジア福岡2021

アートフェアアジア福岡2021を見て参りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アートフェアアジア福岡2021を見て参りました。

6回目となるアートフェアアジア福岡。昨年は中止になりましたので、2年ぶりの開催となりました。今年は初めて無料での開催です。会場も博多阪急に集約されました。平日を含み5日間の開催も、これまでの最長。時節柄、感染対策を考慮しての柔軟な変更だったのだと思います。その結果、いろんな方が足を運びやすくなったのではないでしょうか。

わたしも「これならお伺いできるかな」と考えた一人。博多阪急さんなら駅を降りてすぐだし、人込みを避けるべく平日午前中にお伺いしてまいりました。いつものように、まずはサッと一回り。「いいな」とアンテナに響く一角をみつけて、じっくり見ていたところ、親しげに近づいてくるお顔を発見。マスクをしているので、近くに来ないとどなたかわからずにいましたが、みぞえギャラリーの若き女性ギャラリストさんでした。

近況ご挨拶をして気が付けば、わたしが立ち止まっていたのは、みぞえギャラリーさんのブース。ブース名(ギャラリー名)を見ず、ひたすら作品だけを見ていたので、どこの出展かを意識していませんでしたが、「これがいい」と思う感覚が近いギャラリーさんであることを再確認しました。今回のアートフェアアジア福岡では、事務局として中心的役割を果たしておられます。

ずっと見ていた作品について、その作家さんについてのお話をタイミングよく伺うことができました。文字情報無しで気に入った作品をよく見た後に、背景情報を聴くことができると、作品の楽しみがさらに広がります。わたしはどちらかというと、鑑賞に文字情報は必要ないと考える方なのですが、じっくり鑑賞した後に情報を加えていくことで、鑑賞が深まるのもまたひとつの楽しみ方です。

現代日本のアートシーンを垣間見ることのできる空間です。各ブースにはそれぞれギャラリストさんがおられますので、作品や作家さんについてのお話を聞くことができるのも、嬉しい機会です。博多阪急7Fイベントホール『ミューズ』と8F催場にて、9月26日(日)まで開催。

アートフェアアジア福岡2021

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。