こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
カメリア図書館8月の特集コーナー。
福津市津屋崎のカメリア図書館。その回し者でもなんでもないのですが(笑)、立地・スペースともにわたしにはちょうど使い勝手良く、ついつい贔屓にしています。
貸し出しカウンターの前に「特集コーナー」が設置されていて、それほど広くない(むしろ小じんまりとした)スペースなのですが、とてもいいなぁ、と思っています。
- 貸し出し返却の際に必ず目につく場所で
- 小さいスペースなので、さっと目を通すことができて
- ポップのコメントも押しつけがましくなく
- 時期・季節的にタイムリーなテーマになっているので
- ついつい「ついで借り」で手に取ってしまう
ようにできているのが、素晴らしいなぁと。
今月は「過去の芥川賞・直木賞受賞作」でした。図書館司書さんからのコメントにつられ、そういえば受賞の時は気になったものの結局読んでいなかったよなぁ、というものを数冊借りてきました。
「潜在需要」といいましょうか、「あ、そういえば」という読書欲を掘り起こしてくれる、嬉しいコーナーです。
ここ数年、博物館学芸員の研修で、図書館司書さんとご一緒になることも増えており、各館で抱えている課題を話し合う機会があります。「特集コーナー」を設置している館はたくさんあると思いますが、ちょっとしたことで、その使い勝手や印象が変わってくるものだなぁ、と思いました。
公立の図書館予算がどんどん減らされているのは、日本全国共通の課題です。この傾向が憂うべき事態であるのは間違いないものの、そのなかで、お金を掛けずにできる魅力アップをコツコツと続けてくださるスタッフさんのいる図書館があることは、地域住民としてとてもありがたい!のです(^^)