齋昌弘先生の『大きな羊の見つけ方 「使える」美術の話』(仙台文庫)

チャンスをつかむことができるかどうかは、その準備ができているかどうかに依る。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

チャンスをつかむことができるかどうかは、その準備ができているかどうかに依る。

自己啓発本に出てきそうな文言ですね。おそらくわたしも、その手のもので読んだのだと思います。準備ができていないと、チャンスが近づいてきたことにそもそも気付かない、とも言われますね。ほんとうにそうだなぁと思うことが最近ありました。

小さなことではありながら、わたしにとっては貴重なチャンスが近づいてくる足音が聞こえてきて、一瞬躊躇したものの、いや、これまでにそれだけの準備はできているはずだからと、つかみに行くことにしました。つかめるかどうかは、もう少し先にならないとわかりませんが、とりあえず、チャンスらしきものに気が付くことはできましたので、あとはさらに準備を整えて天に任せるのみ。

これまでコツコツと積み上げてきたものを、世に問う機会が得られるかどうか。その機会が、積み上げてきたものに対してふさわしい場であるかどうか。機会に恵まれる人とそうでない人との境目がどこにあるのか。こういうことを突き詰めて考えていくと、機会を得るための「How to」に辿り着ける確率は上がるのかもしれません。が、そういうことに時間を費やすよりは、「コツコツ」に時間をかけたほうが良いと考えてしまう性質なので、効率よくは参りません。

ともあれ、自分のしてきたことを信じることができるか。信じることができるまでやろう!ということでもありますね^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。