デパ地下の楽しみ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

デパ地下の楽しみ。

久しぶりに、デパ地下をゆっくり見物。買いものついでに、用事の無いエリアまでブラブラ。楽しいですね。日頃ウィンドウショッピングを楽しむタイプでは無いのですが、デパ地下は大好きです。

なかでも洋菓子エリア。そういえば大阪に住んでいたときは、休日に思い立っては洋菓子屋さんめぐりをしていました。当時、阪急沿線に住んでいたので、沿線のスイーツ店を網羅したガイド本片手に、宝塚線・神戸線・京都線に乗って出かけていました。

洋菓子屋さんの楽しさは、おいしさはもちろん、限られたサイズに盛り込まれた美しさと季節感にあると感じています。洋菓子屋さんめぐりでは、まずは「店構え」にワクワクし、次に「ショーケース」にワクワクし、そしてお菓子そのものにワクワクし、と、対象に近づいていく楽しさがありました。

季節感には、四季折々の素材やクリスマスなどの一般的な要素に加えて、個人的な季節感が入ってきます。小さいころ「ケーキを食べる日」は、誰かのお誕生日など特別な日だけでしたので、それが個人的な季節感となって、自分のなかに残っているのかもしれませんね。

小さな世界に、おいしさと美しさと季節感が盛り込まれた洋菓子。そんな洋菓子がずらりと並ぶショーケース。そして各店のセンスと技が凝縮されたショーケースが並ぶ、デパ地下の洋菓子フロア。こうして文字に起こして眺めてみると、あらためて贅沢な空間です。

10月も下旬とあって、各店のクリスマスケーキがカタログになっていました。このところ、ケーキ屋さんに行っても、家族それぞれ好みのカットケーキを選ぶのが常になっていましたが、たまにはホールを注文してみようかな、などと思いつつ。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。