津屋崎工芸倶楽部~ヨソモノ展~

こんにちは!ふじゆりです。

「ヨソモノ展」

すごい名前ですね、といわれるこの企画展。
木・革・磁・織・金の素材の異なる5人の作家による企画展です。

11月21日(木)~11月27日(水)
津屋崎千軒民俗館「藍の家」を舞台に開催です。

ここ津屋崎に仕事場を移して約1年半。
気がつけば、本気でものづくりをするつくり手が
何人も集まってきていました。

縁あって津屋崎に来たのだから
地域の皆さま方に自己紹介しよう、と
思いついた今回の企画展。

ただ、誤解を恐れずにいうならば
単に「ものを手作りするひと」の集まりでは意味が無く
目指す高み、重視する価値観、そして実際の仕事ぶりがあってこその
今回の企画展です。

集まった五人は、皆それぞれに異なる素材を扱っていますが
調和した空間になる確信がありました。

実際にセッティングしてみて
予想を超える素敵な空間の出来上がりに
ああ、企画してよかったと心から思いました。

国指定文化財である「藍の家」の重厚な空間に
耐えうる中身をディスプレイすることができました。

「津屋崎工芸倶楽部」と名づけたプロジェクト。
仲良しクラブでは意味が無いので
あえて1回完結のプロジェクトです。
プロジェクトだから、来年はどうなるかわかりません。

けれど
それぞれがさらに高みを目指し、日々の仕事に取り組んでいれば
もっと進化した「津屋崎工芸倶楽部」の面々の仕事ぶりを
来年もまた皆さまにご紹介できる機会をつくれるのではないかと
わたし自身がもっとも楽しみにしているのです。

2013.11.21~11.27津屋崎工芸倶楽部ヨソモノ展

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。