ロンドンナショナルギャラリー

リージェンツパークとナショナル・ギャラリー。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

リージェンツパークとナショナル・ギャラリー。

12月3日。上の写真はナショナルギャラリー内の一角。この深紅の壁紙を見ると、ロンドンに来たなぁ、という気持ちになります。

個展のオープニングを翌日に控え、午前中は宿近所のリージェンツパークへ。時期的にお花が少なく、木々の葉も散りつつあるところでしたが、青空に緑の芝生が美しく、気持ちのよいお散歩日和。目的地を決めずに歩き続けると、突如あざやかな赤が目に飛び込んできました。紅葉が残っていたようです。ラッキー。

公園の南東側からどんどん北上し、ロンドン動物園を横目にさらに進むと「リトルベニス」と呼ばれる小運河に出ました。河岸に雰囲気の良い教会があって、中庭でクリスマス準備中のサンタ姿の青年を発見。モミの木と思しき木がたくさんあり、そのサイズによって値札を付けている最中でした。なるほど!

ブラブラ散歩と言いつつ、3時間ほど歩いていたようです。自然を満喫したあとは、ナショナルギャラリーへ。ちょうどクリスマスツリーのてっぺんに星を付ける作業中でした。珍しい瞬間に立ち会えて、これまたラッキー。

ロンドンナショナルギャラリー

ナショナルギャラリーは3回目ですが、何回行っても飽きません。それどころか、まだまだ見尽くすことができていません。教育普及にも評価が高いので、気持ちと時間に余裕があったら、学芸員さんによるガイドツアーを体験したいとも思っていたのですが、それは次回に。でも、今回も大満足でした。

館内にも立派なクリスマスツリーがありました。ロンドンがすごいなと思うのは、市民が日常的に憩える公園と美術館が、あちらこちらにあって充実していることです。滞在中は毎回その恩恵を存分に受けているわたしたち。つくづくありがたいと思います。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。