染付龍文筆箱 藤吉憲典

ロックの日は花祭窯創業日-次の四半世紀へ-26年目に入りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロックの日は花祭窯創業日-次の四半世紀へ-26年目に入りました。

おかげさまで花祭窯は次の四半世紀へとスタートいたしました。続けて来たというよりは「やめなかっただけ」ではあるものの、やめるという選択をせずに来れたのは、ひとえに支えてくださる方々のおかげです。創業以来、ほんとうにたくさんの皆さんに助けられて参りました。ありがとうございます。

なんの後ろ盾もないダンナが陶芸家などという職業を続けて来れたのは、冷静に考えるほどに驚異的なことで、おかみとしては25周年はなにか記念的なことをすべきなのかしらなどとも考えたのですが、結果として、いつものように淡々と仕事をする記念日となりました。一つの通過点に過ぎず、いまだ目指すステージがいくつも頭上にあると思えば、これもまた、わたしたちらしいと思います。

ただ昨年来、NHKBSプレミアム『美の壺』の染付の回で取り上げていただいたり、福岡アジア美術館で初の「純粋に観覧いただくのみ」の展覧会を開催したり、コロナ禍を経てロンドン個展が再開の運びとなったり、ここまで続けてきたことに対して、周囲の環境がお祝い・応援してくれている気配を強く感じています。ありがたいことですね。

次の25年後には、前の25年よりももっと大きな進歩を遂げることが出来たと胸を張って言えるように、頑張りたいと思います。磁器作家・藤吉憲典ならびに花祭窯を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。