ロンドン電車

ロンドン出張備忘録 December 2025その4-諸々雑感。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ロンドン出張備忘録 December 2025その4-諸々雑感。

サポートしてくださった皆さまのおかげで、とても充実したロンドン滞在でした。以下、そのなかで気が付いたり、眼に留まったりしたことを。

寄付もキャッシュレス化。

ロンドンの美術館博物館は、入場料無料でドネーション(寄付)制のところが大きのですが、コロナ禍前まではいくつも設置されていた寄付金を入れるボックスが姿を消し、キャッシュレスで寄付をする方法が主流になっていました。寄付の方法の一つとして、美術館内MAPを購入する方法などがあるのですが、現金での購入は窓口がありはするのですが少なく、ここでもキャッシュレスが推奨されていることがわかりました。

スーパーマーケットのレジのところで募金活動。

日本でも年末は募金活動が活発になる時期ですが、週末にスーパーマーケットのレジのところに、スカウトと思しき子どもたちが、クリスマス装束を身に着けて募金箱を持って立っていました。ただ、スーパーマーケットでも現金で支払う人は少数派となっており、気持ちはあっても現金を持ちあわせていないので募金箱に入れることができない!的なシーンが。今後「募金箱」は無くなっていくのかもしれませんね。

ウェイトローズとセインズベリーはやっぱり強い味方。

ウェイトローズとセインズベリーは英国のスーパーマーケットです。毎回お世話になっているゲストハウスでは、キッチン付きのお部屋を借りて自炊できるようにしているのですが、徒歩3分以内に2つのスーパーマーケットがあるので、とても便利です。それぞれのスーパーのプライベートブランド商品などもあり、外食での物価の高さに比べて、かなりリーズナブル。ご近所さんや友人たちへのお土産も、お菓子・紅茶・調味料などなど、スーパーでばっちり揃いました^^

お昼休みは13時スタートらしい。

「ロンドンのお昼休みスタートは1時からのところが多いので」と、アテンド通訳さんが教えていただいたとおり、お昼12時半に開いていなかったインド料理レストランに、今日はお休みかとたずねると「あと30分ぐらいでオープンするよ」との答え。13時過ぎに再訪問して、美味しくいただくことができました。また、宿近くにあった、地元の方々に大人気の中華料理屋さんは12時オープン。混むかもと思ってきっちりに訪問したら、ほかにお客さんが誰もいなくて、ゆっくりご飯を食べることができ、わたしたちが帰るころにお客様が増えてきました。

物価のこと。

心配していた、ロンドンの物価。外食すると、やはり高かったです。ランチにサンドイッチとコーヒーで二人で5千円くらい!とか、これまたランチに町中華で二人で1万円ほど!とか(涙)。それに比べると、スーパーで買い物をする場合は、(わたしたちが利用したところでは)物価の高騰に目を剥く!という感じはありませんでした。そしてむしろ、外食にしてもスーパーにしても、ロンドンの物価云々というよりは、あまりにも円が安いので出費が膨らむ…という方がぴったりくる感じでした。

電車が楽しい。

ロンドン市内は地下鉄やバスが便利で、わたしたちもほとんどは地下鉄で動きましたが、電車をいくつか使う機会もあり、楽しかったです。時間をゆっくり取れるときがあったら、電車で少し郊外に行くのもおススメと言われました。バスも、路線図の見かたを覚えたら相当楽しくて便利だろうなと思います。どちらも次回以降の宿題。

地元の人も他所から来た人も、すぐに助け舟を出してくれる。

駅の路線図や、街中の地図や標識をダンナと二人で睨んでいると、必ず誰かが声をかけてくれました。「どこ行きたいの?」「なんか困ってる?」「○○ならあっちだよ」。この感じは、前回行った時から変わっていませんでした。一番「おお!」と思ったのは、大学生ぐらいと思しき数人の男子グループが、本人たちも旅行で来ていたようでしたが、路線図をにらんでいるわたしたちに声をかけてくれて、スマホ画面を見せてくれながら丁寧に教えてくれたこと。おかげで、とても温かい気持ちで、あちらこちらに足を運ぶことができました。

スマホのひったくりに注意!

ロンドンの繁華街を歩きながら、アテンド通訳さんが「スマホ注意してくださいね」とおっしゃいました。なんでも、スマホで写真を撮ろうとして手を前に出しているところをひったくっていく、ということが増えているとのことでした。たしかに、写真を撮ろうとしているときの「スマホを持つ手」って、とても無防備ですよね。


という感じです。また追々思い出したことがあれば、追加していこうと思います^^

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。