こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
一年を通してちょっとづつでも、自分で野菜を作ることが出来たらいいな、と。
少し前に目にした文章で、「巳年の今年は、新しいことを始めるのが吉!まだ何も始めていない人は、とりあえず身近なことからでいいからチャレンジを」というようなものがありました。どのメディアで読んだのか、誰が書いた文章だったのか、覚えていないのですが(笑)。
昨年、プランタで野菜づくりをしたところ、とっても楽しくはあったものの収量は微々たるもの、という感じでした。トマトの苗やらを買い込んだ時に、種苗やさんで「YouTubeでいろんな人が、プランタ栽培の方法をレクチャーしているので、探してみてください。かなり役に立ちますし便利ですよ!」と教えてくださったのですが、仕事で必要な以外にはYouTubeを観る習慣のないわたしとしては、なかなかそれが出来ず(言い訳です^^;)。その結果、冬野菜などは、ほとんど大きくならないまま胃袋に入る、という結果になってしまいました。
出来ればもう少し収穫できたら嬉しいな、という思いを持ちつつ、「野菜をつくる」はわたしにとっては仕事ではありませんから、楽しいのが一番。義務のようになってしまっては、本末転倒です。本を読むのは好きですが、こと畑に関しては、読んだことを実践に落とし込むのはなかなか難しく、YouTubeで調べて取り組むのもわたしには向かないとわかり。そんなときに、造園家であり自らも畑で野菜を作りハーブの専門家でもある友人が「1年を通して畑の作り方・野菜の作り方を、一緒にやりながら教える講座」をはじめると聞き、参加することにしました。
昨年のうちに見学と説明に参加し、今年に入って実際に畑デビュー。まずは「畑の畝をつくる」からスタートです。作業としては、畝をつくる前に、まずは畑となる場所を平らにならすことからでした。日ごろパソコンに向かって仕事をしていることが多いので、青空の下、鍬を担いで土に向かうのは、なかなかに爽快です。練習用の畑の広さは約2×2メートル。コンパクトだからこそ、慣れない作業にも疲れすぎず、成果が目に見えやすく、わたしには程好い感じです。
佐賀の山の中に暮らしていた時も、小さな畑は作っていましたが、なにもかもが我流=ほぼ放ったらかし。その結果、良く育つものと、まったく育たないものがはっきりしていました。プロに並走してもらうことで、「ちょっとしたコツ」を習いながら進んで行けそうです。例えば畝づくりで道具を使うにも、力任せではなく、使う人にも道具にもやさしいやり方があるとわかったのは、第1回目で具体的に学んだことでした。
もうひとつよかったのが、同じタイミングで畑を習う人たちが、数名いらっしゃること。一緒に学ぶ人がいるというのは、なんとなく心強いものですね。聞けば既にまあまあの面積の家庭菜園を何年もしていらっしゃる方もあり、「まだ思ったように収穫できていないから習いに来た」とおっしゃっていました。家庭菜園の規模であっても農作業は奥が深く、いくらでも学ぶことが出てきそうです。とりあえずわたしは、ちょっとでも食卓に自分の作った野菜を載せることが出来たらいいな、という感じで、この先も進捗具合を報告して行きたいと思います^^