こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
世界遺産 大シルクロード展@福岡アジア美術館を観て参りました。
福岡アジア美術館で正月1月2日から開催中の「日中平和友好条約45周年 世界遺産大シルクロード展」。ダンナが会期スタート早々に足を運んで大絶賛していましたので、博多に出たタイミングで観て参りました。
「世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模展」と銘打ってありましたが、まさに圧巻でした。石彫、壁画、絵画、手紙や写経(書)、唐三彩、彫金、青銅器…シルクロードが運んできた文化が、どれほど日本に大きな影響を与えてきたかを、痛烈に感じる展覧会でした。その、時間と空間にまたがるスケールの大きさを、展示物とともに写真資料・映像資料とで感じることができ、展示計画にも頭が下がりました。
数ある名品のなかから、わたしが特に見入ってしまったのは、次の三つ。
↑まずひとつめは、パッと見て兵馬俑を思い起こした、青銅器の馬隊。大きさは兵馬俑に比べたらずっとミニチュアですが、馬の表情が良くて迫力がありました。もっとたくさんあったのかもしれないな、どんなふうに並んでいたのかな、と想像すると楽しくて、思わずニヤニヤしながら眺めました。
↓ふたつめは、唐三彩のラクダ。やきものでこのような造形を作る難しさがわかっているだけに、感嘆のため息が出ました。
ラクダの姿の美しさはもちろん、鞍についた魔除けの顔がインパクト大でした。
↓みっつめは、ラクダのはく製。
数々の名品にお腹いっぱいになった出口付近で待ち構えていたラクダ2頭。こんなに大きいのですね。大迫力のサイズと毛並みの豊かさに、思わずじっと立ち止まりました。本展覧会は写真撮影OK(フラッシュ禁止・動画撮影禁止)でしたので、このコーナーで写真を撮っている人多数。
会期は3月24日(日)まで。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。