金襴手珈琲碗皿 藤吉憲典

久しぶりに、藤吉憲典の珈琲碗皿(Cup and Saucer)。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりに、藤吉憲典の珈琲碗皿(Cup and Saucer)。

久しぶりに珈琲碗皿が出来たので、嬉しくてご紹介。ときどきいただくご質問に、津屋崎の花祭窯に行けばいろいろな器をたくさん見ることが出来ますか?というものがあります。実はいろいろたくさん見るのに一番いいのは個展の時です。その個展も、ときどきによって並ぶものが同じ顔ぶれにはなりませんので、コーヒーカップを目当てに来たけれどひとつもなかった!ということは珍しいことではありません。藤吉憲典が作りたいと思ったときに作るので、そういえば久しく作っていないよね、というものも多々。

ということで、珈琲碗皿が出来上がったのは久しぶりです。写真があまりよろしくなくて申し訳ありません。実物はもっと、かなり、良いです^^

赤絵万暦金襴手珈琲碗皿 藤吉憲典

↑赤絵万暦を金襴手にした珈琲碗皿。金襴手の「金」がどこに入っているのか、よーく見ないとわからないと思います。もっと派手にキラキラさせることももちろんできますが、これくらいの入り方が、品の良さ。

染錦唐草文金襴手珈琲碗皿 藤吉憲典

↑こちらは染錦の唐草文様に金襴手。こちらは金がどこに入っているかわかりやすいと思います。

金襴手珈琲碗皿 藤吉憲典

↑今回出来上がったのは三種。もうひとつは氷烈文様を金襴手にしたものですが、写真がうまく撮れませんでしたので、集合写真のみで失礼します…

いずれも肥前磁器の古典文様を現代的にアレンジしたもの。コレクションしたくなる珈琲碗皿がテーマです。フォルムと文様の美しさはもちろん、手に取って実際に使ってみるとさらに良さがわかるのが、藤吉憲典の器。持ち手のカーブ、指に当たる触れ心地、持ち上げたときの重さ(軽さ)は、ぜひご体感いただきたいものです。

皆さまにご覧いただける機会が揃いましたら、あらためてご案内いたします!

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。