梅仕事

今年もじわじわ梅仕事。

おはようございます。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年もじわじわ梅仕事。

先月梅の様子を見てきたら、あと1-2週先かな、というところでしたので、6月に入ってから収穫することにしていたのでした。

今年は、わたしが収穫のスケジュールに合わなかったので、ダンナとその友人に梅摘みをお任せしました。いつも梅摘みを楽しんでくれる友人たちに心より感謝です。

桜切る馬鹿、梅切らぬバカ

という言葉がありますが、その「梅切らぬバカ」である我々の梅の木の1本は、もうずいぶんと高く伸びてしまい、いよいよ手が届かなくなってきたようです。見上げればはるか高いところに、いい感じに熟した見事な梅がたくさんついていたようですが、お手上げだったということで、手の届く高さの梅を収穫して来てくれました。木に登って怪我でもされたら困りますので、手の届く範囲で十分です。

手の届く範囲だけでも、次充分たくさんの収穫です。梅干にちょうど良いサイズの梅が、たくさん採れていました。手伝ってくれたお友だちに好きなだけ持って行ってもらい、それでも我が家用に梅干2樽は漬けれそうな量が残りましたので、大満足。

近々天気が晴れたら、仕込みようの瓶やら樽やらを一斉に洗ってお日さまに干し、梅干の仕込みをいたします。今年は梅干のみと決めているので、用意するものもシンプルでらくちん。毎年の梅仕事は、楽しいけれどそれなりに時間も手間もかかるので、手抜きできるところは手抜きします(笑)。そんなわたしの強い味方は、もう10年以上『梅ぢから』一冊です。土用干しを簡略化した「ビン干し」梅干しのつくり方をはじめ、基本的な梅仕事がひと通り載っています。

『梅ぢから』

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。