福津市には図書館がふたつあります。

令和5年度福津市立図書館協議会に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

令和5年度福津市立図書館協議会に参加しました。

市立図書館の運営について、年に数回、有識者・図書に関わる地域の諸団体・市民が集まり、よりよい図書館運営のための意見交換をするための協議会。図書館好きが高じてというか、無くなってしまったら困るので、できるだけ関わりたいという非常に個人的な動機と立場から、委員になっています。市立図書館、特にご近所のカメリアステージ図書館が健全に社会教育施設として育ってくれることは、自分自身にとって大切なことなのです。

今年度2回目にして最終回の協議会は、令和5年度の1月末時点までの図書館事業報告と利用実績・状況報告、そして4月からの来年度に向けての事業計画案の発表でした。

今回特に議論が活発になったテーマは、電子図書館の活用について、小中学校との連携についての2点でした。どちらも課題と目指すべき方向性がはっきりしており、図書館資源をより有効活用していくために、具体的な提案がいくつも出てきたのはとても良いことでした。図書館が掲げている基本理念、理念に基づき目指すべき姿に向かって、具体的に何をどうすべきかが話し合われなければ、ただの報告会になってしまいます。

会議がはじまる前に、「この手の会議の傍聴ってあるんですか?」という雑談をしていました。というのも、毎回会議の初めに「今回の傍聴は○名」という報告があるのですが、わたしが参加したことのある会議で、傍聴者を見かけたことがなかったのです。市の職員さんによると、コロナ前までは市議会議員が傍聴することが結構あったということで、なるほどと思っていたところ、今回の会議には1名の傍聴者がありました。これもまた、良かったです。せっかく開かれている会議なのですから、ぜひ関心のある皆さんには積極的に足を運んでいただきたいと思いました。

図書館を運営する館長さんはじめ、司書さん、スタッフの皆さんには、「やるべきこと」ばかりが増えて行くのでたいへんだろうなと思いつつ、頑張って欲しいと切に願うのです。そのために一市民としてできることがあれば、できる限りサポートして参ります。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。