こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
八月末の台風で少々破損が生じていた数か所の修繕が無事完了しました@花祭窯。
花祭窯の工房兼ギャラリーは、昭和元年に出来上がったという建築物で、築約100年の古民家です。花祭窯のある津屋崎千軒内では、良い材を贅沢に使い、腕の良い大工さんが建てた古民家が数件遺っていて、文化財認定されている「藍の家」「豊村酒蔵」がその代表です。
津屋崎千軒内の近所には同じ筋の大工さんの仕事がいくつか現存していて、花祭窯の建物もそのひとつです。そのような貴重な建物ですので、出来るだけ昔の姿を残すような方針で、必要に応じて修理をする形で維持しています。
今年八月末の台風は、福岡宗像エリアでは当初の予報で心配されていたよりは、進路も被害も大したことがなく、ホッとしていたところでした。花祭窯でも、被害というほどの大きなものはありませんでした。が、強風の影響で、いくつかの不具合が発生しているのを発見。すぐにお友だちから信頼できる工務店さんを紹介していただき、点検・修繕をお願いいたしました。
昨今、大工さんはあちらこちらに引っ張りだこで、ずっとお忙しいようです。優先的に対処すべき個所からはじめますね、という工務店の社長さんの言葉にお任せです。お天気の良い日に着々と進めてくださいました。思っていたよりも早く昨日すべてが完了。台風前と比べて、見た目にはほとんど変わらない感じで、しっかりと仕上げてくださいました。
安心してお任せできるありがたさ。心より感謝です^^