こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
再び、福津市立図書館協議会委員。
市立図書館の運営について、年に数回、有識者・図書に関わる地域の諸団体・市民が集まり、よりよい図書館運営のための意見交換をするための協議会。前回、委員として参加したのは、わたしがたいへんお世話になっているご近所図書館「カメリアステージ図書館」が開館した2017年からの1期2年でした。
昨年までの3年に渡るコロナ禍下で、図書館運営も通常期とはまったく異なる試行錯誤の連続だったと思います。福津市ではこれを機会に電子図書館の導入に踏み切ることが出来たという、良い成果もありました。ここからまた地域における図書館の役割や機能が大きく変わっていくだろうな、という予感があって、市民ユーザー(自称ヘビーユーザー)の一人として、再び協議委員に応募したのでした。今年2023年からの1期2年です。
その第1回の協議会が、先日開催されました。議題の中心は、昨年度の実績報告。各種の数字を追いながら、現在の図書館の状況と課題を把握する時間となりました。総合的に見れば、今のところ、他自治体等と比較した福津市の図書館利用状況は、それほど悪くはないようで、ひとまずは安心。わたしが一番恐れているのは、「そんなに使われていないから縮小していこう」という傾向に向かうことです。そういう意味では、もちろん課題も山積です。
自分の住んでいる街における、文化教育的な事業分野への予算や優先度が削られることが無いよう、削られる方向にあっても、それを最小限に抑えることが出来るよう、自分にできることがあれば協力したいと考えています。そのためには各種指標で、「市民に必要とされており、かつ、実際にとても有効利用されている」ことが示される必要があります。
たった2年の任期では、できることは数少ないかもしれません。それでも、今回の実績報告を聞いて、まずは実態を知ることから、自分自身の図書館ユーザーとしての行動を変えたり、周りに啓発していくことも出来そうだと思いました。なにより市立図書館、特にご近所のカメリアステージ図書館が健全に社会教育施設として育ってくれることは、自分自身にとって大切なことなのです。しっかり務めます。