千軒や

千軒やさんで「地域」を思った。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

千軒やさんで「地域」を思った。

とってもローカルな話題ですが。

千軒やさんというのは、現在福岡市東区にある、スパイスチキンカレーのお店。千軒やさんのスタートは、うちのすぐご近所、福津市のチャレンジショップでした。福津市が津屋崎千軒内に古民家を改修してつくったチャレンジショップ。そこで千軒やさんは2年間経験を積んでから、東区にカレーショップをオープンさせたのでした。

ご近所にあったのはたったの2年。ランチとカフェで夕方までの営業でしたが、地域に溶け込み、なにかと地域の人たちが使っていました。安心して行けるお店で、近所の小学生がお小遣いを握ってうどんを食べに行ったり、かき氷を食べに行ったり。

先日、津屋崎千軒から東区に移転なさった千軒やさんを初訪問。久しぶりに会ったオーナーさんと、笑顔で気さくにおしゃべり。今ある場所の地域性やご来店なさるお客さまの顔をみながらメニューを増やしたり変更したり、少しづつお店をつくりあげて行かれている様子が伝わってきました。

お昼は混雑することがあるというので、お忙しいランチタイムを外して伺ったところ、同じ時間帯に、津屋崎のご近所さんがご夫妻で来店。偶然のことにお互い顔を見合わせびっくり&にっこり。「なんだか津屋崎にいるみたいね」と笑いました。

津屋崎千軒にちなんだ「千軒や」の名前を新しいお店に使ってくださっているのも、とっても嬉しいのでした。

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。