博多の奥座敷

こんにちは!ふじゆりです。

津屋崎は「博多の奥座敷」と呼ばれていたそうです。

「○○の奥座敷」
ウィキペディアによれば、本来の意味は
「一般の立ち入りが限られた環境で、気のおけない間柄の限られた客をもてなす為の場所」だとか。
いわば「私的な別荘地」。

格子戸は陰翳の美しさをかもし出します。
格子戸。昼は昼の、夜は夜の陰翳の美しさがありますね。

現代の津屋崎は、この本来の意味での「奥座敷」にぴったりな場所だと思います。
わいわい楽しむ観光地ではなく
個人的な小旅行でひそかに楽しんだり
ふらりと立寄りたくなる居場所のあるところだったり
あるいは暮らすように旅する町であったり

価値観を共有できる人たちが集まれる場所がある。
それが津屋崎だと感じています。

わたしたち自身もまた、
そんな「もてなしの場所」のひとつになりたいと日々精進中。

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投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。