博多円覚寺ライトアップ

博多ライトアップ呈茶 2019。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博多ライトアップ呈茶 2019。

こちらも秋のお楽しみ、博多ライトアップウォーク。例年十一月の開催でしたが、今年はラグビーワールドカップに合わせて十月の開催となりました。ライトに照らし出される寺社の景観が見どころです。

南方流茶道の円覚寺は、博多旧市街にあたる地域にあり、ライトアップにあわせて、二日間だけ有料の呈茶サービスを提供しています。お寺の庭を眺めながらお抹茶と生菓子をいただく至福の時間を、楽しんでいただけますように、と。

今年も、二日間とも、夕方六時の開始からご用意した生菓子がなくなるまで、ほぼ切れ目なくお客さまがいらっしゃいました。毎年の恒例になってきたので、この呈茶をお目当てにしてくださるお客さまも増えているようです。嬉しいですね。

ライトアップされたお庭はもちろん見所ですが、せっかく円覚寺の呈茶にいらっしゃったら、ぜひご覧いただきたいのが、床の間のお花。毎年趣向を凝らして季節を感じるお花が活けてあります。

この呈茶のお手伝い、正直なところ体力を消耗します。でも毎年手をあげて参加したくなるのです。普段のお稽古ではなかなかお会いしない先生や先輩方とも一緒に動くことで、学ぶことが多いのが最大の魅力であり、またお手伝いしつつ独特の空間をあじわうことができるのは、役得でもあり。

ともあれ今年も無事に終了いたしました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。