こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
博物館リンクワーカー人材養成講座がはじまりました。
せっかくの機会なので、具体的な実践につなげていくための学びにしたいと、今年は自分なりに事前準備をいたしました。まずは、自分の取り組みスタンスを整理。
できる範囲での周辺知識の獲得。
連続講座第1日目は、九州産業大学の緒方泉先生による「博物館浴」研究の最前線の報告からスタートしました。そのなかでピンときたキーワードは次の通り。
- 博物館に課せられる「ケアの義務」
- 博物館法=社会教育法+文化芸術基本法
- MUSEUM CHANGES LIVES
- 博物館やギャラリーは、英国におけるウェルビーイング資源
- 英国での取り組み Museum Health &Well-Being Summit
- メンタルヘルスプログラム、MINDFUL MUSEUM
- 感覚から科学へ
- 博物館健康ステーション
- 脳の仕組みの変化を追う
- 回想法のキーワードは「共感」
これまで、社会教育法のうえに根拠を置いていた「博物館法」が、今年度から社会教育法にプラスして文化芸術基本法をも根拠とするように変わったという、日本の法令上の変化は、遅れ馳せ感はありながらも、きっと歓迎すべき変化なのだろうと思いました。
講座後半はグループに分かれて「語り場」タイム。久留米大学の学芸員課程を教えておられる先生、宮崎県総合博物館の解説員さん、下関市考古博物館の学芸員さんとご一緒させていただきました。宮崎県総合博物館では既に週3回、福祉施設と連携した回想法の開催をしているということで、実際の取り組みについてお話を伺うことが出来たのは、とても刺激になりました。