こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
博物館リンクワーカー人材養成講座 2023-その3。
博物館リンクワーカー人材養成講座 2023。3回目の参加となった今回は、福岡市博物館の教育普及担当さんからの発表でした。タイトルは「“院内学級”に対するオンラインプログラムの開発~これまでとこれから~」。福祉との連携を探るリンクワーカー人材養成講座では、認知症への対応や連携など高齢者の方々とのつながりでの実践発表が多かったのですが、今回は病気やけがなどで学校に通えない子どもたちが学ぶ「院内学級」との連携のお話でした。
以下、福岡市博物館からのお話と、語り場からの備忘。
- 「博物館はおもしろい」を扉に、さまざまなことを学ぶ機会を提供したい。
- 各プログラムの「学習の手引き」を作成し、学校の学習指導要領に沿った視点・解説を入れる。
- 「院内学級」に限らず、さまざまなパターンでの「出前授業」としての活用可能性。
- 社会とのつながりが遮断されがちな人たちへのアプローチ―不登校、大人の引きこもり、ギフテッド…
- 組織としての取り組みが無くても、まずは個人としてできることをスタート➜いずれ広げていけるように。
- 多職種連携、他業種連携。
- オンラインプログラム用に、ハードコピー・レプリカ等の手元資料の事前配布。
- 安定した通信環境があれば、タブレット端末だけで博物館ツアーのオンラインプログラムリアルタイム実施が可能。
博物館リンクワーカー人材養成講座は、参加する方の所属や職種が回を増すごとに広がっています。講座の音頭をとっていらっしゃる九州産業大学緒方先生のご尽力によるもので、すごいなぁと思います。まさに「リンクワーカー」を増やす試みとして、機能しています。そして、毎回の情報共有時間「語り場」で出会う皆さんが、それぞれにご自身の居場所で取り組んでいらっしゃる活動の面白さ。たくさんのお話を聞くなかで、皆さんに次に会ったときに自分の活動報告が出来るように、と、モチベーションが上がります。
次回は2023年度の最終回。楽しみです。