アーモンドの種

友人からアーモンドの種が届いて、思わず笑った。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

友人からアーモンドの種が届いて、思わず笑った。

久しぶりに、いかにも新年度!という感じの4月1日を迎え、出先から戻ったところ、親しい友人から小さな荷物が到着していました。上の写真が、荷物の中身です。「アーモンドフェスティバル」なるイベントに行ってきたということで、「みんなで咲かそうアーモンド」のキャッチコピーとともに、殻付きの種が6つ入っていました。都市部でマンション暮らしの友人に、木を植えることのできるようなスペースはなく、同封された手紙の「託す!」の言葉に思わず笑いました。

アーモンドの花は桜によく似ているという話を、以前に聞いたことがありました。種についての説明書きを読むと、まさにそのようなことが書いてあり、なるほど育って花が咲くようになったら、これは楽しいだろうなぁとワクワク。ここ数年、3月から4月頃になると、花祭窯の創業地・佐賀花祭に果樹苗を植える「花祭果樹園化プロジェクト」(今、勝手に名前を付けました)を実行しています。一昨年は柑橘系の苗木を3本、昨年は林檎とヤマモモを植えたのでした。

アーモンドは種で届きました。解説書によると、これが直植え出来る苗木にまで育つのに、3~5年はかかりそうです。そして、湿気の多い場所、粘土質な土地はどうやら合わないようです。佐賀花祭は、山間部で湿気が多く、土も粘土質。ということは、苗木サイズまで育ったとしても、植樹は難しそうです。津屋崎は風がよく通り乾きやすい土地なので、土壌的には合いそうですが、潮風の影響が気になります。また花祭窯の露地はとても小さいので、成木になったらちょっと大変かな、と。

そんなわけで、将来どこに植樹できるのか、現段階では当ての無い状態ではありますが、まずは鉢植えで若木まで育てられたらいいね、ということになりました。そもそも発芽するのか!?という疑問がありますが、そこは友人のガーデナーさんの力を借りながら、チャレンジしてみようかな、と。

「みんなで咲かそうアーモンド」進捗状況をこちらで書いていきたいと思います。まずはうまく行けば1-2カ月で発芽するらしく。良い報告が出来るよう、頑張ります。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。