情報とメッセージ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

情報とメッセージ。

仕事上の情報を集める方法のひとつとして、メールマガジン(以下、メルマガ)をいくつか取っています。仕事にネットを活用しはじめたのが約20年前。当時からメルマガは、信頼できる(と思われる)情報源から直接必要な情報を届けてもらうのに便利なツールで、そのころからの習慣です。

情報集めの位置づけなので、読むかどうかは「今の自分に役に立ちそうか」が一番の判断基準。定期的に届くメルマガすべてに毎回目を通すわけではなく、発行元・件名を見て、その時必要と思われるものに目を通しています。

常々「情報」や「連絡事項」を届けてくれるメルマガですが、先週、お世話になっているビジネスサービスの提供会社数社から、立て続けに「情報」ではなく「メッセージ」が届きました。

件名もずばり「〇〇社CEOからのメッセージ」的な、一見して「いつもの連絡メールとは違う」ことがわかりやすいもの。時期が時期だけに中身を開いてみました。そこには、顧客の不安や懸念を軽減するための、自社のサービスにおける取り組み・対応の明言と、温かい心遣いの感じられるメッセージがありました。

このタイミングで受け取ったこのメッセージに、わたしはホッとする気持ちになりました。自らの名前でそのメッセージを出すその会社・代表者への信頼感を覚えました。

そしてふと気づいてみると、わたしのもとに届いたこのような「メッセージ」メルマガは、すべて外資の会社からのもの。これは、たまたまそうだったのかもしれないけれど、企業文化の違いが現れるのかな、とも。

ともあれ自らを省みて、お客さまを思いやる気持ちを行動で示すことができていたかというと、猛省。「メルマガでメッセージ」の根底にある心遣いに思いをはせ、わたしも倣いたいと思いました。まずは微力ながら「わたしにできること」を打ち出していきたいと思います。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。