こんにちは!ふじゆりです。
昨日は入門している南方流茶道会の懐石茶会でした。
毎回お茶会の前日は、準備のお手伝いに入ります。
境内内の掃除、設えなど。
準備を手伝うこと自体にたくさんの学びがあります。
今回はさらに、懐石料理の下ごしらえの様子を拝見することができました。
南方流茶道の懐石茶会で供されるお料理は
すべて茶道会員による手づくり。
丁寧に作られたお料理が朱色の膳に並ぶのを想像するだけでもわくわくします。
お茶会当日は、茶室の水屋はもちろん、お給仕も大切な役目です。
先生方の指導に従い、ひとつひとつ覚えていきます。
さて、懐石茶会。
客としても裏方としても、初体験のワタクシ。
先生方に「長丁場になるから、がんばろうね」と言われておりました。
果たしてその実態は
一席が四時間に及ぶ贅沢な茶席の体験となりました。
炭手前にはじまり
別室で懐石料理をゆるりといただき
あらためて茶室に通されれば
そこには見事に炭が熾り
濃茶、淡茶と美しい手さばきのお手前に感動。
四時間というと長そうですが
客としてその場におりますと
まったく長く感じられません。
目の前で行われていること一つ一つに集中する贅沢。
すべて終わり時計を見て
あら、いつのまにか四時間も経っていたのね!
というのが正直なところでした。
それでも視点を転じてみれば
亭主をつとめあげる方の集中力に
ただただ敬意がこみあげます。
このように贅沢に時間を使ってのお茶会は
南方流独自のもので
代々受け継がれてきたものだということです。
そんな和尚さまのお話に
あらためてここにご縁をいただいた幸運を深く感じた一日でした。