こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
我が家の味噌の味。
毎日の味噌汁はじめ、味噌消費量の多い我が家。できるだけ自分で仕込もうと思っているものの、昨冬は気がついたら大豆を買い損ねて、仕込めず仕舞いでした。
春先に、北九州にある粷屋さんから「あとは混ぜるだけ」の「味噌仕込みセット」のご案内をいただき、まったく作らないよりはいいよね、と試しに仕込んだものを、この秋から食べ始めています。
いつもは麦麹で麦味噌を仕込むのですが、今回はお試しついでに、米麹と麦麹の合わせ味噌。樽に塩と麹とつぶし大豆を混ぜて詰めていくだけという、とても簡単な仕込み。同じ材料でその麹屋さんが作っていた合わせ味噌を買って、食べて、「なるほどこんな味に仕上がるのね」と思っていました。
さて、初めての合わせ味噌。食べてみての家族の感想は「いつもとそんなに変わらないよね」というもの。「いつもは麦だけど、今回は合わせ味噌」といっても、「んー、食べなれた味って感じだけど」と。逆に、同じ材料で仕込んでいた麹屋さんの味噌には「味がちょっと違うね」と反応。
「何が同じで、何が違うのか」を比べた結果至った結論は、我が家の味噌の味は、わたしの手による菌の味なのかも!、ということ。もしやと思って検索してみたら、出てきました。同じ材料で作っても、家家で味噌の味が変わってくるのは、それぞれが持つ菌の違いによるもので、常在菌と呼ぶそうです。 仕込みの最後に、わたしの手で混ぜ込んだので、我が家仕様の味噌に仕上がったのですね。