日本現代陶芸の逸品鑑賞体験会

日本現代陶芸の逸品鑑賞体験会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

日本現代陶芸の逸品鑑賞体験会。

いつもお世話になっている銀座黒田陶苑さんによる、初の上海イベント。2019年11月下旬にスタートしていましたが、このたびダンナ・藤吉憲典も顔を出してまいりました。上の写真は、今企画のパンフレット。展示の趣旨と、各作家の特長がとても丁寧に説明されています。

出品している13名の作家さんの作品の顔ぶれを拝見すると、パンフレットの紹介文に「独特の個性と独自風格」とあるとおり、存在感のある器ばかりです。そのなかの一人として藤吉憲典を取り上げていただいたことを、とても嬉しく思います。

作家来場ということで、急遽開催されたアーティストトークや描画のデモンストレーション。事前告知がなかったにも関わらず、たくさんのお客さまが集まってくださって、ダンナ曰く「あんまり人が多いから緊張して胃が痛くなった」と(笑)

上海での展示は個展を含め三回目。今回も、熱心に作家の話に耳を傾け作品をご覧になるお客さまに出会えたと、喜んでおりました。歴史的に中国から多くを学んできた日本のやきもの文化。上海の方々が日本のやきもの文化に興味を持ってくださることは、その担い手としてとても嬉しいことなのです。

「芸術と日常生活の高度な融合」である日本現代陶芸。上海にお住まいの方、訪問の機会のある方は、ぜひのぞいてみませんか。会期は2020年2月16日までです。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。