津屋崎浜

映画『グーニーズ』の記憶。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

映画『グーニーズ』の記憶。

今朝、ラジオから、映画監督のリチャード・ドナー氏がお亡くなりになったというニュースが流れてきました。映画は「観るだけ」のわたし、リチャード・ドナー氏と名前を聞いてもわかりませんでしたが、『スーパーマン』『リーサルウェポン』『グーニーズ』などの監督をした方だと聞いて、「あ!」と思ったところでした。

最近、なぜか息子が『グーニーズ』にハマり繰り返し観ているので、一緒になって懐かしく観ていたのでした。まさに先週末も観たところ。そういえばテレビでも、ひと月ほど前に放送されていたようです。グーニーズは「スティーブン・スピルバーグ製作」と知っていましたが、監督がリチャード・ドナー氏だったのですね。

グーニーズと言えば、主題歌を歌ったシンディ・ローパー。息子から「これいつ頃の映画なの?」と聞かれて「お母さんが中学生ぐらいの時」とすぐに返事ができたのは、洋楽を聴き漁っていた当時、数々のプロモーションビデオのなかでもシンディ・ローパーのインパクトは強烈だったから。正確には1985年公開、36年前の映画だそうです。

ストーリーは、こういってはなんですが、子どもたちを主役としたありがちな冒険ものという感じで、特別面白い感じではありません(あくまでも私見です!)。ただ子どもたちそれぞれのキャラクターが素晴らしい。なかでもわたしがずっと一番気に入っているのは、ふっくらとして食いしん坊でいたずら好きのチャンク。とにかく見ていて笑わせてくれるのです。その笑わせ方が、ビジュアル的なインパクトはもちろんありながら、そこに頼るのではなく、きちんと演出されている知的なものを感じさせるのです。そして、優しさも感じます。とにかくチャンクの登場するシーンは見逃せません。

今朝のニュースを受けて検索してみたら、「シネマトゥデイ」に、2021年6月にアップしたばかりの『グーニーズ』関連記事がありました。その記事によると、わたしのお気に入り「チャンク(本名ジェフ・B・コーエン氏)」は、現在なんと弁護士として法律事務所を経営しているとか。

映画もまた、後々までたくさんの人を楽しませることができる仕事ですね。すごいことだな、いい仕事だなと、あらためて思いました。リチャード・ドナー氏のご冥福をお祈りいたします。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。