ロンドンケンジントン宮殿

映画『ダウントン・アビー』観てきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

映画『ダウントン・アビー』観てきました。

2020年の映画一発目。今年は何本観に行けるかな、楽しみです。写真はロンドンケンジントン宮殿。

人気テレビシリーズの映画化ということでしたが、まったく予備知識無しで観てまいりました。1920年代のイギリスヨークシャー地方伯爵家のカントリーハウスを舞台とした物語。おおよそ100年前のお話。

面白かったです。ロマンス、スキャンダル、陰謀、家族の確執、階級社会の裏表など、分かりやすいストーリーが喜劇的に味付けされていて、思わず何度もニヤリとしました。当時のイギリスが抱えていた社会問題や不安が背景にちりばめてあるものの、小難しいところはひとつもなく、すっきりと楽しめる映画でした。

あとからテレビドラマ版のおさらい動画を見たところ、テレビドラマ版のストーリーの方が、かなり波乱万丈だったようですね。

登場人物が皆とても魅力的でした。それぞれ欠落した部分を抱えていながら(あるいは、だからこそ)憎めない。キャラクター設定がしっかりしていて特長を覚えやすいというのは、物語を面白くする大きな要素なのですね。

それにしても、広々とした丘陵地に立つ邸宅を臨む景色の美しさ。これを見るためだけにでも、映画館に足を運んでよかったと思いました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。